高校物理の公式と概念250枚 成り立つ条件まで1枚に
物理の失点の多くは、公式を忘れたからではなく、成り立たない場面で使ったからです。
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力学的エネルギー保存則を書けても、摩擦がある斜面で使ってしまえば答えは合いません。運動量保存則を覚えていても、外力が働く系に当てはめれば同じことです。物理でつまずくのは公式の暗記ではなく、その公式がいつ使えていつ使えないのかを言葉にしていないところにあります。 このデッキは250枚で、1枚に1つの公式か概念を置いています。裏は三行に固定してあり、「意味」がそれが何を述べているのかを一文で書き、「要点」が式を言葉と記号で示して使う場面を添え、「注意」が成り立つ条件や混同しやすい量との違いを名指しします。構成は、力学、熱と気体、波動、電気と磁気、原子と原子核の五つに分けました。 数値の代入は入れていません。物理で必要なのは計算の練習と、どの関係を選ぶかの判断で、後者は問題を解く前に決まります。間隔反復で回すと、条件まで込みで身についた式は出てこなくなり、いつも当てはめ先を間違える式だけが戻ってきます。
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収録カード
全250枚から代表100枚を表示しています。
| 表 | 裏 |
|---|---|
| 速度と速さ | 意味:位置の変化を時間で割った量と、その大きさ。 要点:速度はベクトルで向きをもち、速さはスカラーになる。 注意:往復すると平均の速さは0にならないが、平均の速度は0になる。 |
| 等加速度直線運動の式 | 意味:加速度が一定の直線運動を表す3つの関係。 要点:v = v0 + at、x = v0t + at2乗の半分、v2乗 - v0の2乗 = 2ax が成り立つ。 注意:加速度が変わる運動には使えない。一定であることが条件になる。 |
| 相対速度 | 意味:観測者から見た物体の速度。 要点:相手の速度から自分の速度を引いて求める。 注意:引く向きを間違えやすい。誰から見た速度かを先に決める。 |
| 鉛直投げ上げ | 意味:上向きに初速度を与えた後、重力だけを受ける運動。 要点:最高点で速度が0になるが加速度は0にならない。 注意:最高点で加速度が0になると考えない。重力は働き続ける。 |
| 力の合成と分解 | 意味:複数の力を1つにまとめること、1つの力を成分に分けること。 要点:平行四辺形の法則に従う。直交する成分に分けると計算しやすい。 注意:大きさをそのまま足さない。向きを含めて合成する。 |
| 慣性の法則 | 意味:力を受けない物体は静止か等速直線運動を続けるという法則。 要点:運動の第一法則にあたる。慣性系で成り立つ。 注意:動くのに力が要るのではない。速度を変えるのに力が要る。 |
| 重力と質量 | 意味:物体が地球から受ける力と、物体そのものの量。 要点:重力は質量に重力加速度を掛けたものになる。 注意:場所によって重力は変わるが質量は変わらない。 |
| 静止摩擦力 | 意味:静止している物体に働き、動き出すのを妨げる摩擦力。 要点:加えた力と釣り合うように大きさが変わる。上限が最大摩擦力になる。 注意:常に最大値をとるのではない。釣り合う分だけ働く。 |
| 張力 | 意味:糸やひもが引く力。 要点:軽い糸では両端で大きさが等しい。滑車を通しても変わらない。 注意:糸の質量を考える場合は場所で変わる。前提を確かめる。 |
| 圧力 | 意味:面に垂直に働く力を面積で割った量。 要点:液体中では深さに比例して増える。 注意:力そのものではない。同じ力でも面積が違えば圧力が変わる。 |
| 剛体のつり合い | 意味:大きさのある物体が静止する条件。 要点:力の合力が0で、かつ任意の点のまわりの力のモーメントの和が0になる。 注意:力のつり合いだけでは足りない。回転しないことも要る。 |
| 重心 | 意味:物体の各部分に働く重力をまとめたときの作用点。 要点:一様な物体では対称の中心にある。支えると釣り合う点になる。 注意:物体の内部にあるとは限らない。ドーナツ形では外にある。 |
| 仕事 | 意味:力が物体を動かしたときにする働きの量。 要点:力の大きさと、力の向きの変位成分との積で表す。 注意:力を加えても動かなければ仕事は0になる。 |
| 運動エネルギー | 意味:運動している物体がもつエネルギー。 要点:質量と速さの2乗の積の半分で表す。 注意:速さの2乗に比例する。速さが2倍なら4倍になる。 |
| 弾性エネルギー | 意味:変形したばねなどが蓄えるエネルギー。 要点:ばね定数と伸びの2乗の積の半分で表す。 注意:伸びに比例するのではない。2乗に比例する。 |
| 保存力と非保存力 | 意味:経路によらず仕事が決まる力と、経路によって変わる力。 要点:重力と弾性力は保存力、摩擦力は非保存力になる。 注意:位置エネルギーが定義できるのは保存力だけである。 |
| 運動量 | 意味:質量と速度の積で表されるベクトル量。 要点:向きをもち、力積と結びつく。 注意:運動エネルギーとは別である。運動量は向きをもつ。 |
| 弾性衝突と非弾性衝突 | 意味:運動エネルギーが保存される衝突と、失われる衝突。 要点:完全非弾性衝突では合体して一体になる。 注意:運動量はどちらでも保存する。エネルギーだけが違う。 |
| 等速円運動 | 意味:一定の速さで円を描く運動。 要点:速度の向きが絶えず変わるため加速度がある。加速度は中心を向く。 注意:速さは一定でも速度は一定でない。向きが変わる。 |
| 向心力 | 意味:円運動を続けさせる、中心を向く力。 要点:張力や重力や垂直抗力など、実在する力がその役を果たす。 注意:新しい種類の力ではない。役割の名前である。 |
| 単振動 | 意味:変位に比例し向きが逆の力を受けて往復する運動。 要点:等速円運動を一方向に射影した運動として表せる。 注意:往復運動すべてが単振動ではない。復元力が比例することが条件になる。 |
| 単振り子 | 意味:糸の先におもりをつけて振らせる装置。 要点:振れ角が小さいとき単振動とみなせる。周期は糸の長さと重力加速度で決まる。 注意:おもりの質量によらない。振れ角が大きいと式が成り立たない。 |
| 万有引力の法則 | 意味:2つの物体が質量の積に比例し距離の2乗に反比例する力で引き合うという法則。 要点:比例定数を万有引力定数という。 注意:距離は中心間の距離である。表面からの高さではない。 |
| ケプラーの法則 | 意味:惑星の運動を表す3つの法則。 要点:楕円軌道、面積速度一定、周期の2乗が半長軸の3乗に比例することを述べる。 注意:万有引力の法則から導かれる。観測から先に見いだされた。 |
| エネルギーの単位 | 意味:仕事とエネルギーを表す単位。 要点:ジュールを使い、ニュートンとメートルの積に等しい。 注意:仕事率のワットと混同しない。ワットは毎秒である。 |
| 次元と単位の確認 | 意味:式の両辺の単位が一致するかを調べる方法。 要点:式を取り違えたときに気づける。 注意:数値が合っても単位が合わなければ式が誤っている。 |
| 連結した物体の運動 | 意味:糸などでつながれた物体が一緒に動く運動。 要点:全体を1つと見て加速度を求め、次に個々の物体で張力を求める。 注意:張力は外力ではない。全体で見ると打ち消し合う。 |
| 動く床の上の運動 | 意味:加速する台の上での物体の運動。 要点:床に固定した観測者から見るか、台とともに動く観測者から見るかで扱いが変わる。 注意:台とともに見るときは慣性力を加える。忘れると式が合わない。 |
| 系の取り方 | 意味:どこまでを一つのまとまりとして考えるかの選択。 要点:系の内部の力は外力にならない。保存則が使えるかが変わる。 注意:系を決めずに保存則を使わない。何が外力かが決まらない。 |
| 束縛条件 | 意味:物体の動きが糸や面によって制限される条件。 要点:糸が伸びない、面から離れないなどの関係が式になる。 注意:力だけでは解けない。幾何的な関係が必要になる。 |
| 空気抵抗と終端速度 | 意味:速さとともに増す抵抗力と、それが重力と釣り合ったときの一定の速さ。 要点:終端速度では加速度が0になる。 注意:速度が0になるのではない。加速が止まるだけである。 |
| 運動の三法則 | 意味:慣性の法則、運動方程式、作用反作用の法則の三つ。 要点:力学の出発点になる。 注意:第三法則は2物体の関係である。1物体のつり合いと混同しない。 |
| 温度と熱運動 | 意味:物体を構成する粒子の乱雑な運動の激しさを表す量。 要点:絶対温度は粒子の運動エネルギーの平均に比例する。 注意:熱そのものではない。熱は移動するエネルギーである。 |
| 比熱 | 意味:物質1グラムの温度を1ケルビン上げるのに必要な熱量。 要点:水は比熱が大きく、温まりにくく冷めにくい。 注意:熱容量とは違う。比熱は物質固有の値である。 |
| 熱量の保存 | 意味:外部と熱のやり取りがなければ、失った熱量と得た熱量が等しくなる関係。 要点:熱平衡に達したときの温度を求めるのに使う。 注意:温度の平均にはならない。熱容量の重みが付く。 |
| 潜熱 | 意味:状態変化のときに出入りし、温度を変えない熱。 要点:融解熱と蒸発熱がある。蒸発熱のほうが大きい。 注意:加熱しているのに温度が上がらない区間の説明になる。 |
| 熱膨張 | 意味:温度が上がると物体の長さや体積が増える現象。 要点:線膨張率や体膨張率で表す。 注意:水は4度付近で例外的にふるまう。温度を下げると膨張する。 |
| ボイルの法則 | 意味:温度一定のとき気体の体積が圧力に反比例するという法則。 要点:圧力と体積の積が一定になる。 注意:温度が変わるときは使えない。条件を確かめる。 |
| ボイル・シャルルの法則 | 意味:圧力と体積の積を絶対温度で割った値が一定になるという法則。 要点:物質量が変わらない場合に使える。 注意:気体が出入りする場合には使えない。閉じた系が前提になる。 |
| 分子運動論 | 意味:気体の圧力や温度を分子の運動から説明する考え。 要点:圧力は分子が壁に衝突する力積の総和として説明される。 注意:分子1個の運動ではない。多数の平均として扱う。 |
| 内部エネルギー | 意味:物体を構成する分子がもつ運動エネルギーと位置エネルギーの総和。 要点:単原子分子の理想気体では絶対温度だけで決まる。 注意:熱とは違う。内部エネルギーは状態量である。 |
| 定積変化 | 意味:体積を変えずに熱を与える変化。 要点:気体は仕事をせず、与えた熱がすべて内部エネルギーになる。 注意:仕事が0であって熱が0ではない。 |
| 等温変化 | 意味:温度を一定に保ったまま進む変化。 要点:内部エネルギーが変わらないので、与えた熱がすべて仕事になる。 注意:熱を与えても温度が上がらない。ゆっくり進めることが前提になる。 |
| モル比熱 | 意味:気体1モルの温度を1ケルビン上げるのに必要な熱量。 要点:定積モル比熱と定圧モル比熱があり、後者のほうが大きい。 注意:差は気体定数に等しい。仕事の分だけ多く要る。 |
| 熱効率 | 意味:受け取った熱のうち仕事になった割合。 要点:仕事を吸収した熱量で割って求める。 注意:1にはならない。上限が理論的に決まっている。 |
| 熱力学第二法則 | 意味:熱が自然には低温から高温へ移らないという法則。 要点:熱効率に上限がある理由になる。 注意:第一法則とは別のことを述べる。エネルギー量ではなく向きの話である。 |
| 熱と仕事の等価性 | 意味:熱も仕事もエネルギーのやり取りの形であるという考え。 要点:ジュールの実験で確かめられた。 注意:同じ単位で測れる。カロリーとジュールは換算できる。 |
| 波 | 意味:媒質の振動が次々と伝わっていく現象。 要点:波形は進むが媒質そのものは移動しない。 注意:物質が運ばれるのではない。運ばれるのはエネルギーである。 |
| 周期と振動数 | 意味:1回振動する時間と、1秒間の振動回数。 要点:互いに逆数の関係にある。振動数の単位はヘルツになる。 注意:波の速さとは別である。速さは波長と振動数の積になる。 |
| 波の重ね合わせの原理 | 意味:複数の波が重なるとき、変位が単純に足し合わされるという原理。 要点:重なった後もそれぞれの波は形を変えず進む。 注意:波は衝突しない。通り抜ける。 |
| 定常波 | 意味:同じ波長と振幅の波が逆向きに進んで重なってできる、進まない波。 要点:動かない節と大きく振れる腹ができる。 注意:波が止まっているのではない。二つの波の重なりの結果である。 |
| 反射の法則 | 意味:入射角と反射角が等しいという法則。 要点:角は境界面の法線から測る。 注意:面から測るのではない。法線から測る。 |
| 屈折率 | 意味:媒質の中で波の速さがどれだけ遅くなるかを表す量。 要点:真空中の速さを媒質中の速さで割って求める。 注意:大きいほど速く進むのではない。遅くなる。 |
| 回折 | 意味:波が障害物の背後に回り込む現象。 要点:波長がすき間の幅に近いほど顕著になる。 注意:音がよく回り込むのは波長が長いためである。光は回り込みにくい。 |
| 回折格子 | 意味:細かい溝を多数刻んで光を分光する素子。 要点:格子定数と回折角から波長を求められる。 注意:プリズムと分け方の向きが違う。波長の長い光ほど大きく曲がる。 |
| 音の三要素 | 意味:音の高さ、大きさ、音色。 要点:高さは振動数、大きさは振幅、音色は波形で決まる。 注意:大きな音ほど高いのではない。別の要素である。 |
| うなり | 意味:振動数がわずかに違う2つの音が重なって強弱が周期的に変わる現象。 要点:1秒あたりのうなりの回数は振動数の差に等しい。 注意:音の高さが変わるのではない。大きさが周期的に変わる。 |
| 開口端補正 | 意味:管の開いた端で腹の位置が管の外側にずれる分。 要点:共鳴の実験で波長を正確に求めるために考える。 注意:無視すると波長がずれる。二つの共鳴点の差を使うと影響を消せる。 |
| 音源が動く場合のドップラー効果 | 意味:音源の運動によって波長そのものが変わる場合。 要点:前方では波長が縮み、後方では伸びる。 注意:音速は変わらない。変わるのは波長である。 |
| 光の速さ | 意味:真空中を光が進む速さ。 要点:どの慣性系から見ても同じ値になる。 注意:媒質中では遅くなる。真空中の値が最大になる。 |
| 偏光 | 意味:振動方向がそろった光。 要点:光が横波であることの証拠になる。 注意:音では起こらない。縦波には偏光がない。 |
| 実像と虚像 | 意味:光が実際に集まってできる像と、光の延長線上にできる像。 要点:実像はスクリーンに映せるが虚像は映せない。 注意:見えるかどうかではない。光が実際に集まるかどうかで分ける。 |
| 球面鏡 | 意味:凹面鏡と凸面鏡。 要点:凹面鏡は光を集め、凸面鏡は広げる。 注意:レンズと符号の約束が違うことがある。定義を確かめて使う。 |
| 波の独立性 | 意味:重なり合った後も各々の波が影響を受けずに進む性質。 要点:重ね合わせの原理と対になる。 注意:衝突して跳ね返るのではない。すり抜ける。 |
| 波面と射線 | 意味:同位相の点をつないだ面と、その面に垂直な進行方向を示す線。 要点:波面が平面なら平面波、球面なら球面波になる。 注意:射線は波面に垂直になる。平行ではない。 |
| 電荷 | 意味:物体が帯びる電気の量。 要点:正と負があり、同種は反発し異種は引き合う。単位はクーロンになる。 注意:電気量は保存する。移動するだけで生まれたり消えたりしない。 |
| 電場 | 意味:電荷が周囲の空間に及ぼす影響を表す量。 要点:単位電荷が受ける力として定義される。ベクトル量である。 注意:電位とは別である。電場はベクトル、電位はスカラーになる。 |
| 電位 | 意味:単位電荷がもつ位置エネルギー。 要点:電場の中で高い側から低い側へ正電荷が動く。単位はボルトになる。 注意:基準の取り方で値が変わる。差だけが意味をもつ。 |
| 静電誘導 | 意味:導体に帯電体を近づけると電荷が偏る現象。 要点:近い側に異種の電荷が集まる。全体の電気量は変わらない。 注意:誘電分極とは違う。導体では電荷が自由に動く。 |
| コンデンサー | 意味:電荷を蓄える素子。 要点:蓄えられる電気量は電圧に比例し、比例定数を電気容量という。 注意:電流を流し続けるものではない。充電が終われば流れなくなる。 |
| 誘電体を入れたコンデンサー | 意味:極板の間に不導体を入れたコンデンサー。 要点:誘電分極により電場が弱まり、電気容量が大きくなる。 注意:電気容量は誘電率の比の分だけ増える。減るのではない。 |
| 電流 | 意味:単位時間に断面を通過する電気量。 要点:正電荷が動く向きを正の向きとする。単位はアンペアになる。 注意:実際に動くのは電子で、向きは電流と逆になる。 |
| 抵抗の接続 | 意味:直列と並列でのつなぎ方。 要点:直列では和になり、並列では逆数の和になる。 注意:コンデンサーと逆になる。どちらの素子かを先に確かめる。 |
| 電力と電力量 | 意味:単位時間あたりに消費するエネルギーと、その総量。 要点:電力は電圧と電流の積、電力量は電力と時間の積になる。 注意:単位が違う。電力はワット、電力量はワット秒やジュールになる。 |
| 分流器と倍率器 | 意味:電流計と電圧計の測定範囲を広げる抵抗。 要点:分流器は並列に、倍率器は直列につなぐ。 注意:つなぐ位置が逆になる。目的を確かめて選ぶ。 |
| 磁場 | 意味:磁気的な力が働く空間の性質を表す量。 要点:ベクトル量で、磁力線の向きで表される。 注意:電場とは別である。電荷ではなく動く電荷や磁石が源になる。 |
| 電流が磁場から受ける力 | 意味:磁場中の電流が受ける力。 要点:大きさは磁束密度と電流と長さの積になる。向きはフレミングの左手の法則で決まる。 注意:電流と磁場が平行なら力は働かない。角度が関わる。 |
| ローレンツ力 | 意味:磁場中を動く荷電粒子が受ける力。 要点:速度と磁場の両方に垂直な向きに働く。仕事をしない。 注意:速さを変えない。向きだけを変える。 |
| 電磁誘導 | 意味:コイルを貫く磁束が変化すると起電力が生じる現象。 要点:ファラデーの法則で表される。 注意:磁束が大きいことではなく、変化することが条件になる。 |
| 導体棒に生じる起電力 | 意味:磁場中を動く導体棒の両端に生じる電位差。 要点:磁束密度と長さと速さの積で表せる。 注意:電流が流れなくても起電力は生じる。回路が閉じているかは別の話である。 |
| 相互誘導 | 意味:隣り合うコイルの一方の電流変化が他方に起電力を生む現象。 要点:変圧器の原理になる。 注意:直接つながっていなくても起こる。磁束を共有することが条件になる。 |
| 交流の発生 | 意味:磁場中でコイルを回転させて周期的に変わる起電力を得る仕組み。 要点:起電力は正弦的に変化する。 注意:回転そのものが電気を生むのではない。磁束の変化が生む。 |
| 交流におけるコイルとコンデンサー | 意味:交流回路での抵抗のような働き。 要点:コイルは高い振動数ほど通しにくく、コンデンサーは通しやすい。 注意:働きの向きが逆になる。どちらか一方で覚えると取り違える。 |
| 共振回路 | 意味:コイルとコンデンサーを組み合わせ、特定の振動数で電流が最大になる回路。 要点:同調に使われる。共振振動数はコイルとコンデンサーの値で決まる。 注意:抵抗では決まらない。抵抗は鋭さに関わる。 |
| 送電 | 意味:電力を遠くへ送る仕組み。 要点:高電圧にすると同じ電力でも電流が小さくなり、損失が減る。 注意:電圧を上げると危険が増える。だから使用時には下げる。 |
| 電流の担い手 | 意味:物質によって電流を運ぶ粒子が違うこと。 要点:金属では自由電子、電解質水溶液ではイオンが運ぶ。 注意:どちらも電流だが担い手が違う。半導体では正孔も関わる。 |
| 回路の対称性の利用 | 意味:同じ電位の点をまとめて回路を簡単にする方法。 要点:対称な回路で計算量を大きく減らせる。 注意:電位が等しいことを確かめてから使う。見た目の対称だけでは足りない。 |
| コンデンサーの過渡現象 | 意味:充電や放電の途中で電流と電圧が時間とともに変わる現象。 要点:充電直後は電流が大きく、十分時間がたつと0になる。 注意:定常状態だけを考えると途中の様子を見誤る。 |
| 接地 | 意味:回路の一点を大地につないで電位の基準にすること。 要点:電位を0と定める。安全のためにも使われる。 注意:電流を流すためではない。基準を決める操作である。 |
| 磁性体 | 意味:磁場の中で磁化される物質。 要点:強磁性体、常磁性体、反磁性体に分かれる。 注意:鉄だけが磁性体ではない。程度の差で分類される。 |
| 静電気力と重力の比較 | 意味:同じ距離の2乗に反比例する2つの力の違い。 要点:静電気力のほうが桁違いに強い。引力にも斥力にもなる。 注意:原子の中では重力を無視できる。大きさの差が理由になる。 |
| 光電効果 | 意味:金属に光を当てると電子が飛び出す現象。 要点:振動数が限界振動数を超えないと起こらない。光の強さは電子の数を決める。 注意:光を強くしても限界振動数以下では起こらない。波動説では説明できない。 |
| 物質波 | 意味:粒子が波としての性質をもつという考え。 要点:ド・ブロイが提唱し、波長は運動量に反比例する。 注意:大きな物体でも波長は定義できるが、極端に短く観測できない。 |
| 原子の構造 | 意味:中心の原子核とそのまわりの電子からなる構造。 要点:原子核は陽子と中性子でできる。原子の大きさは電子の広がりで決まる。 注意:原子核は原子に比べて極端に小さい。ほとんどが空間である。 |
| エネルギー準位 | 意味:原子内の電子がとりうるとびとびのエネルギーの値。 要点:準位間を移るときに光子を出したり吸ったりする。 注意:連続の値をとらない。線スペクトルになる理由である。 |
| 原子核の構成 | 意味:陽子と中性子からなる原子の中心。 要点:陽子の数が原子番号、陽子と中性子の和が質量数になる。 注意:陽子どうしは反発する。核力が結びつけている。 |
| 放射線の種類 | 意味:アルファ線、ベータ線、ガンマ線の三つ。 要点:アルファ線はヘリウムの原子核、ベータ線は電子、ガンマ線は電磁波である。 注意:透過力と電離作用の順序が逆になる。アルファ線は透過力が弱く電離作用が強い。 |
| ガンマ崩壊 | 意味:励起した原子核が電磁波を放って安定になる過程。 要点:原子番号も質量数も変わらない。 注意:他の崩壊に伴って起こることが多い。単独では核種が変わらない。 |
| 質量欠損 | 意味:原子核の質量が構成粒子の質量の和より小さいこと。 要点:その差が結合エネルギーに対応する。 注意:質量が消えたのではない。エネルギーに対応している。 |
| 核融合 | 意味:軽い原子核が結びついて重い原子核になる反応。 要点:太陽のエネルギー源になっている。 注意:高温高圧が要る。反発を越えるためである。 |
よくある質問
各セクションの枚数はどうなっていますか。
力学が75枚、熱と気体が35枚、波動が45枚、電気と磁気が65枚、原子と原子核が30枚で、合計250枚です。すべてのカードにセクションと小項目のタグが付いているので、力学だけ、波動だけといった絞り込みができます。
計算問題は入っていますか。
数値を代入した計算は入っていません。代わりに、その計算を始める前に決めなければならないことを扱っています。どの保存則が使えるか、どの向きを正とするか、どの近似が許されるかといった判断です。計算の速さは問題演習で身につきます。
物理基礎の範囲も含まれますか。
含まれます。運動の表し方、力のつり合い、仕事とエネルギー、波の基本、電気回路といった内容は物理基礎と重なります。そのうえで、剛体の回転や電磁誘導、原子核のように物理の範囲まで扱っているので、両方の学習に使えます。
無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?
はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで250枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。
同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?
重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。
Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?
はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。
取り込んだカードを自分向けに直せますか?
はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。
高校物理の公式と概念250枚 成り立つ条件まで1枚に
無料プランのまま全カードを追加できます。取り込み時にAI生成を実行しないので、AIクレジットも減りません。追加にはMemlyのアカウントが必要です。
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公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。編集基準日2026-08-31。