高校物理の公式と概念250枚 成り立つ条件まで1枚に

物理の失点の多くは、公式を忘れたからではなく、成り立たない場面で使ったからです。

250枚最終更新
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力学的エネルギー保存則を書けても、摩擦がある斜面で使ってしまえば答えは合いません。運動量保存則を覚えていても、外力が働く系に当てはめれば同じことです。物理でつまずくのは公式の暗記ではなく、その公式がいつ使えていつ使えないのかを言葉にしていないところにあります。 このデッキは250枚で、1枚に1つの公式か概念を置いています。裏はまず答えを一文で示し、多くはそのあとに成り立つ条件や混同しやすい量との違いを短く添えます。構成は、力学、熱と気体、波動、電気と磁気、原子と原子核の五つに分けました。 数値の代入は入れていません。物理で必要なのは計算の練習と、どの関係を選ぶかの判断で、後者は問題を解く前に決まります。間隔反復で回すと、条件まで込みで身についた式は出てこなくなり、いつも当てはめ先を間違える式だけが戻ってきます。

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収録カード

全250枚から代表100枚を表示しています。

表裏
速度と速さとは?位置の変化を時間で割った量と、その大きさ。 往復すると平均の速さは0にならないが、平均の速度は0になる。
等加速度直線運動の式とは?加速度が一定の直線運動を表す3つの関係。 加速度が変わる運動には使えない。一定であることが条件になる。
相対速度とは?観測者から見た物体の速度。 引く向きを間違えやすい。誰から見た速度かを先に決める。
鉛直投げ上げとは?上向きに初速度を与えた後、重力だけを受ける運動。 最高点で加速度が0になると考えない。重力は働き続ける。
力の合成と分解とは?複数の力を1つにまとめること、1つの力を成分に分けること。 大きさをそのまま足さない。向きを含めて合成する。
慣性の法則とは?力を受けない物体は静止か等速直線運動を続けるという法則。 動くのに力が要るのではない。速度を変えるのに力が要る。
重力と質量とは?物体が地球から受ける力と、物体そのものの量。 場所によって重力は変わるが質量は変わらない。
静止摩擦力とは?静止している物体に働き、動き出すのを妨げる摩擦力。 常に最大値をとるのではない。釣り合う分だけ働く。
張力とは?糸やひもが引く力。 糸の質量を考える場合は場所で変わる。前提を確かめる。
圧力とは?面に垂直に働く力を面積で割った量。 力そのものではない。同じ力でも面積が違えば圧力が変わる。
剛体のつり合いとは?大きさのある物体が静止する条件。 力のつり合いだけでは足りない。回転しないことも要る。
重心とは?物体の各部分に働く重力をまとめたときの作用点。 物体の内部にあるとは限らない。ドーナツ形では外にある。
仕事とは?力が物体を動かしたときにする働きの量。 力を加えても動かなければ仕事は0になる。
運動エネルギーとは?運動している物体がもつエネルギー。 速さの2乗に比例する。速さが2倍なら4倍になる。
弾性エネルギーとは?変形したばねなどが蓄えるエネルギー。 伸びに比例するのではない。2乗に比例する。
保存力と非保存力とは?経路によらず仕事が決まる力と、経路によって変わる力。 位置エネルギーが定義できるのは保存力だけである。
運動量とは?質量と速度の積で表されるベクトル量。 運動エネルギーとは別である。運動量は向きをもつ。
弾性衝突と非弾性衝突とは?運動エネルギーが保存される衝突と、失われる衝突。 運動量はどちらでも保存する。エネルギーだけが違う。
等速円運動とは?一定の速さで円を描く運動。 速さは一定でも速度は一定でない。向きが変わる。
向心力とは?円運動を続けさせる、中心を向く力。 新しい種類の力ではない。役割の名前である。
単振動とは?変位に比例し向きが逆の力を受けて往復する運動。 往復運動すべてが単振動ではない。復元力が比例することが条件になる。
単振り子とは?糸の先におもりをつけて振らせる装置。 おもりの質量によらない。振れ角が大きいと式が成り立たない。
万有引力の法則とは?2つの物体が質量の積に比例し距離の2乗に反比例する力で引き合うという法則。 距離は中心間の距離である。表面からの高さではない。
ケプラーの法則とは?惑星の運動を表す3つの法則。 万有引力の法則から導かれる。観測から先に見いだされた。
エネルギーの単位とは?仕事とエネルギーを表す単位。 仕事率のワットと混同しない。ワットは毎秒である。
次元と単位の確認とは?式の両辺の単位が一致するかを調べる方法。 数値が合っても単位が合わなければ式が誤っている。
連結した物体の運動とは?糸などでつながれた物体が一緒に動く運動。 張力は外力ではない。全体で見ると打ち消し合う。
動く床の上の運動とは?加速する台の上での物体の運動。 台とともに見るときは慣性力を加える。忘れると式が合わない。
系の取り方とは?どこまでを一つのまとまりとして考えるかの選択。 系を決めずに保存則を使わない。何が外力かが決まらない。
束縛条件とは?物体の動きが糸や面によって制限される条件。 力だけでは解けない。幾何的な関係が必要になる。
空気抵抗と終端速度とは?速さとともに増す抵抗力と、それが重力と釣り合ったときの一定の速さ。 速度が0になるのではない。加速が止まるだけである。
運動の三法則とは?慣性の法則、運動方程式、作用反作用の法則の三つ。 第三法則は2物体の関係である。1物体のつり合いと混同しない。
温度と熱運動とは?物体を構成する粒子の乱雑な運動の激しさを表す量。 熱そのものではない。熱は移動するエネルギーである。
比熱とは?物質1グラムの温度を1ケルビン上げるのに必要な熱量。 熱容量とは違う。比熱は物質固有の値である。
熱量の保存とは?外部と熱のやり取りがなければ、失った熱量と得た熱量が等しくなる関係。 温度の平均にはならない。熱容量の重みが付く。
潜熱とは?状態変化のときに出入りし、温度を変えない熱。 加熱しているのに温度が上がらない区間の説明になる。
熱膨張とは?温度が上がると物体の長さや体積が増える現象。 水は4度付近で例外的にふるまう。温度を下げると膨張する。
ボイルの法則とは?温度一定のとき気体の体積が圧力に反比例するという法則。 温度が変わるときは使えない。条件を確かめる。
ボイル・シャルルの法則とは?圧力と体積の積を絶対温度で割った値が一定になるという法則。 気体が出入りする場合には使えない。閉じた系が前提になる。
分子運動論とは?気体の圧力や温度を分子の運動から説明する考え。 分子1個の運動ではない。多数の平均として扱う。
内部エネルギーとは?物体を構成する分子がもつ運動エネルギーと位置エネルギーの総和。 熱とは違う。内部エネルギーは状態量である。
定積変化とは?体積を変えずに熱を与える変化。 仕事が0であって熱が0ではない。
等温変化とは?温度を一定に保ったまま進む変化。 熱を与えても温度が上がらない。ゆっくり進めることが前提になる。
モル比熱とは?気体1モルの温度を1ケルビン上げるのに必要な熱量。 差は気体定数に等しい。仕事の分だけ多く要る。
熱効率とは?受け取った熱のうち仕事になった割合。 1にはならない。上限が理論的に決まっている。
熱力学第二法則とは?熱が自然には低温から高温へ移らないという法則。 第一法則とは別のことを述べる。エネルギー量ではなく向きの話である。
熱と仕事の等価性とは?熱も仕事もエネルギーのやり取りの形であるという考え。 同じ単位で測れる。カロリーとジュールは換算できる。
波とは?媒質の振動が次々と伝わっていく現象。 物質が運ばれるのではない。運ばれるのはエネルギーである。
周期と振動数とは?1回振動する時間と、1秒間の振動回数。 波の速さとは別である。速さは波長と振動数の積になる。
波の重ね合わせの原理とは?複数の波が重なるとき、変位が単純に足し合わされるという原理。 波は衝突しない。通り抜ける。
定常波とは?同じ波長と振幅の波が逆向きに進んで重なってできる、進まない波。 波が止まっているのではない。二つの波の重なりの結果である。
反射の法則とは?入射角と反射角が等しいという法則。 面から測るのではない。法線から測る。
屈折率とは?媒質の中で波の速さがどれだけ遅くなるかを表す量。 大きいほど速く進むのではない。遅くなる。
回折とは?波が障害物の背後に回り込む現象。 音がよく回り込むのは波長が長いためである。光は回り込みにくい。
回折格子とは?細かい溝を多数刻んで光を分光する素子。 プリズムと分け方の向きが違う。波長の長い光ほど大きく曲がる。
音の三要素とは?音の高さ、大きさ、音色。 大きな音ほど高いのではない。別の要素である。
うなりとは?振動数がわずかに違う2つの音が重なって強弱が周期的に変わる現象。 音の高さが変わるのではない。大きさが周期的に変わる。
開口端補正とは?管の開いた端で腹の位置が管の外側にずれる分。 無視すると波長がずれる。二つの共鳴点の差を使うと影響を消せる。
音源が動く場合のドップラー効果とは?音源の運動によって波長そのものが変わる場合。 音速は変わらない。変わるのは波長である。
光の速さとは?真空中を光が進む速さ。 媒質中では遅くなる。真空中の値が最大になる。
偏光とは?振動方向がそろった光。 音では起こらない。縦波には偏光がない。
実像と虚像とは?光が実際に集まってできる像と、光の延長線上にできる像。 見えるかどうかではない。光が実際に集まるかどうかで分ける。
球面鏡とは?凹面鏡と凸面鏡。 レンズと符号の約束が違うことがある。定義を確かめて使う。
波の独立性とは?重なり合った後も各々の波が影響を受けずに進む性質。 衝突して跳ね返るのではない。すり抜ける。
波面と射線とは?同位相の点をつないだ面と、その面に垂直な進行方向を示す線。 射線は波面に垂直になる。平行ではない。
電荷とは?物体が帯びる電気の量。 電気量は保存する。移動するだけで生まれたり消えたりしない。
電場とは?電荷が周囲の空間に及ぼす影響を表す量。 電位とは別である。電場はベクトル、電位はスカラーになる。
電位とは?単位電荷がもつ位置エネルギー。 基準の取り方で値が変わる。差だけが意味をもつ。
静電誘導とは?導体に帯電体を近づけると電荷が偏る現象。 誘電分極とは違う。導体では電荷が自由に動く。
コンデンサーとは?電荷を蓄える素子。 電流を流し続けるものではない。充電が終われば流れなくなる。
誘電体を入れたコンデンサーとは?極板の間に不導体を入れたコンデンサー。 電気容量は誘電率の比の分だけ増える。減るのではない。
電流とは?単位時間に断面を通過する電気量。 実際に動くのは電子で、向きは電流と逆になる。
抵抗の接続とは?直列と並列でのつなぎ方。 コンデンサーと逆になる。どちらの素子かを先に確かめる。
電力と電力量とは?単位時間あたりに消費するエネルギーと、その総量。 単位が違う。電力はワット、電力量はワット秒やジュールになる。
分流器と倍率器とは?電流計と電圧計の測定範囲を広げる抵抗。 つなぐ位置が逆になる。目的を確かめて選ぶ。
磁場とは?磁気的な力が働く空間の性質を表す量。 電場とは別である。電荷ではなく動く電荷や磁石が源になる。
電流が磁場から受ける力とは?磁場中の電流が受ける力。 電流と磁場が平行なら力は働かない。角度が関わる。
ローレンツ力とは?磁場中を動く荷電粒子が受ける力。 速さを変えない。向きだけを変える。
電磁誘導とは?コイルを貫く磁束が変化すると起電力が生じる現象。 磁束が大きいことではなく、変化することが条件になる。
導体棒に生じる起電力とは?磁場中を動く導体棒の両端に生じる電位差。 電流が流れなくても起電力は生じる。回路が閉じているかは別の話である。
相互誘導とは?隣り合うコイルの一方の電流変化が他方に起電力を生む現象。 直接つながっていなくても起こる。磁束を共有することが条件になる。
交流の発生とは?磁場中でコイルを回転させて周期的に変わる起電力を得る仕組み。 回転そのものが電気を生むのではない。磁束の変化が生む。
交流におけるコイルとコンデンサーとは?交流回路での抵抗のような働き。 働きの向きが逆になる。どちらか一方で覚えると取り違える。
共振回路とは?コイルとコンデンサーを組み合わせ、特定の振動数で電流が最大になる回路。 抵抗では決まらない。抵抗は鋭さに関わる。
送電とは?電力を遠くへ送る仕組み。 電圧を上げると危険が増える。だから使用時には下げる。
電流の担い手とは?物質によって電流を運ぶ粒子が違うこと。 どちらも電流だが担い手が違う。半導体では正孔も関わる。
回路の対称性の利用とは?同じ電位の点をまとめて回路を簡単にする方法。 電位が等しいことを確かめてから使う。見た目の対称だけでは足りない。
コンデンサーの過渡現象とは?充電や放電の途中で電流と電圧が時間とともに変わる現象。 定常状態だけを考えると途中の様子を見誤る。
接地とは?回路の一点を大地につないで電位の基準にすること。 電流を流すためではない。基準を決める操作である。
磁性体とは?磁場の中で磁化される物質。 鉄だけが磁性体ではない。程度の差で分類される。
静電気力と重力の比較とは?同じ距離の2乗に反比例する2つの力の違い。 原子の中では重力を無視できる。大きさの差が理由になる。
光電効果とは?金属に光を当てると電子が飛び出す現象。 光を強くしても限界振動数以下では起こらない。波動説では説明できない。
物質波とは?粒子が波としての性質をもつという考え。 大きな物体でも波長は定義できるが、極端に短く観測できない。
原子の構造とは?中心の原子核とそのまわりの電子からなる構造。 原子核は原子に比べて極端に小さい。ほとんどが空間である。
エネルギー準位とは?原子内の電子がとりうるとびとびのエネルギーの値。 連続の値をとらない。線スペクトルになる理由である。
原子核の構成とは?陽子と中性子からなる原子の中心。 陽子どうしは反発する。核力が結びつけている。
放射線の種類とは?アルファ線、ベータ線、ガンマ線の三つ。 透過力と電離作用の順序が逆になる。アルファ線は透過力が弱く電離作用が強い。
ガンマ崩壊とは?励起した原子核が電磁波を放って安定になる過程。 他の崩壊に伴って起こることが多い。単独では核種が変わらない。
質量欠損とは?原子核の質量が構成粒子の質量の和より小さいこと。 質量が消えたのではない。エネルギーに対応している。
核融合とは?軽い原子核が結びついて重い原子核になる反応。 高温高圧が要る。反発を越えるためである。

よくある質問

各セクションの枚数はどうなっていますか。

力学が75枚、熱と気体が35枚、波動が45枚、電気と磁気が65枚、原子と原子核が30枚で、合計250枚です。すべてのカードにセクションと小項目のタグが付いているので、力学だけ、波動だけといった絞り込みができます。

計算問題は入っていますか。

数値を代入した計算は入っていません。代わりに、その計算を始める前に決めなければならないことを扱っています。どの保存則が使えるか、どの向きを正とするか、どの近似が許されるかといった判断です。計算の速さは問題演習で身につきます。

物理基礎の範囲も含まれますか。

含まれます。運動の表し方、力のつり合い、仕事とエネルギー、波の基本、電気回路といった内容は物理基礎と重なります。そのうえで、剛体の回転や電磁誘導、原子核のように物理の範囲まで扱っているので、両方の学習に使えます。

無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?

はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AI利用枠も消費しないため、無料プランで250枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。

同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?

重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。

Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?

はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。

取り込んだカードを自分向けに直せますか?

はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。

高校物理の公式と概念250枚 成り立つ条件まで1枚に

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公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。編集基準日2026-08-31。