看護師国家試験の必修用語300|領域別の無料単語カード
必修の土台になる用語を、領域別に300枚で一巡する。
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必修問題は範囲が広いわりに1問の重みが大きく、用語の意味があいまいなまま進むと失点が積み上がります。このデッキは、厚生労働省が公表する保健師助産師看護師国家試験出題基準(令和5年版)の必修問題の範囲に沿って300語を選び、人体の構造と機能69枚、健康支援と社会保障50枚、基礎看護40枚、対象の理解36枚、疾病の成り立ち36枚、看護倫理と法30枚、感染と安全25枚、検査と薬物の基礎14枚の8領域に、1語1枚で整理しました。裏面は意味で終わらせず、全300枚に要点と注意点を書いています。取り違えやすい対がある用語では、その対を名指ししました。交感神経と副交感神経、保健所と市町村保健センター、インシデントとアクシデント、サルコペニアとフレイル。選択肢で並んだときに迷う組み合わせを、裏面で拾えます。 基準値や制度の数値を載せた40枚には、その数値がどこから来たのかを裏面に書きました。うち25枚は確認先のURLまで載せてあります。母子保健法第6条の新生児の定義、介護保険法第9条の被保険者の区分、医療法第1条の5の病院と診療所の境。条番号までたどれるので、うろ覚えの数字を覚え直す手間が減ります。 収録するのは用語の定義と制度の枠組みです。投与量や希釈、手技の手順、症状から疾患を判断する内容は入れていません。それらは所属施設の基準と有資格者の指導のもとで学ぶ範囲であり、暗記カードで扱う対象ではないと考えています。 取り込むと間隔反復のスケジュールに乗ります。覚えた用語は間隔が伸びて出てこなくなり、毎回迷う用語だけが戻ってくるので、広い必修範囲を一定の時間で保てます。
追加すると何が起きる?
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ボタンを押すとMemlyが開き、カードが丸ごと自分のデッキに入ります。
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覚え具合に合わせて、次にいつ出すかがカード1枚ずつ決まります。
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収録カード
全300枚から代表100枚を表示しています。
| 表 | 裏 |
|---|---|
| 恒常性〈ホメオスタシス〉 | 意味:体温や体液量、pH、血糖などの内部環境を、一定の範囲に保とうとする働き。 ポイント:多くは負のフィードバックで調節され、自律神経系と内分泌系が中心を担う。 注意:一定に保つ働きであり、まったく変動しないという意味ではない。 |
| 細胞 | 意味:生体を構成する最小の単位。核と細胞質を細胞膜が包む。 ポイント:同じ働きの細胞が集まって組織となり、組織が集まって器官をつくる。 注意:細胞→組織→器官→器官系の順に大きくなる。組織と器官の順を逆に覚えやすい。 |
| 細胞外液 | 意味:細胞の外にある体液。血漿と間質液〈組織液〉に分けられる。 ポイント:主な陽イオンはナトリウムで、細胞内液の主な陽イオンであるカリウムと対になる。 注意:細胞内液と細胞外液で主要な電解質が入れ替わる点を混同しやすい。 |
| ナトリウム〈Na〉の働き | 意味:細胞外液の主要な陽イオンで、体液量と浸透圧の調節に関わる。 ポイント:腎臓での再吸収がホルモンによって調節される。 注意:カリウムと役割を取り違えやすい。細胞外はナトリウム、細胞内はカリウムと対にして覚える。 |
| 血液の成分 | 意味:血球〈赤血球・白血球・血小板〉と、液体成分である血漿からなる。 ポイント:血球は骨髄でつくられる。 注意:血漿と血清は別物である。血清は血漿から凝固因子〈フィブリノゲン〉を除いたものを指す。 |
| ヘモグロビン | 意味:赤血球に含まれる鉄を含んだタンパク質。酸素と結合して運搬する。 ポイント:貧血の有無をみるときの代表的な指標。 注意:値だけで原因は決まらない。基準範囲は性別と施設で異なる。 出典・基準日:基準範囲は測定法と施設で異なる。所属施設の基準値表で確認する。 |
| 血小板 | 意味:出血時に集まり、止血の最初の段階を担う血球。 ポイント:一次止血で血小板血栓をつくり、その後に凝固因子による二次止血が続く。 注意:赤血球や白血球と違い、細胞そのものではなく細胞の断片である。 |
| 血液凝固 | 意味:凝固因子が働いてフィブリンが形成され、止血が完成する過程。 ポイント:ビタミンKが凝固因子の合成に関わる。 注意:血小板による一次止血と、凝固因子による二次止血を分けて理解する。 |
| 心臓の構造 | 意味:右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋からなる筋性の臓器。 ポイント:左心室は全身へ血液を送り出すため壁が最も厚い。 注意:右心系は肺へ、左心系は全身へ送る。左右の役割を取り違えやすい。 |
| 冠状動脈〈冠動脈〉 | 意味:心筋そのものに血液を送る動脈。大動脈の起始部から分かれる。 ポイント:右冠状動脈と左冠状動脈があり、左は前下行枝と回旋枝に分かれる。 注意:心臓の中を流れる血液から直接酸素を受け取っているわけではない。 |
| 心拍出量 | 意味:1分間に心臓から送り出される血液量。1回拍出量に心拍数を掛けた値。 ポイント:血圧を規定する要素の一つ。 注意:1回拍出量と混同しやすい。心拍出量は1分間あたりの量である。 |
| 動脈と静脈の違い | 意味:動脈は心臓から出ていく血液を運ぶ血管、静脈は心臓へ戻る血液を運ぶ血管。 ポイント:動脈は壁が厚く弾力に富み、静脈は壁が薄く逆流を防ぐ弁をもつ。 注意:流れる血液の種類ではなく、心臓に対する向きで区別する。 |
| 気道 | 意味:空気の通り道。鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支までを指す。 ポイント:喉頭を境に上気道と下気道に分けられる。 注意:右気管支は左より太く短く、傾きが急である。 |
| 換気 | 意味:空気を肺に取り込み、外へ出す働き。 ポイント:横隔膜と肋間筋の動きで胸腔内圧が変化することで起こる。 注意:換気ができていてもガス交換が十分とは限らない。 |
| 消化管の走行 | 意味:口腔から咽頭、食道、胃、小腸〈十二指腸・空腸・回腸〉、大腸を経て肛門に至る1本の管。 ポイント:肝臓、胆嚢、膵臓は消化管に付属する器官であり、管そのものではない。 注意:十二指腸は小腸の一部である。胃のすぐ次に大腸が続くわけではない。 |
| 大腸 | 意味:盲腸、結腸、直腸からなり、水分と電解質を吸収して便を形成する。 ポイント:腸内細菌がビタミンKなどの合成に関わる。 注意:栄養素の消化吸収の主役ではない。 |
| 胆汁 | 意味:肝臓でつくられ、脂肪の消化吸収を助ける消化液。 ポイント:脂肪を乳化して、酵素が働きやすい状態にする。 注意:消化酵素そのものは含まない。乳化と分解を取り違えやすい。 |
| 腎臓の働き | 意味:血液をろ過して尿をつくり、体液量、電解質、pHを調節する器官。 ポイント:エリスロポエチンの分泌やビタミンDの活性化にも関わる。 注意:尿をためるのは膀胱であり、腎臓は生成する側である。 |
| 糸球体濾過 | 意味:血液が糸球体でこし出され、原尿がつくられる過程。 ポイント:血球や大きなタンパク質は通常はろ過されない。 注意:原尿の大部分は尿細管で再吸収され、尿として排泄されるのはごく一部である。 |
| ホルモン | 意味:内分泌腺から血液中に分泌され、特定の標的器官に作用する物質。 ポイント:微量で働き、受容体をもつ細胞にだけ作用する。 注意:導管を通して分泌される外分泌とは仕組みが異なる。 |
| インスリン | 意味:膵臓のランゲルハンス島B〈β〉細胞から分泌され、血糖を下げるホルモン。 ポイント:血糖を下げる働きをもつホルモンはインスリンだけである。 注意:グルカゴン、アドレナリン、コルチゾールなどは血糖を上げる側に働く。 |
| 中枢神経と末梢神経 | 意味:中枢神経は脳と脊髄、末梢神経は脳神経と脊髄神経を指す。 ポイント:末梢神経は体性神経と自律神経に分けられる。 注意:脊髄は中枢神経に含まれる。末梢神経に入れない。 |
| 小脳 | 意味:姿勢の保持、運動の協調、平衡の調節を担う部位。 ポイント:随意運動を滑らかにする働きをもつ。 注意:運動の指令そのものを出す場所ではない。 |
| 脊髄 | 意味:脳と末梢を結ぶ中枢神経であり、反射の中枢でもある。 ポイント:脊髄反射では大脳を経ずに反応が起こる。 注意:脊髄神経は末梢神経、脊髄そのものは中枢神経である。 |
| 交感神経 | 意味:活動時や緊張時に優位となる自律神経。 ポイント:心拍数の増加、気管支の拡張、瞳孔の散大に働く。 注意:副交感神経と作用が逆になる。消化管の働きは促進ではなく抑制側である。 |
| 骨格筋 | 意味:骨に付着し、意思で動かせる横紋筋。 ポイント:運動神経〈体性神経〉に支配される随意筋である。 注意:心筋も横紋筋だが不随意筋である。横紋の有無と随意・不随意は一致しない。 |
| 関節 | 意味:骨と骨をつなぐ可動性の連結部。 ポイント:関節包に包まれ、内部の滑液が摩擦を減らす。 注意:可動域は関節ごとに異なり、動かせる方向も一様ではない。 |
| 自然免疫と獲得免疫 | 意味:自然免疫は生まれつき備わる非特異的な防御、獲得免疫は特定の抗原に対して働く後天的な防御。 ポイント:獲得免疫には抗体による液性免疫と、T細胞による細胞性免疫がある。 注意:自然免疫には記憶がなく、獲得免疫には記憶がある。 |
| 炎症 | 意味:組織の損傷や感染に対して起こる、生体の防御反応。 ポイント:血管の拡張と透過性の亢進によって、白血球が損傷部位に集まる。 注意:炎症そのものは防御反応であり、必ずしも感染を意味しない。 |
| 感染 | 意味:病原体が宿主の体内に侵入して定着し、増殖した状態。 ポイント:侵入しても発病しない状態は不顕性感染とよばれる。 注意:感染と発症は同じではない。区別して用いる。 |
| 病原体 | 意味:感染症を起こす微生物などの総称。細菌、ウイルス、真菌、原虫などがある。 ポイント:細菌は細胞構造をもつが、ウイルスは自分だけでは増殖できない。 注意:細菌とウイルスは別のものであり、有効な対策も異なる。 |
| 発熱 | 意味:体温調節中枢の設定温度が上がり、体温が通常より高く保たれる状態。 ポイント:悪寒やふるえは、設定温度に体温を近づけようとする産熱反応である。 注意:熱の高さだけで重症度は決まらない。判断と対応は医師の指示と施設の手順による。 |
| 浮腫 | 意味:間質に水分が過剰にたまった状態。 ポイント:膠質浸透圧の低下、静脈圧の上昇、リンパの流れの障害などが背景にある。 注意:全身性と局所性で背景が異なる。原因の判断は医師が行う。 |
| 低栄養 | 意味:エネルギーやタンパク質などの摂取が必要量に足りず、身体の機能が保てなくなる状態。 ポイント:体重の変化、食事摂取量、血清アルブミンなどが評価の手がかりとなる。 注意:やせている人だけに起こるとは限らない。 |
| メタボリックシンドローム | 意味:内臓脂肪の蓄積に、血圧、血糖、脂質の異常が重なった状態を指す概念。 ポイント:内臓脂肪の蓄積を必須の条件とする点が特徴である。 注意:判定は所定の基準に沿って行われ、該当の可否は診断の場で決まる。 出典・基準日:腹囲は男性85cm以上、女性90cm以上が必須項目で、血圧・血糖・脂質の3項目のうち2項目以上が基準を外れると該当する。2005年に日本内科学会など8学会合同のメタボリックシンドローム診断基準検討委員会が策定。厚生労働省e-ヘルスネット(https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/metabolic/m-01-003.html)で2026-08-21に確認。 |
| 動脈硬化 | 意味:動脈の壁が厚く硬くなり、弾力性が失われる変化。 ポイント:内腔が狭くなると、その先の組織に十分な血液が届きにくくなる。 注意:加齢だけでなく、生活習慣や基礎疾患も関与する。 |
| 梗塞 | 意味:血流が途絶えて、その領域の組織が壊死した状態。 ポイント:血栓や塞栓が原因になる。 注意:血栓はその場でできた血の塊、塞栓は流れてきて詰まらせるもので、成り立ちが異なる。 |
| 良性腫瘍と悪性腫瘍 | 意味:良性腫瘍は増殖が緩やかで転移せず、悪性腫瘍は浸潤し転移する性質をもつ。 ポイント:悪性腫瘍は全身状態にも影響を及ぼしやすい。 注意:良性でも部位によっては周囲を圧迫し、影響が大きい場合がある。 |
| アレルギー | 意味:本来は無害な物質に対して、免疫が過剰に反応して組織を傷つける状態。 ポイント:反応の仕組みによってI型からIV型に分類される。 注意:I型は即時型、IV型は遅延型で、現れ方の時間が異なる。 |
| 自己免疫 | 意味:免疫が自分自身の組織を異物として攻撃してしまう状態。 ポイント:全身性のものと、特定の臓器に限られるものがある。 注意:アレルギーとは、攻撃の対象が自分の組織である点が異なる。 |
| 廃用症候群 | 意味:長期の安静や活動の低下によって、心身の機能が全身に低下すること。 ポイント:筋力低下、関節拘縮、褥瘡、起立性低血圧、意欲の低下などが含まれる。 注意:原因疾患そのものではなく、動かないことによって二次的に起こる点が要点である。 |
| 意識レベル〈JCS〉 | 意味:覚醒の程度によって意識レベルを3群に分け、各群をさらに3段階で表す評価方法。3-3-9度方式ともよばれる。 ポイント:数値が大きいほど意識レベルが低いことを表す。 注意:評価方法と記録の書式は所属施設の手順に従う。数値だけを単独で扱わない。 |
| チアノーゼ | 意味:血液中の還元ヘモグロビンが増え、皮膚や粘膜が青紫色に見える状態。 ポイント:口唇や爪床などで観察されやすい。 注意:貧血が強いと現れにくいことがある。見た目だけで酸素化の程度は決められない。 |
| 疼痛の分類 | 意味:経過による急性痛と慢性痛、原因による侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛などの分け方。 ポイント:痛みは主観的な体験であり、本人の訴えが基本の情報となる。 注意:他者が見た目で程度を決めない。評価尺度は施設で定められたものを用いる。 |
| WHOの健康の定義 | 意味:健康とは、身体的、精神的、社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病や虚弱でないことではない、とする定義。 ポイント:世界保健機関憲章の前文に示されている。 注意:病気がないことと健康であることを同じ意味で使わない。 |
| 一次予防 | 意味:疾病の発生そのものを防ぐ働きかけ。健康増進、生活習慣の改善、予防接種などが含まれる。 ポイント:発症前の段階に対する予防である。 注意:健康診断は一次予防ではなく、早期発見を目的とする二次予防にあたる。 |
| 平均寿命 | 意味:0歳の人が平均してあと何年生きられるかを表した値。0歳の平均余命のこと。 ポイント:その年の死亡状況が続くと仮定して計算される。 注意:実際に亡くなった人の平均年齢ではない。この違いが問われやすい。 出典・基準日:平均寿命を0歳の平均余命とする定義は厚生労働省 令和6年簡易生命表の概況(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life24/dl/life24-02.pdf)による。2026-08-21確認。 |
| 合計特殊出生率 | 意味:1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当する指標。15歳から49歳までの年齢別出生率を合計した値。 ポイント:人口の増減を考えるときの基本的な指標となる。 注意:実際に産んだ人数の平均ではなく、その年の出生率から計算した値である。 出典・基準日:15〜49歳の年齢別出生率の合計とする定義は厚生労働省 人口動態統計の参考資料(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai11/sankou01.html)による。2026-08-21確認。 |
| 社会保障の4つの柱 | 意味:社会保険、社会福祉、公的扶助、保健医療・公衆衛生という社会保障制度の柱立て。 ポイント:医療保険や介護保険は社会保険、生活保護は公的扶助にあたる。 注意:生活保護を社会保険に入れない。財源と仕組みが異なる。 |
| 国民皆保険 | 意味:すべての国民がいずれかの公的医療保険に加入する仕組み。 ポイント:日本では1961年に達成された。 注意:全員が同じ制度に入るという意味ではなく、職業や年齢に応じた制度に加入する。 出典・基準日:1961年4月に全市町村で国民健康保険事業が実施され国民皆保険体制が実現した経緯は、平成23年版厚生労働白書 第2章(https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/11/dl/01-02.pdf)による。2026-08-21確認。 |
| 療養の給付 | 意味:公的医療保険から、診察、薬剤、処置、入院などが現物として給付される仕組み。 ポイント:現金ではなく医療そのものが給付される点が特徴である。 注意:窓口での自己負担割合は年齢と所得によって異なり、改正もある。 出典・基準日:自己負担割合は年齢と所得によって異なり、改正もある。受験年度の厚生労働省の資料で確認する。 |
| 介護保険の被保険者 | 意味:第1号被保険者は65歳以上、第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者。 ポイント:保険者は市町村と特別区である。 注意:第2号被保険者が給付を受けられるのは、加齢に伴う特定疾病が原因の場合に限られる。 出典・基準日:65歳以上の者を第1号被保険者、40歳以上65歳未満の医療保険加入者を第2号被保険者とする規定は介護保険法第9条(https://laws.e-gov.go.jp/law/409AC0000000123)。2026-08-21確認。 |
| 地域包括ケアシステム | 意味:住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域の仕組み。 ポイント:日常生活圏域を単位として、住み慣れた地域で暮らし続けることを目指す。 注意:施設をつくる政策ではなく、地域の資源をつなぐ考え方である。 |
| 公的年金 | 意味:老齢、障害、死亡に対して給付を行う社会保険。 ポイント:国民年金と厚生年金の2階建ての仕組みになっている。 注意:老齢年金だけの制度ではない。障害年金と遺族年金も含まれる。 出典・基準日:1階を国民年金〈基礎年金〉、2階を厚生年金とする2階建ての説明は厚生労働省「いっしょに検証!公的年金」(https://www.mhlw.go.jp/nenkinkenshou/manga/04.html)による。2026-08-21確認。 |
| ノーマライゼーション | 意味:障害の有無にかかわらず、誰もが地域で当たり前の生活を送れるようにするという考え方。 ポイント:環境や社会の側を変えることを重視する。 注意:障害のある人を健常者に近づけるという意味ではない。 |
| 母子保健法 | 意味:母性と乳幼児の健康の保持増進を目的とする法律。 ポイント:妊娠の届出、母子健康手帳の交付、健康診査、保健指導などが定められている。 注意:実施の主体は市町村である。都道府県と取り違えやすい。 |
| 予防接種法 | 意味:予防接種の実施と、健康被害の救済について定めた法律。 ポイント:定期接種はA類疾病とB類疾病に分けられ、努力義務の有無などが異なる。 注意:対象疾病は改正で変わるため、最新の法令で確認する。 出典・基準日:対象疾病は改正で変わる。受験年度の予防接種法と厚生労働省の資料で確認する。 |
| 労働安全衛生法 | 意味:職場における労働者の安全と健康の確保、快適な職場環境の形成を目的とする法律。 ポイント:事業者に健康診断の実施義務があり、ストレスチェックの制度も定められている。 注意:対象となる事業場の規模や実施義務の範囲は法改正で変わるため、最新の法令で確認する。 |
| 保健所 | 意味:地域保健法に基づき、都道府県、指定都市、中核市などが設置する広域的で専門的な拠点。 ポイント:感染症対策、精神保健、難病対策、統計の把握など専門性の高い業務を担う。 注意:市町村保健センターとは設置主体も役割も異なる。 |
| 医療法 | 意味:医療提供体制の基本を定める法律。医療施設の種類や人員、安全管理の体制などを規定する。 ポイント:病床数20床以上を病院、19床以下〈無床を含む〉を診療所と定めている。 注意:病院と診療所の区分は病床数による。規模の印象で判断しない。 出典・基準日:20人以上の患者を入院させるための施設を病院、入院施設を有しないものまたは19人以下の施設を診療所とする規定は医療法第1条の5(https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000205)。2026-08-21確認。 |
| 保健師助産師看護師法 | 意味:保健師、助産師、看護師、准看護師の資格と業務について定めた法律。 ポイント:資質の向上と医療および公衆衛生の普及向上を目的としている。 注意:看護師の免許は厚生労働大臣が、准看護師の免許は都道府県知事が与える。与える者が異なる。 |
| 業務従事者の届出 | 意味:業務に従事する看護職が、定められた期日現在の状況を就業地の都道府県知事に届け出る制度。 ポイント:保健師助産師看護師法に基づき、2年ごとに行うこととされている。 注意:届出先は就業地の都道府県知事である。手続の期日と方法は最新の法令と通知で確認する。 出典・基準日:2年ごとの年の12月31日現在の事項を翌年1月15日までに就業地の都道府県知事へ届け出る規定は保健師助産師看護師法第33条(https://laws.e-gov.go.jp/law/323AC0000000203)。2026-08-21確認。 |
| インフォームド・コンセント | 意味:十分な説明を受け、理解したうえで、本人が自らの意思で同意すること。 ポイント:説明、理解、自発性、同意能力がそろって初めて成り立つ。 注意:同意書に署名を得ることと同じではない。署名は手続の一部にすぎない。 |
| 自律尊重の原則 | 意味:本人が自分のことを自分で決める権利を尊重するという倫理原則。 ポイント:インフォームド・コンセントの土台となる考え方である。 注意:本人が望まない選択でも尊重するかは、他の原則との調整が必要になる。原則は単独では使わない。 |
| リビングウィル | 意味:判断能力があるうちに、将来の医療やケアについての希望をあらかじめ書き残しておくもの。 ポイント:本人の意思が確認できなくなったときの手がかりとなる。 注意:書式や法的な扱いは国や制度によって異なる。書面があれば自動的に決まるわけではない。 |
| 個人情報保護法 | 意味:個人情報の適正な取扱いについて定めた法律。 ポイント:医療機関では診療記録や検査結果などが個人情報にあたる。 注意:本人の同意なく第三者に提供しないのが原則で、例外は法令で定められている。 |
| 臓器移植法 | 意味:臓器の移植について、提供の要件や手続を定めた法律。 ポイント:本人の意思が不明な場合でも、家族の承諾によって提供できる仕組みが定められている。 注意:要件は改正されているため、最新の法令で確認する。 |
| 看護記録の位置づけ | 意味:観察した事実、実施した看護、本人の反応を記した記録。診療録とともに法的な証拠となり得る。 ポイント:事実と判断を区別し、実施した後に速やかに記録する。 注意:記録の書式、保存期間、開示の手続は法令と所属施設の規定による。 |
| マズローの基本的欲求の階層 | 意味:人間の欲求を、生理的欲求から自己実現の欲求まで階層として整理した考え方。 ポイント:生理的欲求、安全の欲求、所属と愛の欲求、承認の欲求、自己実現の欲求の順に位置づけられる。 注意:下位が満たされないと上位に進めないと機械的に当てはめない。優先順位を考える枠組みとして用いる。 |
| QOL | 意味:生活の質。本人が感じる満足や生きがいを含めて、生活のありようをとらえる考え方。 ポイント:客観的な指標だけでなく、本人の主観的な評価が重視される。 注意:長さや検査値の改善と同じではない。本人の価値観を抜きに測れない。 |
| 家族の機能 | 意味:情緒の安定、生活の維持、子どもの養育や社会化、健康の管理などを担う働き。 ポイント:家族は看護の対象であると同時に、療養を支える資源にもなる。 注意:家族なら支えられるという前提を置かない。負担の状況も含めて把握する。 |
| 成長と発達 | 意味:成長は身体の形態や大きさが量的に増すこと、発達は機能が質的に高まること。 ポイント:どちらも順序性があり、方向性をもって進む。 注意:進む速さには個人差がある。平均との比較だけで評価しない。 |
| 新生児期の特徴 | 意味:出生後28日未満の時期。子宮外の生活に適応していく段階。 ポイント:呼吸と循環が大きく変化し、体温調節の機能は未熟である。 注意:乳児期の一部であるが、区分としては新生児期を分けて扱う。 出典・基準日:新生児を出生後28日を経過しない乳児とする定義は母子保健法第6条(https://laws.e-gov.go.jp/law/340AC0000000141)。2026-08-21確認。 |
| 幼児期の特徴 | 意味:おおむね1歳から就学前までの時期。 ポイント:歩行と言葉が発達し、自我が芽生えて自己主張が強まる。 注意:自己主張を問題行動として扱わない。発達の過程として理解する。 出典・基準日:幼児を満1歳から小学校就学の始期に達するまでの者とする定義は母子保健法第6条(https://laws.e-gov.go.jp/law/340AC0000000141)。2026-08-21確認。 |
| 第二次性徴 | 意味:思春期に現れる、生殖器以外の身体に生じる性的な特徴の変化。 ポイント:性ホルモンの分泌が増えることで起こる。 注意:出現の時期と順序には個人差がある。第一次性徴は出生時からある生殖器の特徴を指す。 |
| 老年期の身体的変化 | 意味:加齢に伴い、予備力、回復力、適応力、防衛力が全体に低下していく変化。 ポイント:複数の変化が重なるため、少しの負荷でも影響が大きくなりやすい。 注意:加齢による変化と疾患による変化は同じではない。区別して考える。 |
| フレイル | 意味:加齢に伴い心身の予備力が低下し、健康と要介護の中間にある状態。 ポイント:適切な働きかけによって改善し得る可逆性がある点が要点である。 注意:身体面だけでなく、精神心理面と社会面も含む概念である。 |
| 終末期 | 意味:治癒を目指す治療が困難となり、生命の維持が難しいと判断される時期。 ポイント:本人の希望を中心に、苦痛の緩和と生活の質が目標となる。 注意:期間の長さで一律に区切れるものではない。判断は医療チームで行われる。 |
| チーム医療 | 意味:複数の専門職が目標を共有し、それぞれの専門性を活かして協働する医療の提供のしかた。 ポイント:情報の共有と役割の明確化が前提となる。 注意:職種を集めることではない。目標の共有がなければ協働にならない。 |
| 看護過程 | 意味:対象の情報を集めて判断し、計画を立てて実施し、評価するという一連の問題解決の過程。 ポイント:アセスメント、看護診断、計画、実施、評価の各段階を循環させる。 注意:一度で終わる直線的な手順ではない。評価から次のアセスメントへ戻る。 |
| 実施と評価 | 意味:計画に基づいて援助を行い、目標がどこまで達成されたかを判断する段階。 ポイント:評価は目標に照らして行い、必要に応じて計画を修正する。 注意:実施したかどうかではなく、対象の反応と目標の達成度で評価する。 |
| バイタルサイン | 意味:生命の維持に関わる基本的な徴候。体温、脈拍、呼吸、血圧を指し、意識を含めることもある。 ポイント:一時点の値だけでなく、その人の普段の値との差と経過をみる。 注意:測定した数値だけで判断しない。全身の状態と合わせて報告する。 |
| 呼吸の観察 | 意味:呼吸の数、深さ、リズム、努力の有無、左右差などをみること。 ポイント:意識させると変化するため、本人に意識させずに観察する。 注意:数値のみで評価しない。呼吸の様子と全身の状態を合わせてみる。 出典・基準日:成人の安静時はおおむね12〜20回/分が目安(一般に公開された標準的な目安、2026-08-21編集時点)。 |
| 体位の名称 | 意味:仰臥位、側臥位、腹臥位、坐位など、身体の姿勢を表す用語。 ポイント:目的に応じて用いられ、記録でも共通の用語として使われる。 注意:似た名称が多く、混同しやすい。仰臥位は上向き、腹臥位はうつ伏せである。 |
| 日常生活動作〈ADL〉 | 意味:食事、排泄、更衣、入浴、移動など、生活の基本となる動作。 ポイント:自立の程度を評価することで、必要な援助の範囲が見える。 注意:できるADLとしているADLは異なる。評価では両者を区別する。 |
| 栄養状態の指標 | 意味:体重の変化、食事摂取量、BMI、血清アルブミンなどから栄養状態をとらえること。 ポイント:単一の指標では判断せず、経過と組み合わせてみる。 注意:検査値の解釈と栄養の方針は、医師や管理栄養士の判断による。 |
| 睡眠と休息 | 意味:心身の回復のために必要な、活動を休める時間と状態。 ポイント:入院環境では音、光、処置の時間などが睡眠を妨げやすい。 注意:眠れないことをただちに薬の問題として扱わない。環境と生活リズムから考える。 |
| 言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション | 意味:言語的は言葉による伝達、非言語的は表情、視線、姿勢、声の調子などによる伝達。 ポイント:非言語的な要素が、伝わる印象に大きく影響する。 注意:言葉と態度が食い違うと、相手には非言語の方が伝わりやすい。 |
| ラポール | 意味:援助する側とされる側の間に築かれる、信頼に基づく関係。 ポイント:関わりの初期から、態度と一貫性によって形づくられる。 注意:親しさや馴れ合いとは異なる。専門職としての関係の中で成り立つ。 |
| 標準予防策 | 意味:すべての人の血液、汗を除く体液・分泌物・排泄物、粘膜、損傷した皮膚を、感染性があるものとして扱う考え方。 ポイント:感染症と診断されているかどうかで区別しない点が中心である。 注意:感染経路別予防策は標準予防策に上乗せするものであり、置き換えるものではない。具体的な実施方法は所属施設の感染対策の基準による。 |
| 飛沫感染 | 意味:咳やくしゃみ、会話で飛び散る比較的大きな粒子によって、近距離で伝わる経路。 ポイント:粒子は重く、短い距離で落下する。 注意:空気感染と混同しやすい。飛沫は空中を長く漂わない点が違いである。 |
| 洗浄・消毒・滅菌 | 意味:洗浄は汚れを取り除くこと、消毒は病原微生物を害のない程度まで減らすこと、滅菌はすべての微生物を除去すること。 ポイント:滅菌の前提として洗浄が必要になる。 注意:消毒と滅菌を同じ意味で使わない。到達する水準が異なる。 |
| 針刺し・切創への対応の原則 | 意味:針や刃物で受傷したときに、直ちに報告し、定められた手順に沿って対応する組織的な取り決め。 ポイント:本人の判断で済ませず、報告と記録を行うことが重要である。 注意:自分の判断で済ませず、報告する。受傷後の対応は所属施設の手順と産業医などの指示による。 |
| 医療安全 | 意味:医療の提供に伴う危険を減らし、安全を確保するための組織的な取り組み。 ポイント:個人の注意力だけに頼らず、仕組みで防ぐという考え方をとる。 注意:責任追及を目的としない。原因の分析と再発防止が中心である。 |
| 患者誤認の防止 | 意味:対象を取り違えないように、本人を確認する取り決め。 ポイント:本人に名乗ってもらうなど、複数の情報で照合する方法がとられる。 注意:確認の具体的な方法と使用する識別票は所属施設の基準に従う。 |
| 災害時のトリアージ | 意味:多数の傷病者が生じたときに、緊急度と重症度に応じて対応の優先順位を決めること。 ポイント:限られた資源で助かる人を最大にすることが目的である。 注意:判定は訓練を受けた者が定められた方法で行う。目的と優先順位の考え方を押さえる。 |
| 基準範囲 | 意味:健康な人の検査値の分布から、一定の割合が含まれる範囲として定めた値の幅。 ポイント:施設や測定方法によって異なるため、その施設の基準値表で確認する必要がある。 注意:範囲から外れることが、ただちに病気を意味するわけではない。判断は医師が行う。 出典・基準日:基準範囲は各施設が定める。所属施設の基準値表で確認する。 |
| AST・ALT | 意味:肝臓などの細胞に含まれる酵素で、細胞が壊れると血液中に出てくる。 ポイント:肝臓の状態をみる代表的な検査項目である。 注意:ASTは肝臓以外にも含まれる。両者の違いを押さえる。 |
| 主作用と副作用 | 意味:主作用は治療の目的として期待される作用、副作用は目的以外に現れる作用。 ポイント:どちらも同じ薬がもつ性質であり、切り離せない。 注意:副作用は必ず有害とは限らないが、有害な反応は速やかに報告する。 |
| 与薬時の確認項目 | 意味:与薬の場面で確認する項目の総称。正しい対象、薬剤、量、用法、時間、目的を指し、6Rなどとよばれる。 ポイント:確認は複数の段階で行うことが求められる。 注意:確認項目の名称と中身を押さえる。実際の与薬は、医師の指示と所属施設の手順に基づいて有資格者が行う。 |
よくある質問
無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?
はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで全カードを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。
同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?
重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。
Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?
はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。
取り込んだカードを自分向けに直せますか?
はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要なカードの削除、タグの整理、別デッキへの移動を自由に行えます。
どの範囲を収録していますか?
必修問題で前提となる用語と概念に絞っています。人体の構造と機能、疾病の成り立ち、健康支援と社会保障、看護倫理と法、対象の理解、基礎看護、感染と安全、検査と薬物の基礎の8領域で、合計300枚です。全300枚に領域と細分類のタグを入れてあるので、領域を絞って学習できます。
投与量や看護技術の手順は載っていますか?
載せていません。投与量、投与経路、希釈、滴下速度、手技の具体的な手順、症状から疾患を判断する内容は意図的に範囲外としました。実施の可否と方法は所属施設の基準と有資格者の指導によるためです。カードでは用語の意味と制度の枠組みまでを扱っています。
必修の範囲を一巡するのにどのくらいかかりますか?
1日20枚なら15日、30枚なら10日で全300枚に一度目を通せます。初日にまとめて進める必要はありません。取り込んだ翌日から間隔反復が始まり、覚えた用語は自動的に間隔が伸びるので、負担が重いのは最初の数日で、あとは短時間で回せるようになります。
領域を絞って学習できますか?
できます。全カードに領域と細分類のタグが付いています。人体の構造と機能69枚、健康支援と社会保障50枚、基礎看護40枚、対象の理解36枚、疾病の成り立ち36枚、看護倫理と法30枚、感染と安全25枚、検査と薬物の基礎14枚という内訳なので、苦手な領域だけを回すことも、循環器や感染予防のような細分類で絞ることもできます。
編集方針と出典
Memly運営が下記の一次資料で範囲と用語を確認し、カード本文は独自に作成・校正しています。
看護師国家試験の必修用語300|領域別の無料単語カード
無料プランのまま全カードを追加できます。取り込み時にAI生成を実行しないので、AIクレジットも減りません。追加にはMemlyのアカウントが必要です。
関連ツール
編集基準日2026-08-21。カードはすべてMemlyの独自執筆で、公式の試験問題、選択肢、解説の転載はありません。医療行為の指示や診断の代わりにはなりません。