医療英語・医療用語300|語根から読む英日対訳カード

初見の英語の医療用語を、分解して読めるようにする300枚。

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医療英語が覚えにくいのは、単語の数が多いからではなく、一語ずつ丸ごと覚えようとするからです。gastroenteritis を一語として覚えれば語彙が一つ増えるだけですが、-itis(炎症)、gastr/o(胃)、enter/o(腸)に分ければ、同じ読み方が初見の語にも通用します。このデッキは接頭辞40枚、語根57枚、接尾辞37枚という部品を土台に、症状56枚、部位30枚、検査と処置45枚、診療科と職種21枚、略語14枚の対訳を積み上げました。 裏面は訳語で終わらせていません。日本語側の漢字がその意味を持つ理由まで書いています。梗塞の「梗」も「塞」もふさぐ意味であること、虚血の「虚」は足りない意味であること、骨粗鬆症の「粗鬆」はあらくすかすかであること。英語の語根と日本語の漢字は、どちらも初見の語を読み解く鍵になります。 取り違えやすい対も名指ししました。ureter(尿管)と urethra(尿道)、-phagia(嚥下)と -phasia(言語)、hematemesis(吐血)と hemoptysis(喀血)、ischemia(虚血)と infarction(梗塞)、melena(黒色便)と hematochezia(血便)。綴りが一字しか違わない語や、日本語の訳語が似ていて取り違えやすい語は、どちらのカードからも相手を引けるようにしてあります。 収録は語の意味までです。診断や治療の指示は書いていません。略語も何の略かまでを扱い、施設ごとの運用は含めていません。 取り込むと間隔反復のスケジュールに乗ります。読めるようになった部品は間隔が伸びて出てこなくなり、毎回迷うものだけが戻ってきます。

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収録カード

全300枚から代表100枚を表示しています。

表裏
a-, an-とは?欠如、無を表す接頭辞。日本語では「無」「不」にあたる。 母音の前では an- になる。anuria のように形が変わる。
dys-とは?困難、異常を表す接頭辞。日本語では「困難」「不全」にあたる。 まったく無い状態は a-, an- で表す。程度の違いがある。
hypo-とは?不足、低下、下を表す接頭辞。日本語では「低」「下」にあたる。 hyper- と混同しやすい。綴りと音を合わせて確認する。
tachy-とは?速いことを表す接頭辞。日本語では「頻」にあたる。 brady- と正反対の意味である。
macro-とは?大きいことを表す接頭辞。日本語では「大」にあたる。 micro- と対で覚える。
mega-, megalo-とは?巨大、肥大を表す接頭辞。日本語では「巨」にあたる。 接尾辞の -megaly と意味が同じで、付く位置だけが違う。
tri-とは?三つを表す接頭辞。日本語では「三」にあたる。 心臓では三尖弁が右の房室弁である。
poly-とは?多いことを表す接頭辞。日本語では「多」にあたる。 multi- と意味が重なるが、結び付く語が異なる。
peri-とは?周囲を表す接頭辞。日本語では「周」「囲」にあたる。 通過を表す per- と綴りが近い。
epi-とは?上、表面を表す接頭辞。 日本語の「心窩部」はみぞおちのことで、心臓とは関係がない。
supra-とは?上を表す接頭辞。 sub-, infra- と正反対の位置を表す。
intra-とは?内部を表す接頭辞。日本語では「内」にあたる。 inter- は間、intra- は内である。混同しやすい代表例である。
retro-とは?後ろを表す接頭辞。日本語では「後」にあたる。 時間の過去を表す用法もある。
ab-とは?離れることを表す接頭辞。 ad- と一字違いで向きが逆になる。
pre-, ante-, pro-とは?前、以前を表す接頭辞。日本語では「前」にあたる。 anti-(抗)と ante-(前)は特に紛らわしい。
auto-とは?自己を表す接頭辞。日本語では「自」「自己」にあたる。 自動という日常的な意味ではなく、自分自身の意味で使う。
-itisとは?炎症を表す接尾辞。日本語では「炎」にあたる。 感染と同じ意味ではない。感染がなくても炎症は起こる。
-osisとは?異常な状態や増加を表す接尾辞。日本語では「症」にあたる。 炎症を表す -itis とは前提が異なる。
-uriaとは?尿の状態を表す接尾辞。日本語では「尿」にあたる。 語根の ur/o と合わせて覚える。
-omaとは?腫瘍や腫瘤を表す接尾辞。日本語では「腫」にあたる。 すべてが腫瘍を意味するわけではない。血腫は腫瘍ではない。
-stenosisとは?狭窄を表す接尾辞。日本語では「狭窄」にあたる。 広がることを表す -ectasis と対で覚える。
-rrheaとは?流出、分泌を表す接尾辞。日本語では「漏」「下痢」などにあたる。 r が二つ重なる綴りに注意する。
-ectasisとは?拡張を表す接尾辞。日本語では「拡張症」にあたる。 無気肺は広がっていない状態を指すため、語の印象と逆になる。
-phagiaとは?嚥下、食べることを表す接尾辞。日本語では「嚥下」にあたる。 話すことを表す -phasia と一字違いである。
-ectomyとは?切除を表す接尾辞。日本語では「切除術」にあたる。 切開を表す -tomy と一字違いで意味が変わる。
-plastyとは?形成を表す接尾辞。日本語では「形成術」にあたる。 形成を表す -plasia と綴りが似ている。
-centesisとは?穿刺を表す接尾辞。日本語では「穿刺」にあたる。 語の意味だけを扱う。実施は定められた資格と手順による。
-scopyとは?内部を見る検査を表す接尾辞。日本語では「鏡検査」にあたる。 器具を表す -scope と区別する。
-graphyとは?撮影や記録の方法を表す接尾辞。日本語では「造影」「撮影」にあたる。 結果物を表す -gram と区別する。
-metry, -meterとは?測定する行為と、測定する器具を表す接尾辞。日本語では「測定」「計」にあたる。 行為と器具で語尾が変わる点を押さえる。
-genic, -genesisとは?引き起こす性質と、発生の過程を表す接尾辞。日本語では「性」「形成」にあたる。 iatrogenic は医療行為によって生じたものを表す。
cardi/oとは?心臓を表す語根。日本語では「心」にあたる。 がんを表す carcin/o と綴りが似ていて紛らわしい。
vas/oとは?血管や管を表す語根。 男性生殖器の精管を指す用法もある。
hemat/o, hem/oとは?血液を表す語根。日本語では「血」にあたる。 接尾辞の -emia と語源が同じで、付く位置が違う。
erythr/oとは?赤、赤血球を表す語根。日本語では「赤」にあたる。 白を表す leuk/o と対で覚える。
cyt/oとは?細胞を表す語根。日本語では「細胞」にあたる。 接尾辞では -cyte に形が変わる。
carcin/oとは?がんを表す語根。日本語では「癌」にあたる。 日本語では上皮由来を「癌」、非上皮由来を「肉腫」と書き分ける。
py/oとは?膿を表す語根。日本語では「膿」にあたる。 熱を表す pyr/o と一字違いである。
bacteri/oとは?細菌を表す語根。日本語では「細菌」にあたる。 ウイルスとは構造も対処も異なるため、訳語を混ぜない。
necr/oとは?壊死を表す語根。日本語では「壊死」にあたる。 あらかじめ組み込まれた細胞死であるアポトーシスとは過程が異なる。
lymph/oとは?リンパを表す語根。日本語では「リンパ」にあたる。 血液系とは別の系統である。
oste/oとは?骨を表す語根。日本語では「骨」にあたる。 「粗鬆」はあらくすかすかの意味で、骨の中身が減った状態を表す。
my/oとは?筋を表す語根。日本語では「筋」にあたる。 骨髄と脊髄を表す myel/o と紛らわしい。
pneum/o, pneumon/oとは?空気または肺を表す語根。日本語では「気」「肺」にあたる。 気胸の「気」は空気、肺炎の「肺」は臓器で、同じ語根が別の訳語になる。
trache/oとは?気管を表す語根。日本語では「気管」にあたる。 気管支を表す bronch/o と位置が異なる。
rhin/o, nas/oとは?鼻を表す語根。日本語では「鼻」にあたる。 rhin/o はギリシャ語、nas/o はラテン語由来である。
gastr/oとは?胃を表す語根。日本語では「胃」にあたる。 腹部全体を指す語ではない。
col/o, colon/oとは?大腸を表す語根。日本語では「結腸」「大腸」にあたる。 腟を表す colp/o と綴りが似ている。
chol/e, cholecyst/oとは?胆汁と胆嚢を表す語根。日本語では「胆」にあたる。 「石」を表す lith/o と組み合わさって胆石の語ができる。
esophag/oとは?食道を表す語根。日本語では「食道」にあたる。 気管を表す trache/o とは隣り合うが別の管である。
nephr/o, ren/oとは?腎臓を表す語根。日本語では「腎」にあたる。 nephr/o はギリシャ語、ren/o はラテン語由来である。
hyster/o, metr/oとは?子宮を表す語根。日本語では「子宮」にあたる。 測定を表す -metry と綴りが似ていて紛らわしい。
neur/oとは?神経を表す語根。日本語では「神経」にあたる。 腎臓を表す nephr/o と綴りが似ている。
ophthalm/o, ocul/oとは?眼を表す語根。日本語では「眼」にあたる。 ophthalm/o は綴りが長く、th の位置を誤りやすい。
dyspneaとは?呼吸困難。息をするのが苦しい状態。 息が完全に止まる apnea とは程度が違う。
coughとは?咳嗽。気道の刺激を排出しようとする反射。 医療の記録では「咳嗽」と書かれることが多い。
cyanosisとは?チアノーゼ。皮膚や粘膜が青紫色に見える状態。 日本語では訳さずカタカナで用いる。
ascitesとは?腹水。腹腔内に液体がたまった状態。 全身の浮腫とは分布が異なる。
jaundiceとは?黄疸。皮膚や眼球結膜が黄色く見える状態。 眼球結膜で気づかれやすいと説明される。
hematemesisとは?吐血。消化管から出た血を吐くこと。 気道から出る喀血(hemoptysis)と必ず区別する。
constipationとは?便秘。便が長くとどまり、排便が困難または不十分な状態。 日数の基準は教材や指針によって示され方が異なる。
hematuriaとは?血尿。尿に血が混じった状態。 目で見てわかるものと、検査で初めてわかるものがある。
dysuriaとは?排尿困難、排尿時痛。排尿がしにくい、あるいは痛みを伴う状態。 日本語では文脈により訳し分けられる。
fever, pyrexiaとは?発熱。体温が通常より高く保たれる状態。 体温の高さだけで重症度は決まらない。
dehydrationとは?脱水。体液が失われた状態。 水分だけが失われる型と、電解質も失われる型で性質が異なる。
headache, cephalalgiaとは?頭痛。頭部の痛み。 部位、性質、経過を分けて記録する。
seizure, convulsionとは?発作、けいれん。 日本語ではどちらも「けいれん」と訳されることがあり、原語で区別する。
aphasiaとは?失語症。言葉を話す、理解する働きが失われた状態。 発音がうまくできない dysarthria とは障害の層が異なる。
anemiaとは?貧血。血液が酸素を運ぶ能力が低下した状態。 日本語の「貧血」は立ちくらみの意味でも使われるが、医学用語では血液の状態を指す。
femurとは?大腿骨。太ももの骨。 脛骨(tibia)と位置を取り違えない。
scapulaとは?肩甲骨。背部の上外側にある三角形の骨。 肋骨とは筋でつながり、骨どうしの関節をつくらない。
vertebraとは?椎骨。背骨を構成する一つ一つの骨。 脊髄(spinal cord)は神経であり、椎骨とは別である。
tibiaとは?脛骨。下腿の内側にある太い骨。 外側の細い骨は腓骨(fibula)である。
thoraxとは?胸郭、胸部。 胸骨(sternum)とは指す範囲が違う。
esophagusとは?食道。咽頭と胃をつなぐ管。 気管(trachea)と隣り合うが別の管である。
ileumとは?回腸。小腸の最後の部分。 腸骨を表す ilium と綴りが一字違いである。
gallbladderとは?胆嚢。胆汁をためて濃縮する袋状の器官。 胆汁を作るのは肝臓である。
kidneyとは?腎臓。尿をつくり体液を調節する器官。 腎盂は renal pelvis と表す。
auscultationとは?聴診。体内の音を聞いて調べる診察法。 打診(percussion)、触診(palpation)、視診(inspection)と並べて覚える。
inspectionとは?視診。目で見て調べる診察法。 日常語の「検査」と混同しない。診察の一部である。
chief complaintとは?主訴。受診の理由として本人が最も訴える症状。 診断名ではなく、本人の言葉に近い形で記録する。
diagnosisとは?診断。症状や検査から病態を判断すること。 語の意味を扱うにとどめ、判断そのものは医師の役割である。
urinalysisとは?尿検査。尿の成分を調べる検査。 採尿の方法と時間で結果が変わる。
radiographyとは?エックス線撮影。放射線を用いて画像を得る検査。 得られた画像は radiograph、日本語では単純写真などと呼ばれる。
angiographyとは?血管造影。造影剤を用いて血管を描出する検査。 造影を伴う検査には準備と確認の手順があり、施設の基準に従う。
incisionとは?切開。組織を切り開くこと。 切除を表す excision と区別する。
ligationとは?結紮。糸などで縛って閉じること。 縫合とは目的が異なる。
infusionとは?輸液、点滴。液体を血管内に入れること。 輸血(transfusion)と語尾が似ているため区別する。
prophylaxisとは?予防。病気の発生や再発を防ぐこと。 治療(therapy)とは目的の時点が違う。
disinfectionとは?消毒。病原微生物を減らすこと。 滅菌と同じ語として使わない。
internal medicineとは?内科。手術によらない方法で内臓の疾患を扱う診療科。 英語では専門を表す語を前に置く。
obstetrics and gynecologyとは?産婦人科。妊娠と分娩、女性生殖器の疾患を扱う診療科。 二つの領域が合わさった名称である。
dermatologyとは?皮膚科。 形成外科と扱う範囲が一部重なる。
radiologyとは?放射線科。画像診断と放射線治療を扱う診療科。 撮影の技術を担う職種とは役割が分かれる。
physicianとは?医師。とくに内科系の医師を指すことがある。 外科医は surgeon と呼び分けられる。
physical therapistとは?理学療法士。 二つの職種は対象とする活動が異なる。
CBCとは?全血球計算。complete blood count の略。 略語の読み方や運用は施設によって異なるため、所属の記載規則に従う。
MRIとは?磁気共鳴画像。magnetic resonance imaging の略。 金属に関する確認事項があり、検査前の手順は施設の規則による。
BPとは?血圧。blood pressure の略。 測定条件で値が変わるため、条件をそろえて記録する。
ADLとは?日常生活動作。activities of daily living の略。 買い物や金銭管理などは IADL として区別される。

よくある質問

無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?

はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AI利用枠も消費しないため、無料プランで全300枚を取り込めます。

同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?

重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。

Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?

はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。

取り込んだカードを自分向けに直せますか?

はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要なカードの削除、タグの整理、別デッキへの移動を自由に行えます。

略語はどこまで載っていますか?

何の略かと、その語がどう組み立てられているかまでです。検査、画像、バイタル、生活の評価でよく見る14枚を選びました。施設ごとの書き方や運用は含めていません。同じ検査に複数の略記があるもの(ECGとEKGなど)は、由来の違いも書いてあります。

領域を絞って学習できますか?

できます。全カードに区分と主題のタグが付いています。接頭辞40枚、語根57枚、接尾辞37枚、症状56枚、部位30枚、検査と処置45枚、診療科と職種21枚、略語14枚という内訳なので、まず部品を終わらせてから用語に進むことも、症状だけを回すこともできます。

解剖学デッキや看護師国家試験デッキと一緒に使えますか?

はい。四つは問いが違います。このデッキは語がどう作られているか、解剖学はどこにあるか、生理学はどう調節されているか、看護の必修は看護の概念と制度が中心です。表面が重なるカードが1枚もないように分けてあるので、一緒に取り込んでも同じ内容を二度覚えることはありません。

医療英語・医療用語300|語根から読む英日対訳カード

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医療用語の意味と成り立ちを扱う学習用の教材であり、診断や治療の判断の代わりにはなりません。編集基準日2026-08-22。