無料で学ぶ古典文法の識別を固める200枚暗記カード

古典文法は、意味暗記より先に形の見分けを体に入れると崩れにくくなります。

200枚最終更新 2026-08-30
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古典文法は、語形が同じなのに働きが違うところで手が止まりやすい科目です。設問で問われるのは、その場での読みです。動詞の終止形と連体形、格助詞「の」の主格と連体修飾、助動詞の意味の切り分けなど、知識があっても本文で即答できないと崩れます。覚えるべきなのは用語の言い換えではなく、接続、活用、直後と直前の形、文の切れ目を見て識別する順番です。 このデッキは200枚を、用言の活用40、助動詞60、助詞40、敬語30、識別と読解30に分け、迷いやすい論点を項目ごとに切っています。動詞活用の型、格助詞「の」の主格、歌枕のように、表面では見分けたい語や事項を出し、裏面は「意味」「要点」「注意」で統一しました。長い講義調の説明や作品ごとの周辺知識は広げず、その場で判断に使う軸だけを残しています。 これを間隔をあけて回すと、すでに答えられる活用形や助詞は早く通り過ぎ、まだ迷う助動詞の接続や識別だけが戻ってきます。毎回すべてを同じ重さで見直すのでなく、詰まるカードほど繰り返し当たり、見分けの手順が本文を読む速さに近づいていきます。意味だけで押し切らず、要点と注意まで一緒に出るので、似た形を雑にまとめずに整理できます。

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収録カード

全200枚から代表100枚を表示しています。

四段活用意味:古典動詞で最も数が多い活用種別。 要点:未然ア、連用イ、終止ウ、連体ウ、已然エ、命令エ。書か・書き・書く・書く・書け・書けの型。 注意:終止形と連体形が同じなので、直後に体言が来るか文が切れるかで見分ける。
上一段活用意味:語幹がイ段にまとまる少数の動詞の活用種別。 要点:未然・連用はイ段で、終止形はる、連体形はるる。見・見・見る・見るる・見れ・見よの型。 注意:上二段は終止形がく、連体形がくるになる点で区別する。
上二段活用意味:未然連用がイ段に出る古い動詞の活用種別。 要点:起き・起き・起く・起くる・起くれ・起きよの型。終止形はウ段、連体形はうる。 注意:上一段と似るが、上一段は見・見・見る・見るる・見れ・見よの型で、上二段とは終止形と連体形が異なる。
下一段活用意味:語幹がエ段にまとまるきわめて少数の動詞の活用種別。 要点:未然・連用はエ段で、終止形はる、連体形はるる。蹴・蹴・蹴る・蹴るる・蹴れ・蹴よの型。古典では語数がきわめて少ない。 注意:下二段は終止形がく、連体形がくるになる。現代語の一段動詞をそのまま古典に当てない。
下二段活用意味:未然連用がエ段に出る古い動詞の活用種別。 要点:受け・受け・受く・受くる・受くれ・受けよの型。終止形はウ段、連体形はうる。 注意:下一段と似るが、終止連体が受く・受くるのように分かれる。
カ行変格活用意味:来だけに見られる不規則活用。 要点:こ・き・く・くる・くれ・この型。活用語は基本的に来のみ。 注意:未然形こは打消や推量に続く。命令でこよの形もある。
サ行変格活用意味:すを中心にする不規則活用。 要点:せ・し・す・する・すれ・せよの型。複合語の中でもこの活用を保つ。 注意:連用形しは過去の助動詞きの連体形しと同形。直前直後の関係で判断する。
ナ行変格活用意味:死ぬ・往ぬだけに見られる不規則活用。 要点:な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ねの型。活用語は死ぬと往ぬが中心。 注意:終止形ぬを完了の助動詞ぬと取り違えない。連体形ぬるは助動詞ぬにもあるので、直前が連用形かどうかで判断する。
ラ行変格活用意味:ありなど存在系の語に見られる不規則活用。 要点:あら・あり・あり・ある・あれ・あれの型。あり・をり・はべり・いまそかりが代表。 注意:四段と違って終止形と連体形が異なる。ありを四段動詞としない。
ク活用意味:古典形容詞の基本となる活用種別。 要点:未然連用はく。終止し、連体き、已然けれが目印。補助活用ではから・かり・かる・かれも出る。 注意:シク活用は未然連用でしくとなる。感情語だからシクと決めつけない。
シク活用意味:古典形容詞で語幹にしくを取る活用種別。 要点:未然連用はしく。終止し、連体しき、已然しけれ。補助活用ではしから・しかり・しかる・しかれも出る。 注意:ク活用と同じく終止形はし。見分けは未然連用や語幹の形で行う。
ナリ活用意味:状態や性質を表す形容動詞の代表的な活用種別。 要点:なら・に・なり・なり・なる・なれ・なれのように現れる。体言や連体形に付いて叙述する。 注意:断定の助動詞なりと形が同じでも、語幹が評価語なら形容動詞として見る。
タリ活用意味:主に漢語や擬態語に付く形容動詞の活用種別。 要点:たら・と・たり・たり・たる・たれ・たれのように現れる。状態やありさまを表す。 注意:完了存続の助動詞たりと同形。直前が体言や擬態語なら形容動詞、動詞の連用形なら助動詞と見る。
未然形意味:まだ起こらない事柄に関わる活用形。 要点:ず・む・じ・まし・る・らる・す・さす・しむなどが続く。仮定のばが付くこともある。 注意:已然形にもばが付く。未然形接続なら仮定、已然形接続なら確定条件や原因になりやすい。
連用形意味:前後の語をつなぐ中心的な活用形。 要点:き・けり・つ・ぬ・たりなどが続く。中止、並列、名詞的用法にも使う。 注意:終止形と形が近い語がある。後ろに続く助動詞や文のつながりで判断する。
終止形意味:述語として文を言い切る活用形。 要点:文末に立つのが基本。係助詞ぞ・なむ・や・かの結びにはふつう使わない。 注意:四段では連体形と同形になる。直後に体言がなければ終止形と見やすい。
連体形意味:体言を修飾し、事柄を名詞化するはたらきの活用形。 要点:名詞の前に立つ。係助詞ぞ・なむ・や・かの結びにもなる。準体法でもよく使う。 注意:終止形と同形の語では、後ろに体言や形式名詞が来るかで見分ける。
已然形意味:すでに成り立った事柄を前提にする活用形。 要点:ば・どもに続く形として重要。こそが係れば結びも已然形になる。理由や確定条件を表すことが多い。 注意:命令形と同形の活用もある。後ろにばやどもが続けば已然形と判断し、こそは文中の係り結びを確認する。
命令形意味:命令や強い要求を表す活用形。 要点:文末で相手に動作を促す。四段はえ、上一段はよ、サ変はせよなどが目印。 注意:已然形と同形になる活用がある。後ろにばやどもがあれば已然形と考える。こそは後ろに付かず、文中にあれば結びを確認する。
仮定のば意味:まだ実現していない事柄を条件にするば。 要点:未然形に接続する。行かばのように、もし〜ならばの意味になる。 注意:已然形接続のばとは意味が違う。理由や確定条件なら已然形接続を考える。
確定のば意味:すでに成り立った事柄を前提にするば。 要点:已然形に接続する。咲けばのように、〜すると、〜のでの意味になりやすい。 注意:仮定条件のばは未然形に付く。同じばでも活用形で意味が変わる。
係り結びの連体形意味:係助詞を受けて、文末が連体形で結ぶ現象。 要点:ぞ・なむ・や・かがあると結びは連体形になる。文末でも連体形が立つので要注意。 注意:文末にあるから終止形とは限らない。係助詞の有無を先に確かめる。
係り結びの已然形意味:係助詞こそを受けて、文末が已然形で結ぶ現象。 要点:こそがあれば結びは已然形になる。逆接や強調の文でよく現れる。 注意:連体形で結ぶ係り結びと混同しない。こそだけは已然形を要求する。
形容詞の補助活用意味:形容詞が助動詞や助詞に続くために用いる別系列の活用。 要点:ク活用はから・かり・かる・かれ、シク活用はしから・しかり・しかる・しかれが現れる。 注意:本活用のく・し・き・けれと並べて覚える。かるを四段動詞の連体形と誤認しない。
終止形連体形同形のウ段動詞意味:四段活用を見分ける手掛かり。 要点:終止形と連体形が同じで語尾がウ段なら四段活用。未然形はア段、連用形はイ段、已然形はエ段に変わる。例「書く」「読む」。 注意:ラ変は終止形「り」連体形「る」。サ変は終止形「す」連体形「する」で別。
未然形「こ」の動詞意味:カ行変格の「来」を見分ける手掛かり。 要点:活用は「こ・き・く・くる・くれ・こ」。命令形に「こよ」もある。「来ず」「来む」のように未然形は「こ」。 注意:現代語の命令「来い」と違う。終止形「く」は四段の「行く」などと別語。
終止形「ぬ」連体形「ぬる」の動詞意味:ナ行変格活用を見分ける手掛かり。 要点:活用は「な・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね」。主な語は「死ぬ」「往ぬ」。終止形「ぬ」、連体形「ぬる」が目印。 注意:完了の助動詞「ぬ」も同形。直前が連用形で意味が完了なら助動詞と見る。
連用形「く」の形容詞意味:ク活用の形容詞を見分ける手掛かり。 要点:連用形が「く」になる。終止形は「し」、連体形は「き」、已然形は「けれ」。例「高く」「白く」。 注意:シク活用も終止形は「し」。連用形が「く」か「しく」かで見分ける。
連体形「なる」の形容動詞意味:ナリ活用の形容動詞を見分ける手掛かり。 要点:終止形は「なり」、連体形は「なる」。もと「にあり」。体言を修飾して性質や状態を表す。「静かなる」など。 注意:断定の助動詞「なり」の連体形も「なる」。性質や状態を表すかどうかで判別する。
打消「ず」に続く形意味:未然形を見分ける手掛かり。 要点:打消の助動詞「ず」は未然形接続。「行かず」「見ず」のように、「ず」の直前が未然形になる。 注意:サ変は「せず」、カ変は「来ず」と不規則。語幹だけ見ず活用の種類も確かめる。
文末で言い切る形意味:終止形を見分ける手掛かり。 要点:文がそこで言い切られて完結する基本の形。「花咲く」「空高し」のように、下に体言を取らず文末を結ぶ。 注意:係助詞があると文末でも連体形や已然形で結ぶことがある。文末なら必ず終止形とは限らない。
助動詞「き」意味:過去。自分が直接経験した事実の回想。 要点:連用形接続。活用はせ、き、し、しか。連体形は「し」。 注意:自分の体験を振り返るのが基本。「けり」のような気づきや詠嘆とは違う。
助動詞「ぬ」意味:完了。強意。動作がすっかり実現したことを表す。 要点:連用形接続。活用はな、に、ぬ、ぬる、ぬれ、ね。下に推量語が来ると強意になりやすい。 注意:打消の「ぬ」は助動詞「ず」の連体形。完了の「ぬ」は連用形に付くので接続で見分ける。
助動詞「む」意味:推量。意志。適当。勧誘。仮定。婉曲。 要点:未然形接続。活用は○、○、む、む、め、○。一人称なら意志、二人称なら勧誘や適当、三人称なら推量になりやすい。 注意:終止形に付く「らむ」「べし」と区別する。連体形では婉曲や仮定になりやすい。
助動詞「らむ」意味:現在推量。現在の原因推量。伝聞。婉曲。 要点:終止形接続。ラ変には連体形接続。活用は○、○、らむ、らむ、らめ、○。今の事態を推し量る。 注意:過去について推量する「けむ」と区別する。時間の基準が現在。
助動詞「じ」意味:打消推量。打消意志。 要点:未然形接続。活用は○、○、じ、じ、じ、○。終止形・連体形・已然形が同形。 注意:単なる打消の「ず」と違い、推量や意志を含む。
助動詞「なり」意味:断定。存在。伝聞。推定。 要点:断定は体言・連体形接続。活用は「なら、なり、なる、なれ」が基本で、連用形に「に」もある。伝聞推定は終止形接続で、ラ変には連体形に付く。 注意:名詞や連体形の下なら断定が基本。文末の述語の下で聞いたことや推測を表せば伝聞推定。
助動詞「る」意味:受身。自発。可能。尊敬。 要点:未然形接続。四段・ナ変・ラ変の未然形に付く。活用はれ、れ、る、るる、るれ、れよ。 注意:同じ意味でも接続が違う。四段などには「る」、それ以外には「らる」が付く。
助動詞「す」意味:使役。尊敬。 要点:未然形接続。四段・ナ変・ラ変の未然形に付く。活用はせ、せ、す、する、すれ、せよ。 注意:同じ形のサ変動詞「す」と混同しない。未然形の下に付いて補助的に働けば助動詞。
助動詞「ず」意味:打消。ないという意味。 要点:未然形接続。連体形は「ぬ」、已然形は「ね」。本活用のほかに補助活用「ざり」も用いる。 注意:連体形「ぬ」を完了の助動詞と混同しない。打消の「ぬ」は未然形の下に来る。
助動詞「たし」意味:希望。そうしたいという気持ち。 要点:連用形接続。連用形は「たく」、連体形は「たき」。形容詞型に活用する。 注意:同じ願望の「まほし」とは接続が違う。「たし」は連用形に付く。
助動詞『き』の連体形意味:過去。話し手が直接経験した事実の回想を表す。 要点:活用は特殊型。連体形は「し」。例「見し人」。 注意:「けり」は伝聞や詠嘆を帯びやすい。「し」を形容詞の連体形と見誤らない。
助動詞『つ』の命令形意味:完了。強意。動作がすっかり成る意を表す。 要点:連用形接続。下二段型活用で、命令形は「てよ」。 注意:「て」は接続助詞にもなる。活用して命令形をもつなら助動詞「つ」。
助動詞『たり』の接続意味:完了。存続。動作の結果が続く意も表す。 要点:連用形接続。活用は「たら・たり・たり・たる・たれ・たれ」。 注意:断定の「たり」と違い、完了存続の「たり」は用言の連用形に付く。
助動詞『む』の已然形意味:推量。意志。適当。勧誘。婉曲。仮定。 要点:活用は「○・○・む・む・め・○」。已然形は「め」。 注意:連体形の「む」には婉曲や仮定が出やすい。単純な推量だけで決めない。
助動詞『べし』の接続意味:推量。意志。可能。当然。命令。適当。 要点:終止形接続。ラ変型だけは連体形に付くので「あるべし」となる。 注意:意味が多いので主語や文脈で絞る。打消なら対応する助動詞は「まじ」。
助動詞『けむ』の接続意味:過去推量。過去の原因推量。伝聞。婉曲。 要点:連用形接続。過去の出来事や過去の事情を推し量る助動詞。 注意:現在の原因や状態を推量するのは「らむ」。過去回想の「き」「けり」とも区別する。
助動詞『なり』の二種類意味:断定。伝聞。推定。 要点:断定の「なり」は体言と連体形に付く。伝聞推定の「なり」は終止形接続で、ラ変型には連体形に付く。 注意:同じ形でも別の助動詞である。直前の語形と文脈で見分ける。
助動詞『らし』の活用意味:推定。 要点:終止形接続。ラ変型は連体形に付く。活用は「○・○・らし・らし・らし・○」。 注意:終止形と連体形と已然形が同形である。文中での働きで見分ける。
助動詞『らる』の接続意味:自発。受身。可能。尊敬。 要点:未然形接続。上一段、上二段、下一段、下二段、カ変、サ変の未然形に付く。 注意:意味は「る」と同じ。四段、ナ変、ラ変には原則として付かない。
助動詞『さす』の活用意味:使役。尊敬。 要点:未然形接続。活用は「させ・させ・さす・さする・さすれ・させよ」。 注意:四段、ナ変、ラ変以外の未然形に付くのが基本。「す」と使い分ける。
助動詞『ず』の連体形意味:打消。 要点:未然形接続。活用は「ず・ず・ず・ぬ・ね・○」。連体形は「ぬ」。 注意:完了の助動詞「ぬ」と同形になりうる。直前が未然形なら打消、連用形なら完了と見分けやすい。
助動詞『たし』の活用意味:希望。 要点:連用形接続。ク活用で「く・し・き・けれ」をとる。終止形は「たし」。 注意:自分の願望を表すのが基本。「まほし」も希望の助動詞だが、活用型が違う。
助動詞『き』の已然形意味:過去の回想を表す。話し手が直接経験した事柄に付く。 要点:連用形接続。活用は特殊型で、已然形は「しか」。 注意:副助詞「しか」ではない。直前が連用形なら助動詞「き」の已然形と見やすい。
助動詞『たり』の已然形意味:動作の完了、または結果の状態の持続を表す。 要点:連用形接続。活用はラ変型で、已然形は「たれ」。 注意:断定の助動詞「たり」は体言や連体形に付く。連用形接続ならこちら。
助動詞『べし』の連用形意味:推量、意志、当然、可能、命令、適当を表す。 要点:終止形接続。ラ変型には連体形接続。活用はク活用型で、連用形は「べく」。 注意:打消の意味は助動詞「まじ」が担う。「べからず」は未然形「べから」に「ず」が付いた形。
助動詞『しむ』の活用意味:使役、または尊敬を表す。 要点:未然形接続。活用は下二段型。未然形と連用形は「しめ」。終止形は「しむ」。連体形は「しむる」。已然形は「しむれ」。命令形は「しめよ」。 注意:「す」「さす」と意味は近い。語形が長く、漢文訓読や硬い文体に出やすい。
格助詞「の」の主格意味:動作や状態の主体を表す。 要点:体言に付く。後ろに用言が続き、現代語の「が」に当たることが多い。 注意:後ろが体言なら連体修飾の「の」のことが多い。所有や所属と混同しない。
格助詞「に」の到着点意味:行き着く場所や帰着点を表す。 要点:体言に付き、移動や変化の行き着く先を示す。到着の意味が強い。 注意:方向だけの「へ」や、動作の場所を表す「にて」と区別する。
接続助詞「ば」の已然形接続意味:原因・理由や確定条件を表す。 要点:已然形に付く。既に成り立った事柄を受けて「ので」「ところ」となることが多い。 注意:未然形接続の「ば」は仮定条件が中心である。接続する活用形で見分ける。
接続助詞「つつ」意味:二つの動作の並行や反復継続を表す。 要点:連用形に付く。「ながら」や「てはいつも」の感じで続く動きを示す。 注意:逆接の「ながら」と取り違えない。反対関係がなければ並行と見る。
接続助詞「で」意味:打ち消したままで次へ続くことを表す。 要点:未然形に付く。「ずに」「ないで」に近く、前件を否定して後件へつなぐ。 注意:格助詞や断定ではない。打消の意味が出るか、前の語が未然形かで見る。
係り結びの法則意味:係助詞に応じて文末の活用形が変わる決まりである。 要点:ぞ・なむ・や・かは連体形に結び、こそは已然形に結ぶ。は・もは結びを変えない。 注意:文末が省かれることもある。同じ形の「や」「なむ」の別用法にも注意する。
係助詞「も」意味:添加や並列を表す。 要点:すでにある事柄に重ねて示す。「もまた」の感じで取り立てる。係り結びは起こさない。 注意:ぞ・なむ・や・か・こそのように結びを変えない。加える意が中心である。
係助詞「や」の結び意味:疑問または反語を表す。 要点:文中にあると文末は連体形に結ぶ。問いかけにも、実は否定を含む反語にもなる。 注意:間投助詞「や」と区別する。呼びかけではなく、文全体の疑問を導く。
係助詞「こそ」の結び意味:特に強く取り立てて強意を表す。 要点:文中にあると文末は已然形に結ぶ。ほかの係助詞と違い、結びだけが已然形になる。 注意:ぞ・なむ・や・かの結びは連体形である。已然形が見分けの要点になる。
終助詞「なむ」意味:話し手の願望を表す。 要点:文末に置かれ、未然形に付く。「してほしい」「したいものだ」の気持ちになる。 注意:文中で連体形に結べば係助詞「なむ」。また「ぬ」の未然形「な」と助動詞「む」の連接とも紛れやすい。
格助詞「が」の主格意味:動作や状態の主体を表す。 要点:体言に付き、後ろの用言の主語となる。古文では「の」も主格を表す。 注意:後ろが体言なら所有や所属の連体修飾になりやすい。現代語の主語標識だけと決めつけない。
格助詞「より」の起点意味:動作や状態の起こり始める場所や時を表す。 要点:体言に付き、「京より下る」「今日より」などのように空間と時間の両方の起点を示す。 注意:比較の基準を表す「より」と混同しない。移動や時間の始まりがあれば起点になりやすい。
接続助詞「ものを」意味:逆接を表し、「のに」にあたる。不満や恨みの気持ちを帯びやすい。 要点:活用語の連体形に付く。後件が省略されて余情を残すことも多い。 注意:単なる逆接の「ものの」と区別する。「物を」と切れず、一語の接続助詞として取る。
副助詞「ばかり」意味:程度や限定を表し、「ほど」「だけ」にあたる。 要点:体言や活用語の連体形などに付き、限定だけでなくおおよその程度も示す。 注意:限定だけと決めず、文脈で程度の意も取る。後に「に」を伴う言い回しもある。
終助詞「ばや」意味:話し手の願望を表し、「〜したい」「〜できればよい」にあたる。 要点:活用語の未然形に付く。自分の行為への願いに用いられることが多い。 注意:「ば」や「や」に分けない。一語の終助詞として取り、助動詞「む」の意志とは区別する。
間投助詞「よ」意味:呼びかけや詠嘆を添える。 要点:体言や文の切れ目に付き、語りかけの調子を作る。文中に挟まれて間を整えることも多い。 注意:現代語の文末の終助詞「よ」と同一視しない。古文では間投助詞として文中に現れることがある。
尊敬語意味:動作の主体やその側の人物を高める敬語。 要点:主語が高位者である場合に多い。特別な敬語動詞や尊敬の助動詞で表す。 注意:丁寧語は聞き手への敬意であり、主体への敬意ではない。
丁寧語意味:聞き手や読者に対する丁寧さを表す敬語。 要点:動作の主体や客体ではなく対者への敬意を示す。古文では「侍り」「候ふ」が代表。 注意:尊敬語や謙譲語と同じ文に重なることもある。向きを別々に見る。
二方向への敬語意味:一つの述語の中で、別の二方向へ敬意が向くこと。 要点:謙譲語に尊敬の助動詞が重なると起こる。「聞こえさす」では「聞こゆ」が客体へ、「さす」が主体へ敬意を示す。 注意:一語全体を一括で尊敬語や謙譲語と決めず、成分ごとに向きを確かめる。
丁寧語「侍り」意味:ございます。おります。 要点:ラ行変格活用。存在を丁寧に述べたり、補助動詞的に文末の丁寧を表したりする。 注意:本動詞で高位者に仕える意なら謙譲語になる。
尊敬語「おはす」意味:いらっしゃる。おいでになる。ある。 要点:サ行四段活用。「行く」「来」「居る」「あり」に当たる尊敬語。補助動詞的にも使う。 注意:丁寧語ではなく主体敬意の語。「おはします」と近いが同一語ではない。
四段活用の「給ふ」意味:お与えになる。お…なさる。 要点:ハ行四段活用。本動詞では授与の尊敬。補助動詞では連用形に付いて主体敬意を添える。 注意:下二段活用の「給ふ」は謙譲語で、活用も敬意の向きも異なる。
尊敬語「仰す」意味:おっしゃる。お命じになる。 要点:サ行下二段活用。高位者の発言や命令を表す尊敬語。 注意:「思す」は心中、「仰す」は発言。似た語形でも意味領域が違う。
尊敬語「聞こし召す」意味:お聞きになる。お知りになる。お思いになる。召し上がる。 要点:サ行四段活用の複合語。特に高い人物の認識や飲食に用いる強い尊敬語。 注意:「聞こゆ」は単独では謙譲語にもなる。複合全体で意味を取る。
謙譲語「参る」意味:参上する。伺う。行く。来る。 要点:ラ行四段活用。行き先や訪問相手など高位者への敬意を表す代表的な謙譲語。 注意:主体は話し手側や低い側になる。尊敬の移動語と取り違えない。
謙譲語「聞こゆ」意味:申し上げる。申す。 要点:ヤ行下二段活用。「言ふ」の謙譲語として上位者に対して用いる。補助動詞になることもある。 注意:非敬語では「聞こえる」の意もある。敬語かどうかは相手の有無で見る。
謙譲語「啓す」意味:申し上げる。 要点:サ行四段活用。改まった言い方で、上位者への発言や書状で用いられる。 注意:同じ発言の敬語でも「のたまふ」「仰す」は尊敬語で向きが逆。
謙譲語「承る」意味:お受けする。お聞きする。 要点:ラ行四段活用。高位者の命令や話を受ける意で用いる謙譲語。 注意:授与を受ける「賜る」とは別語。受け手のへりくだりに注目する。
尊敬語「います」意味:「行く」「来る」「いる」の尊敬語。主語に敬意を向ける。 要点:移動と存在の両方に使える。高貴な人物の動作を述べるときに用いられやすい。 注意:現代語では丁寧な「いる」の形だが、古文では主語を高める尊敬語。
謙譲語「詣づ」意味:高位者や神仏のもとへ行く意の謙譲語。行き先に敬意を向ける。 要点:参上や参詣の場面で用いる。自分側の移動を低めて、相手側や神仏を立てる。 注意:主語を高める尊敬語ではない。一般の場所への単なる移動にはふつう用いない。
助動詞「なり」の断定意味:〜である。ときに〜にあるという存在も表す。 要点:体言・連体形に付く。活用はなら・なり・に・なり・なる・なれ・なれ。 注意:終止形に付いて伝聞推定を表す「なり」と区別する。
係助詞「なむ」意味:強意。文意を強く取り立てる。 要点:係助詞なので結びは連体形になる。文中に置かれ、下の述語と呼応する。 注意:文末に置かれて願望を表す「なむ」は終助詞である。
助動詞「ぬ」の終止形「ぬ」意味:〜てしまった。文脈により強意も表す。 要点:連用形に付く。文末に立って文を言い切る形で現れる。 注意:未然形に付く打消の「ず」の連体形「ぬ」と見分ける。
助動詞「ぬ」の命令形「ね」意味:強い命令。必ず〜せよの意になる。 要点:連用形に付く。文末で命令として使う。活用はな・に・ぬ・ぬる・ぬれ・ね。 注意:完了した事実ではなく、命令として読む。
枕詞意味:特定の語の前に置いて調子を整え、語の印象を強める修飾語。 要点:五音前後のものが多い。意味より慣用性が強く、直後の特定語に掛かることが多い。 注意:序詞は後の語と意味上のつながりがある点で異なる。
縁語意味:ある語と意味の領域が近い語を周囲に配し、連想を広げる表現。 要点:海なら波・舟・岸のように、同じ場面の語が集まる。掛詞の補助になることも多い。 注意:一語だけでは縁語といえない。語群の関係で見る。
体言止め意味:文末を名詞で止めて余情や強調を生む表現。 要点:述語を明言しないので、読み手に余韻を残す。和歌では結句に多い。 注意:述語の省略を補いすぎると表現の効果を失う。
尊敬語の主語意味:その動作をする人が敬意の対象であり、主語である。 要点:おはす、のたまふ、給ふなどがあれば、だれを高めているかを確かめる。 注意:敬意の向きは目的語ではない。謙譲語とは逆に考える。
会話文の主語意味:発話内では一人称や二人称が省かれやすく、話し手と聞き手から補う。 要点:命令は聞き手、意志は話し手が主語になりやすい。引用の境目をまず押さえる。 注意:地の文の主語をそのまま会話文に持ち込まない。
本歌取り意味:広く知られた古い和歌の語句や発想を取り入れ、元歌を踏まえて新しい趣を出す表現。 要点:元歌との対応が読み取れることが大切である。元歌を思い出させて、意味や余情を広げる。 注意:単なる似た言い回しではない。元歌を前提にしつつ、取り入れた側に新しい意味が生まれているかを見る。
助動詞「ず」の已然形「ね」意味:打消。多く原因や確定条件を伴って「…ないので」「…ないと」の意を表す。 要点:未然形接続。已然形は「ね」。「ねば」は已然形接続の「ば」を受けるので、識別では打消の助動詞と分かる。 注意:完了「ぬ」の命令形「ね」と区別する。命令なら文末に立ちやすく、「ば」を伴えば通常は打消の已然形。
折句意味:句の頭や末の文字を拾うと、別の語句が現れる仕掛け。 要点:五句の句頭や句末を追って読む。題や贈答相手の名などを忍ばせ、表の歌意に裏のメッセージを重ねる。 注意:偶然の音の並びと早合点しない。拾った語が歌意や贈答の場面に自然につながるかを確かめる。
歌枕意味:和歌で古くから詠み慣らされた名所の地名。土地に結びつく情趣や故事の連想を呼び起こす。 要点:地名そのものが表現の核になる。そこに伴う景物、旅情、恋情などの連想を読み取る。特定の語に掛かる修飾語ではない。 注意:枕詞と混同しない。枕詞は一定の語に掛かる定型句で、歌枕は地名自体が意味と連想を担う。

よくある質問

助動詞はどう覚える前提で並んでいますか

意味だけを並べるのでなく、接続と活用から絞り込む前提です。過去完了、推量意志、受身使役などを、形から判定する流れで確かめられます。

助詞のセクションでは何を見分けられるようにしますか

格助詞、接続助詞、係助詞ほか、取り立てと文末までを入れています。たとえば「の」は主格と連体修飾を混同しやすい点まで、注意欄で押さえられます。

識別と読解のセクションには何が入っていますか

活用形判定のような文法の見分けに加えて、歌枕のように読解で判断を外しやすい項目も入ります。語の説明だけで終えず、本文でどう拾うかまで寄せています。

無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?

はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで200枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。

同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?

重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。

Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?

はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。

取り込んだカードを自分向けに直せますか?

はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。

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公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。編集基準日2026-08-30。