危険物取扱者乙4の重要用語300|法令から消火まで

乙4で落ちるのは覚える量のせいではなく、数字と条件がどこで効くかを言えないからです。

300枚最終更新 2026-08-30
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乙4の試験でつまずくのは、法令の条文が難しいからではありません。指定数量が200なのか400なのか、保安距離が10メートルなのか30メートルなのか、その数字がどの場面で効くのかを言えないまま選択肢に向かうと外します。水溶性なら指定数量が倍になる、屋外貯蔵所にガソリンは置けない、注入のときはエンジンを止める。どれも理由まで押さえると崩れません。 このデッキは300枚。1項目1枚で切り、裏面は「意味」「要点」「注意」の3行に固定しました。収録は法令110枚、物理化学90枚、第4類の性質100枚です。法令は定義と分類から指定数量、製造所等の区分、許可と届出、位置構造設備の基準、貯蔵取扱いの基準、運搬と移送、保安体制、命令と罰則まで順に並べています。物理化学は燃焼の三要素と引火点や発火点の違い、消火の四要素と消火剤の適応を扱います。第4類の性質では特殊引火物から動植物油類までの区分ごとに、代表物質の引火点、比重、水溶性、消火方法を置きました。 数値は絞っています。指定数量や引火点の区分のように法令で定まっているものはそのまま覚える対象として書き、それ以外は条件と判断だけを書きました。取り込むと間隔反復のスケジュールに乗り、すぐ答えられる項目は間隔が伸び、毎回迷う項目だけが戻ってきます。

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危険物意味:消防法別表第一に品名が掲げられ、同表の性質欄の性状を示す物品。 要点:第1類から第6類まで6つに分けられる。判定は性状の試験によって行う。 注意:危険だと感じる物すべてではない。高圧ガスや火薬類は別の法律が扱う。
第2類の危険物意味:可燃性固体で、低い温度で着火しやすい固体。 要点:硫化リン、赤リン、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウムなどが含まれる。 注意:水と反応するものがある。金属粉やマグネシウムに注水すると水素が出て危険になる。
第4類の危険物意味:引火性液体で、乙種第4類の対象になる区分。 要点:特殊引火物、第1石油類から第4石油類、アルコール類、動植物油類に分かれる。 注意:液体そのものではなく蒸気が燃える。この理解が消火や予防の前提になる。
第6類の危険物意味:酸化性液体で、それ自体は燃えないが他の物質の燃焼を促す液体。 要点:過塩素酸、過酸化水素、硝酸が含まれる。 注意:第1類と性質が似ている。違いは固体か液体かにある。
指定数量意味:危険物の危険性の程度に応じて政令で定められた数量。 要点:危険性が高いものほど小さい値になる。規制が適用される境目になる。 注意:重量ではなく容量で定められている。第4類では単位はリットルになる。
指定数量未満の危険物意味:指定数量に満たない量の危険物。 要点:消防法ではなく市町村の火災予防条例で規制される。 注意:規制がないわけではない。適用される法令が変わるだけである。
第1石油類の指定数量意味:第1石油類に定められた指定数量。 要点:非水溶性は200リットル、水溶性は400リットルになる。 注意:水溶性は倍になる。この2倍の関係は石油類とアルコール類に共通する。
第2石油類の指定数量意味:第2石油類に定められた指定数量。 要点:非水溶性は1000リットル、水溶性は2000リットルになる。 注意:灯油と軽油はどちらも非水溶性である。日常でよく扱う分だけ数値を確実にする。
製造所意味:危険物を製造する目的で危険物を取り扱う施設。 要点:許可が必要な製造所等のひとつになる。 注意:単に危険物を扱う場所ではない。製造を目的とすることが要件になる。
取扱所意味:指定数量以上の危険物を取り扱う施設で、製造を目的としないもの。 要点:給油取扱所、販売取扱所、移送取扱所、一般取扱所の4種類がある。 注意:販売取扱所は第1種と第2種に分かれる。指定数量の倍数15を境にする。
屋外貯蔵所意味:屋外の場所で容器入りの危険物を貯蔵する施設。 要点:貯蔵できる品目が限られる。第4類では引火点が0度以上のものに限られる。 注意:ガソリンは貯蔵できない。引火点がマイナスで条件を満たさないためである。
地下タンク貯蔵所意味:地盤面下に埋設されたタンクで危険物を貯蔵する施設。 要点:漏れを検知する設備を設ける。定期点検の対象になる。 注意:見えないので目視で確認できない。だから点検の義務が重くなる。
設置の許可意味:製造所等を設置しようとするときに必要な行政庁の許可。 要点:市町村長等に申請する。許可を受けてから工事に着手する。 注意:届出では足りない。設置と変更は許可の対象である。
完成検査意味:工事完了後に、許可の内容どおりにできているかを確かめる検査。 要点:合格して完成検査済証の交付を受けてから使用を開始する。 注意:検査前の使用はできない。仮使用の承認を受けた場合だけが例外になる。
仮貯蔵と仮取扱い意味:指定数量以上の危険物を、製造所等以外の場所で一時的に扱うこと。 要点:消防長または消防署長の承認を受け、10日以内に限って行える。 注意:承認する相手が仮使用と違う。日数の上限とあわせて覚える。
品名や数量の変更の届出意味:貯蔵する危険物の品名、数量、指定数量の倍数を変えるときの届出。 要点:変更しようとする日の10日前までに届け出る。 注意:事後ではなく事前である。位置や構造の変更と違って許可ではなく届出になる。
保安距離意味:製造所等の外壁から、特定の建築物までとらなければならない距離。 要点:住居は10メートル以上、学校や病院などは30メートル以上、重要文化財は50メートル以上とする。 注意:すべての製造所等に必要なわけではない。屋内タンク貯蔵所や給油取扱所は対象外になる。
保有空地意味:消火活動と延焼防止のために製造所等の周囲に確保する空地。 要点:指定数量の倍数に応じて幅が決まる。物を置いてはならない。 注意:保安距離とは目的が違う。空地は活動の場所を確保するためのものである。
注意事項の掲示板意味:危険物の性質に応じた注意を示す掲示板。 要点:第4類には赤地に白文字で火気厳禁と表示する。 注意:火気注意ではない。第2類の一部が火気注意で、第4類は火気厳禁になる。
防油堤意味:屋外タンク貯蔵所で、漏れた危険物が広がらないよう周囲に設ける堤。 要点:容量はタンク容量の110パーセント以上とする。2基以上ある場合は最大のタンクの110パーセント以上とする。 注意:合計容量ではない。最大のタンクを基準にする点を取り違えない。
貯蔵の基準意味:製造所等で危険物を貯蔵するときに守る共通の決まり。 要点:許可された品名以外を貯蔵しない。みだりに火気を使用しない。 注意:同じ場所に別の物品を置く場合は原則として認められない。例外の条件を確かめる。
容器の積み重ね高さ意味:屋内貯蔵所や屋外貯蔵所で容器を積む高さの上限。 要点:原則3メートルを超えない。第4石油類や動植物油類だけを収納する場合は4メートルまでとする。 注意:品目で上限が変わる。一律ではない。
廃棄の基準意味:危険物を廃棄するときに守る決まり。 要点:焼却する場合は安全な場所で、見張人をつけて行う。 注意:河川や下水に流してはならない。埋没も原則として認められない。
移送取扱所意味:配管やポンプで危険物を移送する取扱所。 要点:パイプラインが代表になる。保安のための巡回や検査が求められる。 注意:移動タンク貯蔵所による移送とは別である。こちらは固定された配管を使う。
運搬容器の基準意味:危険物を運ぶ容器が満たすべき決まり。 要点:材質と構造が定められ、収納口を上に向けて積載する。 注意:液体は容器の容量の98パーセント以下で、55度で漏れない空間を残す。満量にしない。
混載の禁止意味:類の異なる危険物を同じ車両に積むことの制限。 要点:第4類は第2類、第3類、第5類とは混載できる。第1類と第6類とは混載できない。 注意:指定数量の10分の1以下の場合は適用されない。この例外を落とさない。
運搬と移送の違い意味:容器に入れて車両で運ぶことと、移動タンク貯蔵所で運ぶこと。 要点:運搬には危険物取扱者の同乗は不要で、移送には必要になる。 注意:言葉が似ているが規制が違う。免状の携帯義務も移送だけにかかる。
長時間の移送意味:連続して運転する時間が長くなる移送での決まり。 要点:1人の運転時間が4時間を超える場合などは2人以上の運転要員を確保する。 注意:距離ではなく時間と行程で判断する。基準を取り違えない。
危険物取扱者意味:危険物を取り扱うために必要な国家資格を有する者。 要点:甲種、乙種、丙種の3種類がある。乙種は指定された類の危険物を扱える。 注意:資格があれば何でも扱えるわけではない。種類と類で範囲が決まる。
乙種危険物取扱者意味:免状に指定された類の危険物を取り扱える資格。 要点:第4類の免状で第4類の危険物を扱え、無資格者の立会いもできる。 注意:指定された類以外は立会いもできない。範囲を超えないようにする。
免状の交付意味:試験に合格した者に都道府県知事が与える証書。 要点:全国で有効になる。交付を受けた知事以外にも書換えを申請できる。 注意:勤務地の知事に限られない。全国どこでも使える点が要点になる。
免状の再交付意味:免状を亡失、滅失、汚損、破損したときに行う手続き。 要点:交付または書換えをした知事に申請する。 注意:亡失した免状を後で見つけたら10日以内に提出する。この期限を落とさない。
危険物保安監督者意味:製造所等で危険物の取扱作業の保安に関する監督を行う者。 要点:6か月以上の実務経験がある甲種または乙種の危険物取扱者から選任する。 注意:丙種は選任できない。実務経験の年数もあわせて覚える。
危険物施設保安員意味:製造所等の構造や設備の保安を担当する者。 要点:危険物保安監督者を補佐する。指定数量の倍数が100以上の製造所などで置く。 注意:資格の要件はない。監督者とは役割も要件も違う。
定期点検意味:製造所等の位置、構造、設備が基準に適合しているかを自ら調べること。 要点:原則として1年に1回以上行い、記録を3年間保存する。 注意:地下タンクを有する施設は規模にかかわらず対象になる。倍数だけで判断しない。
保安検査意味:大規模な屋外タンク貯蔵所や移送取扱所について、市町村長等が行う検査。 要点:定められた時期ごとに受ける。 注意:定期点検とは別である。こちらは行政が行う検査になる。
措置命令意味:基準に適合しない状態を是正させるために市町村長等が出す命令。 要点:貯蔵取扱基準の遵守命令や、施設の修理改造移転の命令などがある。 注意:命令に従わないと使用停止や許可の取消しにつながる。
緊急使用停止命令意味:公共の安全の維持や災害の発生防止のため、緊急に使用の停止を命じるもの。 要点:市町村長等が発する。違反がなくても危険が切迫すれば出せる。 注意:違反への処分とは目的が違う。予防のための命令である。
無許可貯蔵の罰則意味:許可を受けずに指定数量以上の危険物を貯蔵または取り扱ったときの制裁。 要点:罰金や懲役の対象になる。法人にも罰則が及ぶ場合がある。 注意:知らなかったことは理由にならない。倍数の計算を怠らない。
特殊引火物の定義意味:1気圧で発火点が100度以下、または引火点がマイナス20度以下で沸点が40度以下の物品。 要点:ジエチルエーテルや二硫化炭素があてはまる。指定数量は50リットルになる。 注意:引火点だけでは決まらない。発火点と沸点の条件も見る。
アルコール類の定義意味:炭素数が1から3までの飽和1価アルコールで、含有量が60パーセント以上のもの。 要点:メタノール、エタノール、1-プロパノールが含まれる。 注意:炭素数4以上は含まれない。ブタノールは第2石油類になる。
第3石油類の定義意味:1気圧で引火点が70度以上200度未満の物品。 要点:重油、クレオソート油、グリセリンが含まれる。 注意:引火点が高くても加熱されていれば引火する。安全という意味ではない。
動植物油類の定義意味:動物の脂肉や植物の種子から抽出した油で、引火点が250度未満のもの。 要点:アマニ油やヤシ油が含まれる。指定数量は10000リットルになる。 注意:乾性油はぼろ布にしみ込むと自然発火する。引火点の高さだけで安全とみなさない。
危険物取扱者の立会い意味:無資格者が危険物を取り扱うときに、有資格者がその場で監督すること。 要点:甲種または乙種の危険物取扱者が行える。取り扱える類の範囲内に限られる。 注意:丙種は立会いができない。近くにいるだけでは立会いにならない。
注入ホースの結合意味:移動タンク貯蔵所から地下タンクなどへ注入するときの接続。 要点:注入口に緊結してから注入する。静電気対策として接地する。 注意:緊結せずに差し込むだけでは足りない。抜けや漏れの原因になる。
アース意味:静電気を大地に逃がすために設ける接地。 要点:移動タンク貯蔵所からの注入時や、給油設備で行う。 注意:つないだつもりで接触不良になっていることがある。確認してから作業する。
移動タンク貯蔵所の接地導線意味:ガソリンなど静電気の帯電しやすい危険物を移送する車両に備える導線。 要点:注入や取り出しの前に接地して使う。 注意:備え付けているだけでは意味がない。実際につないでから作業する。
所有者等の責務意味:製造所等の所有者、管理者、占有者が負う義務。 要点:位置構造設備を基準に適合させ、貯蔵取扱いの基準を守らせる。 注意:現場の作業者だけの責任ではない。管理する側にも義務がかかる。
危険物の品名変更と倍数意味:扱う品名を変えると倍数も変わること。 要点:指定数量が違えば同じ容量でも倍数が変わる。届出が必要になる場合がある。 注意:容量が同じだから問題ないとは限らない。品名ごとの指定数量を確かめる。
物質の三態意味:物質がとる固体、液体、気体の3つの状態。 要点:温度と圧力によって移り変わる。状態が変わっても物質そのものは変わらない。 注意:状態変化は物理変化である。別の物質になるわけではない。
潜熱意味:状態変化のときに出入りする熱で、温度を変えない熱。 要点:融解熱と蒸発熱がある。蒸発熱のほうがずっと大きい。 注意:加熱しているのに温度が上がらない区間がある。熱が状態変化に使われているためである。
比重意味:ある物質の質量と、同体積の水の質量との比。 要点:1より小さい液体は水に浮く。第4類の多くは1より小さい。 注意:単位のない値である。密度と数値は近いが意味が違う。
水溶性の危険物意味:水とよく混じり合う第4類の危険物。 要点:メタノール、エタノール、アセトン、酢酸が例になる。 注意:水で薄めれば安全とは限らない。引火点以下になるまで大量の水が要る。
表面張力意味:液面が縮まろうとする性質。 要点:泡消火剤の働きに関わる。界面活性剤は表面張力を下げる。 注意:小さいほど広がりやすい。流出時に薄く広がる原因になる。
化学変化意味:もとの物質とは違う物質ができる変化。 要点:燃焼、酸化、中和があてはまる。熱の出入りを伴う。 注意:見た目の変化だけでは判断できない。生成物が違うかどうかで決まる。
酸化意味:物質が酸素と結びつく反応。 要点:熱と光を伴う激しい酸化が燃焼になる。さびもゆっくりした酸化である。 注意:燃えることだけが酸化ではない。速さが違うだけで同じ種類の反応になる。
点火源意味:燃焼を始めるためのエネルギーを与えるもの。 要点:火気、静電気の火花、摩擦熱、電気設備の火花などがある。 注意:炎だけではない。静電気の小さな火花でも十分な点火源になる。
引火点意味:液体の表面に点火源を近づけたとき、引火するのに十分な蒸気を出す最低の温度。 要点:この温度以上で扱うと引火の危険がある。値が低いほど危険性が高い。 注意:発火点とはまったく別である。点火源が要るかどうかで区別する。
燃焼下限値意味:燃焼範囲のうち、燃えるのに必要な最低の蒸気濃度。 要点:引火点はこの濃度の蒸気が出る温度に対応する。 注意:値が小さいほど危険になる。少ない蒸気でも燃えるためである。
混合危険意味:2つ以上の物質を混ぜたときに発熱や発火の危険が生じること。 要点:酸化性の物質と可燃物の組み合わせで起こる。 注意:それぞれが安全でも混ぜると危険になる。保管場所を分ける理由になる。
粉じん爆発意味:空気中に浮いた可燃性の粉が着火して起こる爆発。 要点:小麦粉、金属粉、砂糖の粉でも起こる。表面積が大きいほど激しい。 注意:液体や気体だけの現象ではない。ふだん燃えにくい物でも起こる。
消火の四要素意味:除去、窒息、冷却、抑制の4つの消火の考え方。 要点:燃焼に必要な要素を1つ以上断つことで火を消す。 注意:抑制は連鎖反応を止める働きである。三要素だけでは説明できない。
水消火剤意味:冷却作用を主とする消火剤。 要点:比熱と気化熱が大きく、木材や紙の火災に有効になる。 注意:油火災には使えない。水より軽い油が浮いて火面が広がる。
ハロゲン化物消火剤意味:抑制作用と窒息作用で消す消火剤。 要点:電気火災や油火災に有効で、汚損が少ない。 注意:種類によっては使用が制限される。オゾン層への影響が理由になる。
普通火災意味:木材、紙、繊維などが燃える火災で、A火災という。 要点:冷却消火が有効になる。水が第一選択になる。 注意:油火災や電気火災と消火剤が違う。区分を確かめてから選ぶ。
ガソリン意味:第1石油類の非水溶性で、自動車の燃料に使う混合物。 要点:引火点はマイナス40度以下、発火点は約300度、蒸気比重は3から4になる。 注意:冬でも引火する。灯油と取り違えて扱うと極めて危険になる。
重油意味:第3石油類の非水溶性で、ボイラーなどの燃料に使う。 要点:引火点は60度以上または70度以上で、粘度が高い。 注意:加熱して扱うことが多い。加熱により引火の危険が増す。
ベンゼン意味:第1石油類の非水溶性で、特有のにおいをもつ液体。 要点:引火点はマイナス11度、蒸気に毒性がある。 注意:毒性が高い。換気と保護具の使用が要る。
酢酸意味:第2石油類の水溶性で、刺激臭のある液体。 要点:引火点は39度、17度以下で凝固する。金属を腐食する。 注意:凝固しても危険性は残る。融ければ引火性の液体に戻る。
貯蔵時の容器の密栓意味:第4類の危険物を容器で保管するときの基本。 要点:蒸気の発生と流出を防ぐために密栓する。 注意:第5類の一部など通気が要る危険物もある。第4類の話として覚える。
防爆構造の電気設備意味:可燃性蒸気のある場所で使う、火花が外に出ない構造の電気機器。 要点:スイッチや照明も対象になる。 注意:一般の電気設備を持ち込まない。小さな火花が点火源になる。
危険物と可燃物の分離保管意味:性質の違うものを分けて置くこと。 要点:酸化性の物質と可燃物を隣に置かない。 注意:同じ倉庫でも間隔をとる必要がある。分けているつもりで近すぎないか確かめる。
混合による引火点の変化意味:引火点の低い液体が少し混じると全体の引火点が下がること。 要点:灯油にガソリンが混じると常温で引火するようになる。 注意:少量だから影響がないとは考えない。取り違えの給油が事故につながる。
第4類に共通する性質意味:引火性の液体で、蒸気が空気と混じって燃える性質。 要点:多くは水に溶けず水より軽い。蒸気は空気より重く低い場所にたまる。 注意:液体が燃えるのではない。燃えるのは蒸気であるという理解が前提になる。
特殊引火物の共通性質意味:引火点が極めて低く、発火点も低い、第4類でもっとも危険性の高い区分。 要点:沸点が低く蒸気が出やすい。燃焼範囲が広いものが多い。 注意:常温よりはるかに低い温度で引火する。冷やしても安全にはならない。
二硫化炭素の発火点意味:二硫化炭素が自ら燃え出す温度で、約90度。 要点:第4類のなかでもっとも低い。熱い蒸気配管に触れただけで発火しうる。 注意:引火点と混同しない。点火源がなくても発火する温度である。
二硫化炭素の燃焼生成物意味:燃えたときにできる気体で、二酸化硫黄を含む。 要点:有毒なので、消火にあたる者は呼吸の保護が要る。 注意:燃焼で生じる気体にも危険がある。火が消えれば安全とは限らない。
第1石油類の共通性質意味:引火点が21度未満で、常温でも引火の危険がある区分。 要点:非水溶性と水溶性に分かれ、指定数量は200リットルと400リットルになる。 注意:常温でも蒸気が燃焼範囲に入る。季節を問わず危険である。
ベンゼンの毒性意味:蒸気を吸うことによる健康への影響。 要点:造血機能に障害を起こすことが知られている。換気と保護具が要る。 注意:においで危険を判断しない。慣れると気づきにくくなる。
ピリジンの性質意味:第1石油類の水溶性で、不快なにおいをもつ液体。 要点:引火点は20度、水と自由に混じり合う。 注意:水溶性の第1石油類にあたる。指定数量は400リットルになる。
アルコール類の定義の範囲意味:炭素数1から3の飽和1価アルコールで、含有量60パーセント以上のもの。 要点:メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノールが含まれる。 注意:炭素数4以上のブタノールは含まれない。第2石油類として扱う。
エタノールの性質意味:アルコール類で、消毒や飲料に使われる無色の液体。 要点:引火点は13度、水と自由に混じり合う。 注意:消毒用でも引火する。噴霧した直後の火気は特に危険になる。
第2石油類の共通性質意味:引火点が21度以上70度未満の区分。 要点:灯油、軽油、キシレン、酢酸が含まれる。常温では引火しにくい。 注意:常温で安全という意味ではない。霧状や布にしみた状態では引火する。
灯油と軽油の見分け意味:色とにおいによる区別。 要点:灯油は無色に近く、軽油は淡黄色から淡褐色になる。 注意:見た目だけで判断しない。容器の表示と入手経路を確かめる。
第3石油類の共通性質意味:引火点が70度以上200度未満の区分。 要点:重油、クレオソート油、グリセリン、エチレングリコールが含まれる。 注意:引火点が高いので常温では引火しにくい。加熱時の危険は大きい。
重油火災の特徴意味:長時間燃え続け、消火が難しい火災。 要点:ボイルオーバーやスロップオーバーが起こりうる。 注意:注水は危険になる。泡による窒息が基本になる。
第4石油類の共通性質意味:引火点が200度以上250度未満の区分。 要点:ギヤー油やシリンダー油などの潤滑油が含まれる。 注意:常温での引火の危険は小さい。ただし一度燃えると消火が難しい。
乾性油意味:ヨウ素価130以上で、空気中で酸化して固まる油。 要点:アマニ油やキリ油が代表になる。塗料に使われる。 注意:しみ込んだ布を積むと自然発火する。引火点の高さと危険性は別である。
水より重い第4類意味:比重が1を超える第4類の危険物。 要点:二硫化炭素、クロロベンゼン、クレオソート油、グリセリンなどがある。 注意:第4類はすべて水より軽いという覚え方をしない。例外がある。
燃焼範囲の広さと危険性意味:下限値が低く上限値が高いほど危険になる関係。 要点:ジエチルエーテルは範囲が広く危険性が高い。 注意:範囲の広さだけで決まらない。引火点も合わせて判断する。
泡消火剤の選択意味:水溶性かどうかで泡の種類を選ぶこと。 要点:非水溶性には一般の泡、水溶性には耐アルコール泡を使う。 注意:一般の泡を水溶性の液体にかけると泡が溶けて消える。効かない。
希釈消火意味:水溶性の危険物を大量の水で薄めて燃えなくする方法。 要点:アルコール類やアセトンで使える。濃度を燃焼範囲の外へ下げる。 注意:非水溶性には使えない。必要な水量も非常に多くなる。
屋内貯蔵所での第4類の貯蔵意味:容器に入れた第4類を屋内に置く場合の扱い。 要点:容器を密栓し、積み重ねの高さを守り、換気と採光を確保する。 注意:床面付近の蒸気に注意する。低い位置の換気が要る。
給油取扱所での取扱い意味:自動車などに直接給油する場所での決まり。 要点:原動機を停止させ、給油空地の中で行う。 注意:携行缶への詰替えには容器と数量の制限がある。何にでも入れられない。
詰替え作業の注意意味:容器から容器へ移すときに守ること。 要点:接地し、こぼさないよう漏斗を使い、換気のよい場所で行う。 注意:満量にしない。膨張分の空間を残す。
作業服と保護具意味:第4類を扱うときの身につけるもの。 要点:帯電しにくい素材の作業服と、必要に応じて保護手袋や保護めがねを使う。 注意:化学繊維の衣服は帯電しやすい。静電気対策の一部として考える。
作業中の監視意味:作業の間、状態を見続けること。 要点:液面、温度、漏れ、におい、周囲の火気を見る。 注意:その場を離れない。短時間でも注入中の放置は危険になる。
教育と訓練意味:取り扱う者が受ける保安のための教育。 要点:保安講習のほか、事業所内の訓練で手順を身につける。 注意:資格を取ったら終わりではない。手順は繰り返し確かめる。
混載と保管の分離意味:ほかの類の危険物と分けて扱うこと。 要点:第4類は第1類と第6類とは混載できない。保管も分ける。 注意:指定数量の10分の1以下では混載の制限が外れる。例外の条件を覚える。
第4類を扱う心構え意味:蒸気が燃えるという性質を前提に行動すること。 要点:見えない蒸気が低い場所を流れていると考えて、火気と静電気を断つ。 注意:液面から離れているから安全とは限らない。蒸気は移動する。

よくある質問

分野の内訳とカードの形式を教えてください。

法令110枚、物理化学90枚、第4類の性質100枚の計300枚です。表は項目名だけ、裏は「意味」「要点」「注意」の3行に固定しています。細分類のタグが付いているので、指定数量だけ、消火剤だけ、第1石油類だけ、といった絞り方ができます。

指定数量や引火点の数字はどこまで載っていますか。

法令で定まっている区分の値は覚える対象として書いてあります。特殊引火物の50リットルから動植物油類の10000リットルまでの指定数量、水溶性で倍になる関係、区分ごとの引火点の境目、代表物質の引火点と比重が入っています。改正で動きうる事項は最新の法令を確認してください。

乙4以外の類にも使えますか。

法令と物理化学の部分は共通する内容が多いので他の類の学習にも使えます。ただし第4類の性質100枚は引火性液体に特化しており、第1類から第6類までの各性質は扱っていません。乙4に必要な範囲を厚くする方針で作っています。

無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?

はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで300枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。

同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?

重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。

Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?

はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。

取り込んだカードを自分向けに直せますか?

はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。

危険物取扱者乙4の重要用語300|法令から消火まで

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公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。危険物取扱者試験は一般財団法人消防試験研究センターが実施する試験です。このデッキは同団体が作成・監修したものではなく、公認や推奨も受けていません。編集基準日2026-08-30。