人体解剖学の基本用語300|系統別に学ぶ無料カード

人体の構造を、10の系統に分けた300枚で組み直す。

300枚最終更新 2026-08-21
このデッキをアプリに追加

無料プランのまま全カードを追加できます。取り込み時にAI生成を実行しないので、AIクレジットも減りません。追加にはMemlyのアカウントが必要です。

解剖学が覚えにくいのは、名称の数ではなく、名称が位置から切り離されて並ぶからです。このデッキは解剖学の総論と、骨格系、筋系、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系、神経系、感覚器の10系統から300語を選び、1語1枚で整理しました。裏面には、その構造が何であるかを書いています。位置の書ける構造のカードには、どこにあり何と隣り合うかを添えました。試験で実際に取り違えられる用語には、その対を名指ししてあります。胃底と子宮底が上方にあること、大脳と脊髄で灰白質と白質の配置が逆になること、内肛門括約筋が不随意で外肛門括約筋が随意であること、横紋の有無と随意・不随意が一致しないこと。名称だけを覚えると崩れる場所を、裏面で拾えるようにしてあります。 図版は使わず、位置関係を言葉で追える形に書き直してあります。図がないぶん、通学の電車でも、実習の待ち時間でも、画面を拡大せずに1枚ずつ回せます。手元のアトラスや教科書と併せて、名称と位置の対応を固める用途に向いています。 収録は解剖学的な事実に絞り、疾患の診断や治療、手技、薬物は入れていません。骨格系43枚、神経系42枚、筋系40枚、循環器系32枚、消化器系32枚、感覚器25枚、総論21枚、呼吸器系20枚、内分泌系16枚、泌尿器系15枚、生殖器系14枚という内訳で、系統ごとに絞って回せます。 取り込むと間隔反復のスケジュールに乗ります。定着した用語は間隔が伸びて出てこなくなり、毎回迷う用語だけが戻ってきます。

追加すると何が起きる?

  1. 1

    ボタンを押すとMemlyが開き、カードが丸ごと自分のデッキに入ります。

  2. 2

    覚え具合に合わせて、次にいつ出すかがカード1枚ずつ決まります。

  3. 3

    追加後は自分のカードなので、書き換えも削除も並べ替えも自由です。

収録カード

全300枚から代表100枚を表示しています。

解剖学的正位意味:直立して顔と足先を前に向け、上肢を体側に垂らし、手掌を前に向けた姿勢。 ポイント:前後、内外、上下といった位置の表現は、すべてこの姿勢を基準に決める。 注意:実際の体位が変わっても記述は変わらない。仰臥位だからといって上下が入れ替わるわけではない。
前頭面〈冠状面〉意味:身体を前後に分ける垂直な面。 ポイント:外転と内転は、この面に沿った動きとして説明される。 注意:名称は2つあるが同じ面を指す。
内側と外側意味:正中線に近い側が内側、遠い側が外側。 ポイント:前腕では尺骨側が内側、橈骨側が外側にあたる。 注意:解剖学的正位を基準とするため、手を回した状態で判断しない。
浅層と深層意味:体表に近い側が浅層、体表から遠い側が深層。 ポイント:筋は浅層から深層へ層をなして重なる。 注意:前後や上下とは別の軸を表す。
体腔意味:内臓を収める体内の空所。胸腔、腹腔、骨盤腔などがある。 ポイント:胸腔と腹腔は横隔膜で隔てられる。 注意:腹腔と腹膜腔は同じではない。腹膜腔は腹膜に囲まれた空間を指す。
腹膜後器官意味:腹膜の後方にあり、前面だけが腹膜に覆われる器官。 ポイント:腎臓、尿管、副腎、膵臓の大部分、腹大動脈、下大静脈などが該当する。 注意:腸間膜をもつ器官とは位置づけが異なる。
上皮組織意味:体表や管腔の内面を覆う組織。 ポイント:形と重なりによって、扁平上皮、円柱上皮、単層、重層などに分けられる。 注意:分泌を担う腺も上皮に由来する。
神経組織意味:ニューロンとグリア細胞からなる組織。 ポイント:ニューロンが情報を伝え、グリア細胞が支持と環境の調節を担う。 注意:数の上ではグリア細胞のほうが多い。
骨の内部構造意味:外側の緻密質と、内側の海綿質からなる。 ポイント:海綿質の隙間を骨髄が満たす。 注意:緻密質は皮質骨とほぼ同じ部分を指す。
骨の形による分類意味:長骨、短骨、扁平骨、不規則骨、含気骨などの分類。 ポイント:大腿骨は長骨、手根骨は短骨、頭頂骨は扁平骨、椎骨は不規則骨にあたる。 注意:大きさではなく、形と構造による分類である。
骨端線意味:成長期の長骨で、骨端と骨幹の間にある軟骨の板。骨端軟骨ともいう。 ポイント:ここで骨が長さを増す。 注意:成長が終わると骨化し、線状の跡として残る。
滑膜関節の構造意味:関節軟骨、関節包、滑膜、関節腔からなる、可動性の高い関節。 ポイント:滑膜が滑液を分泌し、摩擦を減らす。 注意:関節包は外側が線維膜、内側が滑膜である。
骨の連結の種類意味:線維性の連結、軟骨性の連結、滑膜性の連結に分けられる。 ポイント:縫合は線維性、恥骨結合は軟骨性、肩関節は滑膜性である。 注意:可動性の印象で分類しない。連結する組織で分ける。
脳頭蓋と顔面頭蓋意味:頭蓋は、脳を囲む脳頭蓋と、顔をつくる顔面頭蓋に分けられる。 ポイント:脳頭蓋には前頭骨、頭頂骨、側頭骨、後頭骨、蝶形骨、篩骨が含まれる。 注意:下顎骨は顔面頭蓋に属し、頭蓋で唯一よく動く骨である。
泉門意味:新生児の頭蓋で、骨と骨の間が膜のまま残っている部分。 ポイント:前方の菱形の部分が大泉門、後方の三角形の部分が小泉門である。 注意:閉鎖の時期には個体差がある。評価は所定の方法による。
側頭骨意味:頭蓋の側面から底部をつくる骨。 ポイント:内部に中耳と内耳の構造を含み、外耳道と乳様突起がある。 注意:頭頂骨との境は鱗状縫合である。
副鼻腔意味:鼻腔に通じる、頭蓋骨の中の含気腔。前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞、上顎洞がある。 ポイント:鼻腔と連続した粘膜に覆われている。 注意:上顎洞が最も大きい。名称とそれが位置する骨の対応を取り違えやすい。
脊柱の構成意味:頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨、尾骨からなる。 ポイント:仙骨は5個、尾骨は3〜5個の椎骨が癒合してできる。 注意:頸椎の数は7個で、哺乳類ではほぼ共通している。
椎間板意味:椎体と椎体の間にある線維軟骨の板。 ポイント:外側の線維輪と、中心の髄核からなる。 注意:第1頸椎と第2頸椎の間には椎間板がない。
胸郭意味:胸椎、肋骨、胸骨で囲まれたかご状の構造。 ポイント:心臓と肺を保護し、呼吸運動によって形が変わる。 注意:下端は横隔膜によって腹腔と隔てられる。
胸骨意味:胸の前面正中にある扁平骨。上から胸骨柄、胸骨体、剣状突起からなる。 ポイント:鎖骨と肋軟骨が付着する。 注意:3つの部分の並び順を上下で取り違えやすい。
鎖骨意味:胸骨と肩甲骨をつなぐS字状の骨。 ポイント:上肢と体幹をつなぐ唯一の骨性の連結である。 注意:体表から全長を触れることができる。
上腕骨意味:上腕にある長骨。 ポイント:近位端の骨頭が肩甲骨の関節窩と肩関節をつくり、遠位端が橈骨・尺骨と肘関節をつくる。 注意:大結節と小結節はいずれも近位端にある。
骨盤意味:左右の寛骨、仙骨、尾骨で囲まれた輪状の構造。 ポイント:寛骨は腸骨、坐骨、恥骨が癒合してできる。 注意:骨盤上口より上が大骨盤、下が小骨盤である。
恥骨結合意味:左右の恥骨が線維軟骨を介して連結する部分。 ポイント:わずかな可動性がある。 注意:関節腔をもつ滑膜関節ではない。
膝蓋骨意味:大腿四頭筋の腱の中にある種子骨。 ポイント:膝を伸ばす力の向きを変え、効率を高める。 注意:体で最大の種子骨である。
足根骨意味:足の後方をつくる7個の骨。距骨、踵骨などが含まれる。 ポイント:距骨が脛骨・腓骨と距腿関節をつくり、踵骨が踵をつくる。 注意:手根骨は8個で、数が異なる。
骨格筋の構造意味:筋線維が束ねられて筋束をつくり、筋束が集まって1つの筋になる構造。 ポイント:筋全体は筋外膜、筋束は筋周膜、筋線維は筋内膜に包まれる。 注意:筋線維は1個の細胞であり、多数の核をもつ。
起始と停止意味:筋が付着する2点のうち、動きの少ない側が起始、動く側が停止。 ポイント:起始と停止の位置から、その筋の作用を推測できる。 注意:動作によっては役割が入れ替わることがある。固定された側が起始として働く。
アクチンとミオシン意味:筋原線維をつくる2種類のフィラメント。細いものがアクチン、太いものがミオシン。 ポイント:両者が滑り込むことで筋節が短くなり、筋が収縮する。 注意:フィラメント自体が縮むのではなく、重なりが増える。
等尺性収縮と等張性収縮意味:等尺性収縮は筋の長さが変わらない収縮、等張性収縮は長さが変わる収縮。 ポイント:物を持って静止しているときは等尺性、持ち上げるときは等張性である。 注意:力を出していても関節が動かない場合があり、動きの有無だけで判断しない。
表情筋意味:顔面の皮膚に付着し、表情をつくる筋の総称。 ポイント:顔面神経の支配を受ける。 注意:骨から骨へではなく、皮膚に停止する点が他の骨格筋と異なる。
僧帽筋意味:後頭部から胸椎まで起こり、鎖骨と肩甲骨に停止する背部の浅い筋。 ポイント:副神経の支配を受け、肩甲骨の挙上、内転、下制に働く。 注意:上部、中部、下部で作用の方向が異なる。
三角筋意味:鎖骨、肩峰、肩甲棘から起こり、上腕骨に停止する肩を覆う筋。 ポイント:腋窩神経の支配を受け、上腕の外転に働く。 注意:前部、中部、後部で作用が異なり、外転の主役は中部である。
上腕三頭筋意味:上腕後面にある3つの頭をもつ筋。尺骨の肘頭に停止する。 ポイント:橈骨神経の支配を受け、肘関節の伸展に働く。 注意:長頭は肩甲骨から起こるため、肩関節の動きにも関わる。
手の内在筋意味:手の内部で起始と停止をもつ筋。母指球筋、小指球筋、虫様筋、骨間筋など。 ポイント:指の細かい動きを担う。 注意:前腕から腱が伸びてくる外在筋とは区別する。
腹斜筋意味:外腹斜筋と内腹斜筋。側腹部で線維の走行が交差する2層の筋。 ポイント:体幹の回旋と側屈、腹圧の上昇に働く。 注意:外腹斜筋と内腹斜筋では線維の走る向きが逆である。
脊柱起立筋意味:脊柱の後面を縦に走る筋群の総称。腸肋筋、最長筋、棘筋からなる。 ポイント:脊柱の伸展と姿勢の保持に働く。 注意:1つの筋ではなく、複数の筋のまとまりを指す。
横隔膜の裂孔意味:横隔膜を貫く3つの主な孔。大静脈孔、食道裂孔、大動脈裂孔。 ポイント:大静脈孔が最も高い位置にあり、大動脈裂孔が最も低い。 注意:どの構造がどの孔を通るかを取り違えやすい。横隔膜自体は横隔神経の支配を受ける。
腸腰筋意味:大腰筋と腸骨筋を合わせた呼び名。大腿骨の小転子に停止する。 ポイント:股関節を屈曲させる主要な筋である。 注意:起始が体幹側にあるため、体幹と下肢をつなぐ筋として働く。
中殿筋意味:大殿筋の深部にあり、腸骨の外側面から大転子に停止する筋。 ポイント:上殿神経の支配を受け、股関節の外転と、片脚立ちのときの骨盤の安定に働く。 注意:大殿筋と作用を取り違えやすい。外転を担うのは中殿筋である。
ハムストリング意味:大腿後面にある大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の総称。 ポイント:坐骨神経の支配を受け、膝関節の屈曲と股関節の伸展に働く。 注意:大腿四頭筋と拮抗する関係にある。
前脛骨筋意味:下腿前面にあり、足を背屈させる筋。 ポイント:深腓骨神経の支配を受ける。 注意:底屈を担う下腿三頭筋とは作用も支配神経も異なる。
心臓の位置意味:胸腔の縦隔内にあり、正中よりやや左に寄って位置する。 ポイント:前面の大部分は右心室が占める。 注意:心臓全体が左胸にあるわけではない。
半月弁意味:心室の出口にある弁。大動脈弁と肺動脈弁。 ポイント:3枚のポケット状の弁尖からなり、心室へ血液が逆流するのを防ぐ。 注意:房室弁と違い、腱索や乳頭筋をもたない。
血管壁の3層意味:内膜、中膜、外膜の3層構造。 ポイント:動脈は中膜が厚く、静脈は全体に壁が薄い。 注意:毛細血管は内皮細胞とその基底膜だけからなり、3層構造をもたない。
大動脈の区分意味:上行大動脈、大動脈弓、下行大動脈に分けられる。下行大動脈はさらに胸大動脈と腹大動脈に分かれる。 ポイント:横隔膜を境に胸大動脈と腹大動脈に区別する。 注意:区分の順序と境界を取り違えやすい。
上肢の動脈意味:鎖骨下動脈が腋窩動脈、上腕動脈と名を変え、肘で橈骨動脈と尺骨動脈に分かれる。 ポイント:名称は走行する部位によって変わるが、連続した1本の流れである。 注意:どこで名称が変わるかを取り違えやすい。
総腸骨動脈意味:腹大動脈が左右に分かれた動脈。さらに内腸骨動脈と外腸骨動脈に分かれる。 ポイント:内腸骨動脈は骨盤内、外腸骨動脈は下肢へ向かう。 注意:内と外で向かう方向が異なる。取り違えやすい。
上大静脈と下大静脈意味:上半身の血液を集めるのが上大静脈、下半身の血液を集めるのが下大静脈。 ポイント:いずれも右心房に注ぐ。 注意:どちらも静脈血を運ぶが、集める領域が上下で分かれる。
静脈弁意味:静脈の内腔にある、逆流を防ぐ弁。 ポイント:四肢の静脈に多く、筋の収縮とともに血液を心臓へ送り返す。 注意:大静脈など一部の静脈には弁がない。
胸管意味:下半身と左上半身のリンパを集める、最も太いリンパ本幹。 ポイント:左の静脈角で静脈に合流する。 注意:右上半身のリンパは右リンパ本幹を経て右の静脈角に注ぐ。左右で経路が異なる。
鼻腔意味:鼻中隔で左右に分かれた空気の通り道。外側壁から鼻甲介が突出する。 ポイント:粘膜と線毛によって、吸気を加温、加湿し、異物を捕らえる。 注意:上部の狭い領域に嗅上皮があり、嗅覚を担う。
喉頭蓋意味:喉頭の入口の上方にある、葉状の軟骨とその粘膜。 ポイント:嚥下の際に後方へ倒れ、喉頭の入口をふさぐ。 注意:常に閉じているわけではなく、呼吸時は開いている。
気管の構造意味:喉頭から続き、左右の主気管支に分かれるまでの管。 ポイント:C字型の気管軟骨がおよそ16から20個並び、後壁は軟骨を欠く膜性壁である。 注意:後壁が平らなのは、後方の食道が広がれるようにするためとされる。
肺葉意味:右肺は上葉、中葉、下葉の3葉、左肺は上葉と下葉の2葉に分かれる。 ポイント:葉の間は葉間裂で隔てられる。 注意:左肺が2葉なのは、心臓が左に寄っているためである。
肺尖と肺底意味:肺の上端が肺尖、横隔膜に接する下面が肺底。 ポイント:肺尖は鎖骨より上方に達する。 注意:肺は胸郭の内側いっぱいに広がっており、鎖骨の下だけにあるのではない。
呼吸筋意味:呼吸運動を起こす筋。主要な吸気筋は横隔膜と外肋間筋である。 ポイント:安静時の呼気は主に胸郭と肺の弾性によって受動的に起こる。 注意:横隔膜は横隔神経の支配を受ける。腹筋群は努力性の呼気に関わる。
口腔意味:口唇から口峡までの空間。歯列を境に口腔前庭と固有口腔に分けられる。 ポイント:上壁は口蓋、底には舌がある。 注意:消化管の始まりであると同時に、気道の一部としても働く。
唾液腺意味:耳下腺、顎下腺、舌下腺の3対の大唾液腺と、多数の小唾液腺。 ポイント:耳下腺は漿液性、舌下腺は粘液性が強く、顎下腺は混合性である。 注意:3つの位置と分泌の性質の対応を取り違えやすい。
食道の3狭窄部意味:食道が生理的に狭くなる3か所。起始部、気管分岐部の高さ、横隔膜を貫く部位。 ポイント:気管分岐部の高さでは大動脈弓と気管支が接する。 注意:狭窄部の位置と順序を取り違えやすい。
十二指腸意味:胃の幽門に続く、C字状に湾曲した小腸の最初の部分。 ポイント:膵頭を抱えるように走り、後腹膜に固定されている。 注意:小腸の一部であり、大腸ではない。
回盲弁意味:回腸が盲腸に開く部位にある弁。 ポイント:内容物の逆流を防ぐ。 注意:ここより先が大腸である。小腸と大腸の境の目印になる。
結腸ヒモと結腸膨起意味:結腸の外面を縦に走る3本の帯が結腸ヒモ、その間で外側に膨らんだ部分が結腸膨起。 ポイント:小腸との外見上の違いを見分ける手がかりになる。 注意:小腸にはこれらの構造がない。
消化管壁の4層構造意味:内側から粘膜、粘膜下組織、筋層、漿膜〈または外膜〉の4層。 ポイント:この基本構造は食道から直腸まで共通する。 注意:腹膜に覆われない部位では、漿膜ではなく外膜となる。
肝臓の区分意味:右葉と左葉に大きく分けられ、下面には方形葉と尾状葉がある。 ポイント:横隔膜の直下、腹腔の右上部を占める。 注意:外から見た葉の区分と、血管の走行に基づく区分は一致しない。
胆道意味:胆汁が流れる経路。左右の肝管が合流して総肝管となり、胆嚢管と合流して総胆管になる。 ポイント:総胆管は膵頭の後方を通り、十二指腸に開口する。 注意:総肝管と総胆管の境は、胆嚢管が合流する点である。
腎臓の位置と形意味:後腹膜にある、そら豆状の左右一対の器官。 ポイント:右腎は肝臓があるため、左腎よりわずかに低い位置にある。 注意:腹腔内ではなく腹膜の後方にある。
腎小体意味:糸球体とそれを包むボウマン嚢からなる、尿の生成が始まる構造。 ポイント:腎皮質に分布する。 注意:ボウマン嚢は糸球体を二重に包む構造で、内葉と外葉の間が空間になる。
尿管の3狭窄部意味:尿管が生理的に狭くなる3か所。腎盂から尿管への移行部、総腸骨動脈との交叉部、膀胱壁を貫く部位。 ポイント:膀胱壁を斜めに貫くことで、尿の逆流が防がれる。 注意:狭窄部の位置と順序を取り違えやすい。
精巣意味:陰嚢内にある男性の生殖腺。 ポイント:精子をつくると同時に、男性ホルモンを分泌する。 注意:発生の途中で腹腔内から下降して陰嚢に収まる。
精嚢意味:膀胱の後方にある一対の腺。 ポイント:精液の液体成分の大部分を分泌する。 注意:精子を貯める袋ではない。名称から誤解しやすい。
卵巣意味:子宮の両側にある女性の生殖腺。 ポイント:卵胞が発育して卵子を放出し、女性ホルモンも分泌する。 注意:卵管とは直接つながっておらず、放出された卵子は卵管采に取り込まれる。
意味:子宮頸に続き、外陰に開く管状の器官。 ポイント:前方に膀胱と尿道、後方に直腸が隣接する。 注意:尿道とは別の開口部をもつ。
内分泌腺と外分泌腺意味:内分泌腺は導管をもたず分泌物を血液中に出す腺、外分泌腺は導管を通して体表や管腔に出す腺。 ポイント:唾液腺や汗腺は外分泌腺、甲状腺や副腎は内分泌腺である。 注意:膵臓は両方の性質をもつ。どちらか一方に決めつけない。
視床下部と下垂体の連絡意味:視床下部は下垂体前葉と後葉を、それぞれ異なる方法で支配する。 ポイント:前葉は血管による下垂体門脈系を介して、後葉は神経の軸索を介して連絡する。 注意:前葉と後葉で連絡のしかたが異なる点が要点である。
甲状腺の位置と形意味:喉頭の下、気管の前面にある蝶のような形の内分泌腺。左右の葉が峡部でつながる。 ポイント:体表から触れる位置にあり、人体で最大の内分泌腺とされる。 注意:気管の後方ではなく前面にある。
膵島〈ランゲルハンス島〉意味:膵臓の中に島のように散在する内分泌の細胞群。 ポイント:A〈α〉細胞はグルカゴン、B〈β〉細胞はインスリン、D〈δ〉細胞はソマトスタチンを分泌する。 注意:膵液を分泌する外分泌部とは別の構造である。
消化管ホルモン意味:消化管の粘膜から分泌され、消化液の分泌や運動を調節するホルモン。 ポイント:胃からガストリン、十二指腸からセクレチンやコレシストキニンが分泌される。 注意:消化管も内分泌の働きをもつ器官である。
ニューロンの構造意味:細胞体、樹状突起、軸索からなる神経細胞。 ポイント:樹状突起が情報を受け取り、軸索が情報を送り出す。 注意:軸索は1本、樹状突起は多数という点を取り違えやすい。
髄鞘と跳躍伝導意味:軸索を包む脂質に富んだ鞘が髄鞘、その切れ目を飛ぶように伝わる伝導が跳躍伝導。 ポイント:髄鞘の切れ目をランビエ絞輪といい、有髄線維では伝導が速くなる。 注意:無髄線維には跳躍伝導が起こらない。
大脳皮質の機能局在意味:皮質の部位によって担う働きが異なること。 ポイント:一次運動野は中心前回、一次体性感覚野は中心後回にあり、視覚野は後頭葉、聴覚野は側頭葉にある。 注意:中心前回と中心後回を取り違えやすい。前が運動、後ろが感覚である。
内包意味:大脳基底核の間を通る、白質の線維が密に集まる部分。 ポイント:大脳皮質と下位の中枢を結ぶ線維が集中して通る。 注意:狭い範囲に多くの線維が通るという構造上の特徴が要点である。
視床意味:間脳の大部分を占める灰白質の塊。 ポイント:嗅覚を除く感覚の情報が、大脳皮質へ向かう途中で中継される。 注意:嗅覚だけは視床を経由せずに大脳へ達する経路をもつ。
意味:脳幹の中間部で、前方に大きく膨らむ部分。 ポイント:大脳と小脳を結ぶ線維が通る。 注意:小脳の前方に位置し、小脳脚でつながる。
脳室系意味:脳の内部にある腔。左右の側脳室、第三脳室、第四脳室からなる。 ポイント:側脳室は大脳半球内、第三脳室は間脳の間、第四脳室は脳幹と小脳の間にある。 注意:第四脳室は脊髄の中心管へ続く。
脊髄の断面意味:中心部にH字状の灰白質があり、その周囲を白質が囲む。 ポイント:灰白質は前角、後角、側角に分けられ、前角には運動ニューロンがある。 注意:大脳とは灰白質と白質の配置が逆である。
脊髄神経節意味:後根の途中にある膨らみで、感覚ニューロンの細胞体が集まる。後根神経節ともいう。 ポイント:感覚の情報は、ここを経て脊髄へ入る。 注意:前根には対応する神経節がない。
脳神経の12対意味:脳から直接出る12対の末梢神経。 ポイント:I嗅神経、II視神経、III動眼神経、IV滑車神経、V三叉神経、VI外転神経、VII顔面神経、VIII内耳神経、IX舌咽神経、X迷走神経、XI副神経、XII舌下神経。 注意:番号と名称の対応が問われやすい。順序で覚える。
腕神経叢意味:主に第5頸神経から第1胸神経の前枝が集まってつくる神経叢。 ポイント:ここから正中神経、尺骨神経、橈骨神経、腋窩神経などが出る。 注意:枝の構成には個体差がある。
交感神経幹意味:脊柱の両側を縦に走る、交感神経節が連なった索状の構造。 ポイント:節前線維は脊髄の胸髄と上部腰髄から出る。 注意:副交感神経は脳幹と仙髄から出る。出る場所が異なる。
眼球壁の3層意味:外膜〈角膜と強膜〉、中膜〈虹彩、毛様体、脈絡膜〉、内膜〈網膜〉の3層。 ポイント:中膜はぶどう膜とも総称される。 注意:角膜と強膜は連続した同じ層である。
水晶体意味:虹彩の後方にある、透明で弾力のあるレンズ状の構造。 ポイント:毛様体筋の働きで厚みが変わり、焦点が合う。 注意:加齢によって弾力が低下する。
黄斑と中心窩意味:網膜の後極にあるやや黄色い部分が黄斑、その中心のくぼみが中心窩。 ポイント:錐体細胞が密集し、最も細かく見える部位である。 注意:視神経乳頭とは別の部位である。
外眼筋意味:眼球を動かす6つの筋。上直筋、下直筋、内直筋、外直筋、上斜筋、下斜筋。 ポイント:上斜筋は滑車神経、外直筋は外転神経、残りは動眼神経の支配を受ける。 注意:3つの脳神経が分担する点が問われやすい。
外耳意味:耳介と外耳道からなる、鼓膜までの部分。 ポイント:音を集めて鼓膜へ導く。 注意:外耳道の外側は軟骨、内側は骨で支えられる。
耳管意味:中耳と上咽頭をつなぐ管。 ポイント:鼓室の内圧を外気圧に合わせる働きをもつ。 注意:小児では短く水平に近いとされる。走行に年齢による違いがある。
嗅覚器意味:鼻腔上部の嗅上皮にある嗅細胞が、においの刺激を受け取る。 ポイント:嗅細胞の突起が篩骨の篩板を通り、嗅球に達する。 注意:嗅覚の経路は、視床を経ずに大脳へ達する部分をもつ点が特徴である。
表皮の層構造意味:深部から基底層、有棘層、顆粒層、淡明層、角質層の順に重なる。 ポイント:基底層で新しい細胞がつくられ、押し上げられて角質層となり脱落する。 注意:淡明層は手掌と足底など、皮膚が厚い部位にみられる。
皮膚の感覚受容器意味:触覚、圧覚、痛覚、温度覚などを受け取る終末。 ポイント:マイスネル小体は触覚、パチニ小体は圧と振動に関わり、痛覚や温度覚は自由神経終末が受け取る。 注意:受容器の種類によって存在する深さと分布が異なる。

よくある質問

無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?

はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで全カードを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。

同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?

重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。

Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?

はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。

取り込んだカードを自分向けに直せますか?

はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要なカードの削除、タグの整理、別デッキへの移動を自由に行えます。

解剖図は入っていますか?

図版は使わず、文章だけで位置関係を追える形に書いています。画面を拡大しなくても読めるので、通学中や実習の合間にそのまま回せます。図で形を確認したいときは手元のアトラスと併用するのが向いています。

どの範囲を収録していますか?

解剖学の総論と、骨格系、筋系、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系、内分泌系、神経系、感覚器の10系統から300語です。タグに系統と細分類を入れてあるので、系統を絞って学習できます。疾患、診断、治療、手技、薬物は範囲外です。

系統を絞って学習できますか?

できます。全カードに系統と細分類のタグが付いています。骨格系43枚、神経系42枚、筋系40枚、循環器系32枚、消化器系32枚、感覚器25枚、総論21枚、呼吸器系20枚、内分泌系16枚、泌尿器系15枚、生殖器系14枚という内訳なので、試験範囲の系統だけを回すことも、上肢の骨や脳神経といった細分類で絞ることもできます。

看護師国家試験の対策デッキとはどう違いますか?

このデッキは構造の名称と位置関係が中心で、機能や制度は扱いません。生理機能や社会保障、看護の基本技術まで含めた必修対策は、別に用意している看護師国家試験の必修用語デッキが対象です。両方を取り込んでも、収録している用語は重ならないように分けてあります。

人体解剖学の基本用語300|系統別に学ぶ無料カード

無料プランのまま全カードを追加できます。取り込み時にAI生成を実行しないので、AIクレジットも減りません。追加にはMemlyのアカウントが必要です。

デッキ一覧へ

編集基準日は2026-08-21です。カードはすべてMemlyの独自執筆で、第三者のアトラスや教材からの図版・記述を転載したものではありません。学習用の教材であり、疾患の診断や治療の助言ではありません。人体には個体差があり、区分の数え方や名称の表記も教科書によって差があるため、細部は使用中の教材で確認してください。