高校生物の重要用語300枚 意味と要点と注意を1枚に
生物でつまずくのは暗記量ではなく、似た用語の区別がついていないところです。
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生物の失点は、知らない用語で起きるより、知っているつもりの用語で起きます。能動輸送と受動輸送、体細胞分裂と減数分裂、免疫の一次応答と二次応答。どれも名前は覚えているのに、どちらがどちらだったかを問われると手が止まる。原因は覚えていないことではなく、二つの違いを一度も言葉にしていないことです。 このデッキは300枚で、1枚に1つの用語だけを置いています。裏は三行に固定してあり、「意味」がそれが何かを一文で述べ、「要点」がどこで起きるか何とつながるかを書き、「注意」が取り違えやすい相手との違いを名指しします。構成は教科書の流れに沿って、細胞と代謝、遺伝子とその働き、生殖と発生、体内環境と応答、生態と進化の五つに分けました。 数値は、染色体数や塩基の対応のように定まっているものだけを載せています。実験の測定値のような、条件で変わるものは入れていません。間隔反復で回すと、すでに区別できている用語は出てこなくなり、いつも迷う組み合わせだけが、迷わなくなるまで戻ってきます。
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収録カード
全300枚から代表100枚を表示しています。
| 表 | 裏 |
|---|---|
| 細胞膜 | 意味:リン脂質二重層にタンパク質が埋め込まれた、細胞を包む膜。 要点:物質の出入りを選択的に調節する。流動モザイクモデルで説明される。 注意:単なる仕切りではない。輸送体や受容体としての働きが本体である。 |
| ミトコンドリア | 意味:呼吸によってATPを合成する細胞小器官。 要点:内膜がクリステとして折れ込み、マトリックスでクエン酸回路が進む。独自のDNAをもつ。 注意:酸素を使う反応は内膜で起こる。マトリックスではない。 |
| リボソーム | 意味:タンパク質を合成する粒子。 要点:RNAとタンパク質からなり、膜をもたない。小胞体に付着するものと遊離するものがある。 注意:細胞小器官だが膜構造はない。この点で他の小器官と異なる。 |
| ゴルジ体 | 意味:扁平な袋が重なった、物質の修飾と分泌に関わる細胞小器官。 要点:小胞体から来たタンパク質に糖を付けて仕分け、小胞で送り出す。 注意:合成する場所ではない。加工と輸送を担う。 |
| 細胞壁 | 意味:細胞膜の外側にあり、細胞の形を保つ丈夫な層。 要点:植物ではセルロースが主成分になる。全透性で物質を選ばない。 注意:細胞膜と役割が違う。選択的透過性をもたない。 |
| 原核細胞 | 意味:核膜に包まれた核をもたない細胞。 要点:細菌が該当し、DNAは細胞質にある。膜で囲まれた小器官をもたない。 注意:リボソームはもつ。膜構造の有無で真核細胞と分ける。 |
| 浸透 | 意味:半透膜を通って溶媒が濃度の低い側から高い側へ移動する現象。 要点:細胞の吸水と失水の説明に使う。 注意:溶質が動くのではない。動くのは水である。 |
| 膨圧 | 意味:植物細胞で、吸水した原形質が細胞壁を押す圧力。 要点:細胞壁からの反発と釣り合う。植物の体を支える力になる。 注意:動物細胞では生じない。細胞壁がないためである。 |
| 受動輸送 | 意味:濃度勾配に従って物質が膜を通る輸送。 要点:エネルギーを必要としない。拡散と促進拡散が含まれる。 注意:促進拡散も受動輸送である。輸送体を使うが濃度勾配に逆らわない。 |
| ナトリウムポンプ | 意味:ATPを使ってナトリウムイオンを外へ、カリウムイオンを内へ運ぶ輸送体。 要点:細胞内外のイオン濃度差をつくり、静止電位のもとになる。 注意:出入りする数が等しくない。電位差が生じる原因になる。 |
| 酵素 | 意味:生体内の化学反応を促進するタンパク質でできた触媒。 要点:活性化エネルギーを下げる。反応の前後で自身は変化しない。 注意:反応の向きや平衡は変えない。到達を速めるだけである。 |
| 最適pH | 意味:酵素の反応速度が最大になる水素イオン指数。 要点:ペプシンは酸性、トリプシンは弱塩基性で働く。 注意:すべての酵素が中性で最もよく働くわけではない。働く場所で決まる。 |
| 非競争的阻害 | 意味:活性部位以外に結合して酵素の立体構造を変え、反応を妨げる現象。 要点:基質濃度を上げても阻害は解けない。 注意:アロステリック効果と関係が深い。競争的阻害と挙動が逆になる。 |
| 呼吸 | 意味:有機物を分解してATPを取り出す反応の全体。 要点:解糖系、クエン酸回路、電子伝達系の三段階からなる。 注意:燃焼と違い段階的に進む。エネルギーを少しずつ取り出す。 |
| クエン酸回路 | 意味:アセチルCoAを分解して二酸化炭素とNADHを生じる、ミトコンドリアマトリックスの回路。 要点:ATPは少ししか生じない。主な役割は還元型補酵素をつくることである。 注意:ここで大量のATPができるわけではない。次の段階で生じる。 |
| アルコール発酵 | 意味:ピルビン酸からエタノールと二酸化炭素を生じる発酵。 要点:酵母が行う。パンや酒の製造に使われる。 注意:乳酸発酵と生成物が違う。二酸化炭素が出るかどうかで見分けられる。 |
| ATP | 意味:アデノシンに三つのリン酸が結合した、エネルギーの受け渡しを担う物質。 要点:末端のリン酸が外れるときにエネルギーが放出される。 注意:エネルギーを蓄えておく物質ではない。その場で使う通貨にあたる。 |
| カルビン回路 | 意味:二酸化炭素を有機物に固定するストロマでの回路。 要点:光化学反応でできたATPとNADPHを使う。 注意:光を直接使わないが光がないと止まる。材料が供給されなくなるためである。 |
| 光飽和点 | 意味:それ以上光を強くしても光合成速度が増えなくなる光の強さ。 要点:二酸化炭素濃度や温度が制限要因になっている。 注意:光が足りないのではない。別の要因が上限を決めている。 |
| 同化と異化 | 意味:単純な物質から複雑な物質をつくる反応と、その逆の反応。 要点:光合成は同化、呼吸は異化にあたる。 注意:同化はエネルギーを使い、異化は取り出す。向きが逆である。 |
| 化学合成 | 意味:無機物の酸化で得たエネルギーを使って有機物を合成する反応。 要点:硝化菌や硫黄細菌が行う。光を必要としない。 注意:光合成と同じく同化だが、エネルギー源が違う。 |
| 細胞周期 | 意味:細胞が分裂してから次に分裂するまでの一連の過程。 要点:間期と分裂期からなり、間期はG1期、S期、G2期に分かれる。 注意:分裂期は周期の一部にすぎない。時間の大半は間期である。 |
| 体細胞分裂 | 意味:核が2つに分かれ、同じ遺伝情報をもつ2個の細胞ができる分裂。 要点:前期、中期、後期、終期の順に進む。染色体数は変わらない。 注意:減数分裂と違い、相同染色体の対合は起こらない。 |
| 細胞の分化 | 意味:同じ遺伝情報をもつ細胞が異なる形と働きをもつようになること。 要点:働く遺伝子の組み合わせが変わることによる。 注意:遺伝情報が失われるのではない。使う遺伝子が変わる。 |
| 幹細胞 | 意味:自分と同じ細胞をつくりつつ、別の細胞にも分化できる細胞。 要点:造血幹細胞やiPS細胞が例になる。 注意:未分化であることと分裂できることの両方が条件になる。 |
| DNA | 意味:遺伝情報を担う、二重らせん構造をとる核酸。 要点:デオキシリボース、リン酸、塩基からなるヌクレオチドがつながる。 注意:RNAとは糖と塩基の一部が違う。ウラシルではなくチミンをもつ。 |
| 半保存的複製 | 意味:もとの2本鎖の片方ずつを鋳型として新しい鎖をつくる複製のしかた。 要点:メセルソンとスタールの実験で確かめられた。 注意:全保存的でも分散的でもない。3つの候補から実験で絞られた。 |
| 岡崎フラグメント | 意味:複製のとき不連続に合成される短いDNA断片。 要点:ラギング鎖でつくられ、あとでつながれる。 注意:リーディング鎖では生じない。伸長の向きの制約から生まれる。 |
| セントラルドグマ | 意味:遺伝情報がDNAからRNAへ、RNAからタンパク質へ流れるという原則。 要点:転写と翻訳の二段階で表される。 注意:例外がある。逆転写酵素はRNAからDNAをつくる。 |
| 翻訳 | 意味:mRNAの塩基配列をアミノ酸配列に読み替える過程。 要点:リボソームで進み、tRNAがアミノ酸を運ぶ。 注意:3塩基で1つのアミノ酸を指定する。1塩基ずつではない。 |
| 開始コドンと終止コドン | 意味:翻訳の始まりを指定するコドンと、終わりを指定するコドン。 要点:開始コドンはメチオニンも指定する。終止コドンはアミノ酸を指定しない。 注意:終止コドンに対応するtRNAはない。だから翻訳が止まる。 |
| エキソンとイントロン | 意味:最終的なmRNAに残る部分と、取り除かれる部分。 要点:遺伝子の中に交互に並んでいる。 注意:イントロンにも意味がある場合がある。無駄な配列とは限らない。 |
| プロモーター | 意味:RNAポリメラーゼが結合して転写が始まる、遺伝子の上流の領域。 要点:転写の開始点と向きを決める。 注意:翻訳されない。転写の制御に関わる配列である。 |
| リプレッサー | 意味:オペレーターに結合して転写を抑える調節タンパク質。 要点:誘導物質が結合すると外れ、転写が始まる。 注意:常に抑えているとは限らない。条件で結合が変わる。 |
| 選択的遺伝子発現 | 意味:細胞ごとに働く遺伝子が異なること。 要点:分化の仕組みの中心にある。 注意:遺伝情報そのものは同じである。使う部分が違う。 |
| だ腺染色体 | 意味:ユスリカやショウジョウバエの幼虫のだ腺にある巨大な染色体。 要点:同じ染色体が多数重なってできる。パフの観察に使われる。 注意:特別な遺伝子をもつのではない。観察しやすい形をしている。 |
| 突然変異 | 意味:DNAの塩基配列が変化すること。 要点:置換、欠失、挿入がある。生殖細胞で起これば子に伝わる。 注意:必ず形質が変わるわけではない。同じアミノ酸を指定することがある。 |
| フレームシフト | 意味:塩基の欠失や挿入によって読み枠がずれる変異。 要点:それ以降のアミノ酸配列がすべて変わる。影響が大きい。 注意:3の倍数の増減では起こらない。読み枠が保たれる。 |
| 遺伝子組換え | 意味:ある生物の遺伝子を別の生物に導入する技術。 要点:制限酵素で切り、DNAリガーゼでつなぐ。プラスミドを運び手に使う。 注意:遺伝子を新しくつくるのではない。移して働かせる技術である。 |
| DNAリガーゼ | 意味:切れたDNA鎖をつなぐ酵素。 要点:組換えや複製の仕上げで働く。 注意:切る酵素と対になる。制限酵素とは逆の働きをする。 |
| 電気泳動 | 意味:DNA断片を電場で移動させ、長さで分ける方法。 要点:DNAは負に帯電しているので陽極へ動く。短いほど速く進む。 注意:重さで沈むのではない。ゲルの網目を通る速さの違いによる。 |
| GFP | 意味:紫外線や青色光を当てると緑色に光るタンパク質。 要点:目的の遺伝子が働いているかを見る目印に使う。 注意:光を出す反応を触媒するのではない。光を吸って別の光を出す。 |
| 遺伝子の本体の証明 | 意味:遺伝子がDNAであることを示した一連の実験。 要点:グリフィスの形質転換、エイブリーの実験、ハーシーとチェイスの実験が並ぶ。 注意:一度で決まったのではない。段階を追って確かめられた。 |
| ハーシーとチェイスの実験 | 意味:バクテリオファージを使って遺伝物質がDNAであることを示した実験。 要点:タンパク質とDNAを別々に標識して追跡した。 注意:細菌に入ったのはDNAだけだった。この分離が決め手になった。 |
| 一遺伝子一酵素説 | 意味:1つの遺伝子が1つの酵素をつくるという考え。 要点:ビードルとテータムがアカパンカビの実験から提唱した。 注意:現在は修正されている。1つの遺伝子から複数の産物ができうる。 |
| 遺伝子と染色体の関係 | 意味:遺伝子が染色体上に並んでいるという考え。 要点:サットンが染色体の動きとメンデルの法則の対応から提唱した。 注意:モーガンの実験で裏づけられた。連鎖の発見がその証拠になる。 |
| コドン表の読み方 | 意味:mRNAの3塩基からアミノ酸を読み取る表の使い方。 要点:5の側から3つずつ区切って読む。 注意:DNAの配列をそのまま当てはめない。mRNAに直してから読む。 |
| 遺伝暗号の普遍性 | 意味:ほとんどの生物で同じコドンが同じアミノ酸を指定すること。 要点:遺伝子組換えが種を越えて働く根拠になる。 注意:完全に例外がないわけではない。ミトコンドリアなどで少し異なる。 |
| タンパク質の立体構造 | 意味:アミノ酸の並びから決まる、タンパク質の折りたたまれた形。 要点:一次から四次構造までの段階で表す。働きは形で決まる。 注意:変性すると形が崩れて働きを失う。配列は変わらない。 |
| ペプチド結合 | 意味:アミノ酸どうしが水を失ってつながる結合。 要点:多数つながるとポリペプチドになる。 注意:つくるときに水が出る。切るときは水を使う。 |
| 無性生殖 | 意味:配偶子によらずに新しい個体をつくる生殖。 要点:分裂、出芽、栄養生殖がある。親と同じ遺伝情報をもつ子ができる。 注意:遺伝的多様性が生まれない。環境の変化に弱くなる。 |
| 減数分裂 | 意味:配偶子をつくるときに染色体数が半分になる分裂。 要点:連続した2回の分裂からなり、1個の細胞から4個の細胞ができる。 注意:DNAの複製は1回だけである。分裂は2回でも複製は1回になる。 |
| 乗換え | 意味:対合した相同染色体の間で一部が交換される現象。 要点:キアズマとして観察される。遺伝子の新しい組み合わせを生む。 注意:染色体が壊れるのではない。同じ位置どうしが入れ替わる。 |
| 精子形成 | 意味:精原細胞から精子ができる過程。 要点:一次精母細胞から4個の精細胞ができ、変形して精子になる。 注意:4個すべてが精子になる。卵形成と数が違う。 |
| 受精 | 意味:精子と卵が合体して受精卵ができること。 要点:染色体数がもとに戻る。多精を防ぐ仕組みが働く。 注意:精子が入るだけでは終わらない。核の合体までを指す。 |
| 卵割 | 意味:受精卵が細胞分裂を繰り返して細胞数を増やす初期の分裂。 要点:成長を伴わないので細胞は小さくなる。間期が短い。 注意:ふつうの体細胞分裂と違い、全体の大きさは変わらない。 |
| 神経管 | 意味:外胚葉が陥入してできる、脳と脊髄のもとになる管。 要点:神経板が折れ曲がって閉じてできる。 注意:中胚葉からではない。外胚葉由来である。 |
| 誘導 | 意味:ある部分が隣の部分の分化の方向を決める働きかけ。 要点:原口背唇部が神経管の形成を誘導する。 注意:命令を出すのではない。物質を介した働きかけである。 |
| 分化の決定 | 意味:細胞の運命が定まり、環境を変えても変わらなくなること。 要点:決定は分化より先に起こる。 注意:見た目が変わってから決まるのではない。決定が先である。 |
| 母性因子 | 意味:卵にあらかじめ蓄えられ、初期発生を方向づける物質。 要点:ビコイドやナノスが例になる。受精後すぐの発生を支える。 注意:受精後に転写されるのではない。母親が用意している。 |
| 幹細胞の分化能 | 意味:幹細胞がどこまで多様な細胞になれるかの度合い。 要点:全能性、多能性、多分化能の順に狭くなる。 注意:分裂できることと分化できることは別の性質である。 |
| 再生 | 意味:失われた部分を体がつくり直す現象。 要点:プラナリアやイモリで著しい。幹細胞や脱分化が関わる。 注意:すべての動物で同じ程度に起こるのではない。種による差が大きい。 |
| 被子植物の重複受精 | 意味:精細胞の一方が卵細胞と、もう一方が中央細胞と受精する現象。 要点:胚と胚乳が同時にできる。被子植物に特有である。 注意:裸子植物では起こらない。被子植物だけの仕組みである。 |
| 局所生体染色 | 意味:胚の一部を無害な色素で染めて追跡する方法。 要点:予定運命図をつくるのに使われた。 注意:細胞を殺さないことが条件になる。追跡できなくなるためである。 |
| 卵黄の量と卵割の様式 | 意味:卵黄の多さによって卵割のしかたが変わる関係。 要点:等黄卵は等割、端黄卵は盤割や不等割になる。 注意:種による違いではなく卵黄の分布による違いである。 |
| 体内環境 | 意味:細胞を取り巻く体液のこと。内部環境ともいう。 要点:血液、組織液、リンパ液からなる。一定に保たれることで細胞が働ける。 注意:外部環境と区別する。体内であっても消化管の中は外部にあたる。 |
| 血小板 | 意味:血液凝固に関わる小さな細胞片。 要点:傷口に集まって血ぺいのもとになる。 注意:細胞ではなく細胞の断片である。核をもたない。 |
| 組織液 | 意味:毛細血管からしみ出して細胞の間を満たす液。 要点:細胞との物質のやり取りを仲立ちする。 注意:血液そのものではない。血球やタンパク質は少ない。 |
| 肝臓の働き | 意味:代謝と解毒と貯蔵を担う臓器。 要点:グリコーゲンの合成と分解、尿素の合成、胆汁の生成、血しょうタンパク質の合成を行う。 注意:消化液をつくるが消化管ではない。胆汁は酵素を含まない。 |
| ろ過 | 意味:糸球体からボーマンのうへ血しょうの成分が押し出される過程。 要点:血圧によって起こる。血球とタンパク質は通らない。 注意:選び分けているのではない。大きさで通れないだけである。 |
| 自律神経系 | 意味:意思とは無関係に内臓や分泌を調節する神経系。 要点:交感神経と副交感神経が多くの器官に対して逆向きに働く。 注意:すべての器官が二重支配ではない。汗腺や副腎髄質は交感神経だけである。 |
| 内分泌腺 | 意味:ホルモンを血液中に分泌する腺。 要点:排出管をもたない。分泌された物質は血流で全身に運ばれる。 注意:外分泌腺と違い排出管がない。この違いが定義になる。 |
| 脳下垂体前葉 | 意味:成長ホルモンや刺激ホルモンを分泌する内分泌腺。 要点:甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンを出す。視床下部の放出ホルモンで調節される。 注意:後葉とは調節のされ方が違う。前葉は血液を介して調節される。 |
| インスリン | 意味:すい臓のランゲルハンス島B細胞から分泌され、血糖濃度を下げるホルモン。 要点:細胞への糖の取り込みとグリコーゲンの合成を促す。 注意:血糖を下げるホルモンはこれだけである。上げる側は複数ある。 |
| 糖質コルチコイド | 意味:副腎皮質から分泌され、タンパク質から糖をつくらせるホルモン。 要点:血糖濃度を上げる。副腎皮質刺激ホルモンで調節される。 注意:アドレナリンとは働き方が違う。効果が現れるのが遅い。 |
| 免疫 | 意味:異物を認識して排除する生体の防御の仕組み。 要点:自然免疫と適応免疫からなる。 注意:病原体だけが対象ではない。がん細胞や移植片も対象になる。 |
| 適応免疫 | 意味:特定の異物を認識して排除する免疫。 要点:体液性免疫と細胞性免疫がある。記憶が残る。 注意:働き始めるのが遅い。自然免疫が時間を稼ぐ。 |
| キラーT細胞 | 意味:感染した細胞やがん細胞を直接攻撃するリンパ球。 要点:細胞性免疫の中心になる。 注意:抗体をつくらない。体液性免疫との違いになる。 |
| アレルギー | 意味:無害な物質に対して免疫が過剰に働く反応。 要点:花粉症やアナフィラキシーが例になる。 注意:免疫が弱いのではない。過剰に反応している。 |
| ニューロン | 意味:情報を電気的に伝える神経細胞。 要点:細胞体、樹状突起、軸索からなる。 注意:1個で情報を処理するのではない。つながりで働く。 |
| 全か無かの法則 | 意味:閾値以上の刺激で活動電位が起こり、その大きさは刺激の強さによらないという法則。 要点:1本のニューロンについて成り立つ。 注意:神経全体では成り立たない。興奮する繊維の数で強さが変わる。 |
| 筋収縮の仕組み | 意味:アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間に滑り込んで筋節が短くなる仕組み。 要点:カルシウムイオンとATPが必要になる。滑り説という。 注意:フィラメント自体は縮まない。重なりが増えるだけである。 |
| 植物ホルモンのオーキシン | 意味:細胞の伸長を促す植物ホルモン。 要点:光の当たらない側に移動し、屈性を起こす。頂芽優勢にも関わる。 注意:濃度によって働きが逆になる。根と茎で最適濃度が違う。 |
| 個体群 | 意味:同じ地域に生活する同種の個体の集まり。 要点:密度、齢構成、分布のしかたで特徴づけられる。 注意:群集とは違う。群集は複数の種の集まりである。 |
| 密度効果 | 意味:個体群密度によって成長や繁殖のようすが変わる現象。 要点:高密度では成長が抑えられ、死亡率が上がる。 注意:個体数が増えるだけで自動的に起こる。外部要因を要しない。 |
| 縄張り | 意味:個体や集団が占有し、他個体を排除する空間。 要点:得られる利益と守るための労力の差が最大になる広さに落ち着く。 注意:広いほどよいのではない。守る労力が増える。 |
| 種間競争 | 意味:異なる種が同じ資源をめぐって争う関係。 要点:競争的排除が起こることがある。 注意:共存する場合もある。すみわけや食いわけが起これば両立する。 |
| 生物群集 | 意味:ある地域に生活する全生物の集まり。 要点:種間の関係で構造をもつ。 注意:個体群の単なる寄せ集めではない。関係が構造をつくる。 |
| 食物連鎖と食物網 | 意味:食う食われるの一本の関係と、それが複雑に絡んだ網。 要点:実際の生態系は網の形をとる。 注意:一直線ではない。同じ生物が複数の段階に現れる。 |
| 炭素の循環 | 意味:二酸化炭素が光合成で有機物になり、呼吸や分解で戻る流れ。 要点:化石燃料の燃焼が大気中の量を増やしている。 注意:生物の間だけで閉じていない。大気や地層も関わる。 |
| 生態系のバランス | 意味:生態系が変動しながらも一定の範囲に保たれる性質。 要点:復元力の範囲を超えると別の状態に移る。 注意:変化しないことではない。戻る力があることを指す。 |
| 外来生物 | 意味:人の活動によって本来の生息地の外に持ち込まれた生物。 要点:在来種を圧迫したり交雑したりする。 注意:すべてが害を及ぼすわけではない。定着して影響が出たものが問題になる。 |
| 植生の遷移 | 意味:ある場所の植生が時間とともに移り変わる現象。 要点:一次遷移と二次遷移がある。最終的に極相に達する。 注意:一定の方向に進むが、かく乱で戻ることもある。 |
| 極相林 | 意味:遷移が進んで安定した状態の森林。 要点:陰樹が優占する。ギャップができると一時的に陽樹が入る。 注意:変化が止まるのではない。部分的な更新が続く。 |
| 進化 | 意味:集団の遺伝子構成が世代を重ねて変化すること。 要点:変異、選択、遺伝的浮動、遺伝子流動が関わる。 注意:個体が変わることではない。集団の変化を指す。 |
| びん首効果と創始者効果 | 意味:個体数が急減したときと、少数が新天地に移ったときに起こる遺伝的変化。 要点:どちらも遺伝的多様性が低くなる。 注意:自然選択によるものではない。偶然の抽出による。 |
| 相同器官と相似器官 | 意味:起源が同じで働きが違う器官と、起源が違い働きが似た器官。 要点:相同はコウモリの翼と人の腕、相似は昆虫の翅と鳥の翼が例になる。 注意:見た目の似かたで判断しない。起源で分ける。 |
| 系統樹 | 意味:生物の類縁関係を枝分かれの図で表したもの。 要点:形態や分子の情報から推定する。 注意:進化の道筋の仮説である。確定した事実ではない。 |
| 共生説 | 意味:ミトコンドリアと葉緑体が細胞内に共生した細菌に由来するという説。 要点:独自のDNAと二重の膜、分裂による増殖が根拠になる。 注意:細胞が自らつくったのではない。取り込んだものが残ったと考える。 |
| 化石と地質時代 | 意味:過去の生物の痕跡と、それによって区分される時代。 要点:示準化石で時代を、示相化石で環境を推定する。 注意:二つの化石は用途が違う。取り違えない。 |
よくある質問
各セクションの枚数はどうなっていますか。
細胞と代謝が60枚、遺伝子とその働きが60枚、生殖と発生が50枚、体内環境と応答が65枚、生態と進化が65枚で、合計300枚です。すべてのカードにセクションと小項目のタグが付いているので、遺伝だけ、免疫だけといった絞り込みができます。
計算問題の対策になりますか。
計算そのものの練習にはなりませんが、その前提になる考え方は入っています。たとえば組換え価が何を意味するのか、標識再捕法が何を仮定しているのかといった、式を立てる前に必要な理解を扱っています。手を動かす練習は別に必要です。
共通テストと二次試験のどちらに向いていますか。
どちらの土台にもなります。扱っているのは教科書の用語と原理なので、選択肢を絞る場面でも記述の骨格を組む場面でも同じように働きます。ただし記述の書き方そのものは、答案を書く練習で身につける必要があります。
無料プランでもデッキ全体を取り込めますか?
はい。保存済みのデッキを取り込む処理では新しいAI生成を実行せず、AIクレジットも消費しないため、無料プランで300枚すべてを取り込めます。取り込み後も学習、編集、削除ができます。
同じデッキをもう一度取り込むと重複しますか?
重複しません。すでにある同一カードはスキップされ、改訂で増えたカードだけが追加されます。削除後の再取り込みを含め、同じ公式デッキの取り込みは生涯3回までです。
Web版とスマートフォンアプリの両方で使えますか?
はい。デッキはアカウントに追加されるため、Web版、iOSアプリ、Androidアプリで同じ学習内容と進捗を利用できます。
取り込んだカードを自分向けに直せますか?
はい。取り込み後は自分のカードとして、表裏の編集、不要カードの削除、タグ整理、別デッキへの移動を自由に行えます。
高校生物の重要用語300枚 意味と要点と注意を1枚に
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公式問題の転載はなく、カードはすべてMemlyの独自執筆です。編集基準日2026-08-31。