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Memly 2.0の復習:忘れかけたカードから学ぶ

今どれくらい思い出せそうかを計算し、忘れかけたカードを弱い順に復習できます。学習状況をまとめた画面、今後14日間の復習予定、カードの検索・整理方法を紹介します。

橘 恒一
橘 恒一
Memly CMO公開:最終更新:
Memly 2.0の復習:忘れかけたカードから学ぶ

一度覚えた内容も、復習しなければ24時間で約70%を忘れるとされています。100枚のカードをすべて同じ頻度で見直す方法では、まだ覚えているカードに時間を使う間に、本当に弱いカードを取りこぼします。

Memly 2.0の復習機能は、Web版・iOS版・Android版のすべてで利用できます。学習したカードごとに、「今どれくらい思い出せそうか」を表す想起率を計算し、忘れかけているものへ直接進めます。学習状況をまとめて見る「記憶ダッシュボード」と、カードを検索・整理する「カードライブラリ」も、次に復習する内容を選ぶために使えます。

「忘れかけのカード」を想起率から絞り込めます

想起率は、今この瞬間にカードの答えをどれくらい思い出せそうかを示す目安です。これまでに正解した割合そのものではなく、前回の学習から過ぎた時間と復習の記録をもとに変化します。同じカードでも、学習直後は高く、時間が経つにつれて下がります。

絞り込み条件対象使い方
すべて条件に合う全カードカードのまとまり(デッキ)全体を確認するときに使います
想起率90%未満少し弱くなった学習済みカード広めに弱点を見直すときに使います
想起率80%未満さらに忘れやすくなった学習済みカード時間が限られるときに優先します
想起率90%未満と80%未満のカード数を確認できるMemly 2.0の記憶ダッシュボード

まだ学んでいないカードは、どれくらい忘れたかが分からないため「忘れかけ」には含めません。選んだカードは想起率が低い順に並びます。10分しかない日に途中で終えても、より忘れそうなカードから先に復習できます。

学習状況をまとめた画面で次の復習が見えます

従来の学習記録は、何枚学んだかを振り返るための情報になりがちでした。Memly 2.0の記憶ダッシュボードでは、今どれくらい覚えているかと、これから必要な復習を同じ画面で確認できます。

  • 全体でどれくらい覚えているかと、想起率90%未満・80%未満のカード数を確認できます。
  • 連続学習日数と、学習した日を色で示す17週間のカレンダーを確認できます。
  • 今後14日間の復習予定と、今日までに終わっていない分を確認できます。
  • 繰り返し忘れている苦手カードを確認できます。

どれくらい覚えているかに応じて、条件に合うカードだけを選び、学習を始められます。数字や図を見て終わるのではなく、「忘れかけた32枚を今から学ぶ」のように、確認した結果をすぐ復習につなげる画面です。

カードを検索・整理する画面から復習できます

カードが増えるほど、検索結果を読むだけでは管理しきれません。Memly 2.0のカードライブラリでは、検索する言葉を入力している途中でも結果が更新され、デッキ、学習済みかどうか、想起率を組み合わせて絞り込めます。想起率、次の復習日、忘れた回数などで並び替えることもできます。

絞り込んだ結果全体をそのまま学んだり、検索結果からカードを直接編集したりできます。Web版では、MacならCmdとK、WindowsなどではCtrlとKを同時に押すと検索を開けます。絞り込み条件を含むページのアドレスを保存できるため、あとで同じ条件を開き直せます。

復習日を決める仕組みとしてFSRS 6.0を使います

FSRS 6.0は、各カードの復習記録から次に復習する日を決める計算方法です。Memlyは、21個の計算項目(パラメータ)を使うFSRS 6.0で、カードごとにどれくらい覚えていそうかを計算します。全員に同じ「1日後、3日後、7日後」を当てはめるのではなく、各カードの記録に応じて次の復習日を決めます。忘れかけたカードの絞り込みは、この計算結果を自分で選べる形にしたものです。

Cepedaら(2006)が184件の研究をまとめた分析(メタ分析)でも、時間をあけた学習の有効性が示されています。重要なのは、単に間隔をあけることではなく、忘れ切る前に思い出す機会を作ることです。Memly 2.0では、記憶ダッシュボードと絞り込み機能を使って、どのカードをいつ復習するかを決められます。

正答率、目標定着率、現在の想起率はそれぞれ意味が違います

数字意味使い方
正答率これまでの回答で正解した割合これまでの結果を振り返ります
目標定着率次の復習まで覚えていたい割合1日に必要な復習量を決めます
現在の想起率今どれくらい思い出せそうかの目安忘れかけたカードを選びます
カード内容、AIによる詳しい説明、覚え具合を一つの画面で確認できるMemly 2.0の学習画面

数字が高ければ常に良いわけではありません。すべてのデッキで、次の復習まで覚えていたい割合を高くすると、1日あたりの復習量も増えます。試験日や教材の重要度に合わせてこの割合を変える方法は「Memly 2.0の試験モード」で詳しく紹介します。

ダッシュボードから今日の学習を決めます

  1. 記憶ダッシュボードで、想起率90%未満・80%未満の枚数を確認します。
  2. 使える時間に合わせて、広めの90%未満か、優先度の高い80%未満を選びます。
  3. 答えを自力で思い出す通常の学習を行い、全体を確認したいときはカードの表と裏を続けて見る速習を組み合わせます。

速習を含む学習方法の違いは「Memly 2.0の学習方法」で解説しています。V2.0.0全体の変更は「Memly 2.0リリース概要」をご覧ください。

FSRSと、時間をあけて復習する「間隔反復」の基本については「AIによる暗記支援」にまとめています。

全カードではなく、弱いカードから始めます

多くの人は学習状況の図を見ても、結局いつものデッキを最初から開きます。今日も全カードを同じ順番で見直すか、現在の想起率が低いカードへ進むかを選べます。まず記憶ダッシュボードを一度開き、90%未満と80%未満の枚数を確認してください。今どれくらい覚えているかに合わせて、どちらか一つを選ぶところから始められます。

橘 恒一
橘 恒一
Memly CMO

Memly CMO。認知科学とAIを活用した学習体験の設計・マーケティングを統括。「科学的に正しい学び方を、すべての人に届ける」をミッションに、記憶定着の研究知見をプロダクトとコンテンツに反映しています。

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