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ChatGPTで暗記カードを作る方法【保存・復習まで完結】2026

ChatGPTで暗記カードを作る方法を、生成プロンプトからAnki取り込み・MCPで保存して復習まで完結させるやり方まで2026年版で解説。ChatGPT暗記カード作り方の決定版。

橘 恒一
橘 恒一
Memly CMO公開:最終更新:
ChatGPTで暗記カードを作る方法【保存・復習まで完結】2026

ChatGPTで暗記カードを作る手順は、教材を渡す、問いと答えを確認する、保存先を決めて復習するの3段階です。この記事では、そのまま使える指示文と、作ったカードをAnkiやMemlyへ移す方法を説明します。

最終更新: 2026年6月。本記事はMemly編集部が、記憶研究の主要論文(Ebbinghaus 1885、Roediger & Karpicke 2006、Cepeda et al. 2008、Dunlosky et al. 2013)とFSRSの実装知見、そしてMemly利用者の学習データをもとにまとめました。

初めてなら、まず5枚だけ作り、内容を確認してください。Ankiを使っている方はCSV取り込み、対応するAIからMemlyへ直接保存したい方はMCP連携へ進みます。最初から両方を設定する必要はありません。

結論:ChatGPTで暗記カードは作れる。問題は「その後」にある

ChatGPTには、教材からカードの下書きを作り、表形式へ整える作業を頼めます。ただし、会話に文章として残すことと、カードごとの復習履歴を管理することは別です。長く使うなら、あとで開いて答えられる保存先を決めます。

この記事で使うCSVは、表の内容を行と列で保存するテキスト形式です。MCPは、AIから外部アプリへ接続するための仕組みです。CSVではファイルを読み込み、MCPでは接続後にAIへ保存を依頼します。

ChatGPTで暗記カードを作る取り組みは、大きく3つの段階に分けられます。つまずくのは、そのうち後ろの2つです。

段階やることChatGPT単体での状態
1. 生成プロンプトでカードを作る得意。数秒で大量に作れる
2. 保存カードを失わない形に残す手作業でコピペ/CSV書き出しが必要
3. 復習最適な間隔で繰り返し出題するこの手順では、復習予定を自分か別アプリで管理
ChatGPT暗記カードの3段階(生成・保存・復習)で、生成は得意だが保存と復習は手作業や別ツールが必要なことを示した図

ChatGPTで暗記カードを作る方法と基本プロンプト

ChatGPTでの暗記カードの作り方(基本の手順)

指示があいまいだと、説明が長すぎたり、1枚に複数の質問が混ざったりします。「1枚で何を問うか」と「どの形式で出力するか」を決めておきます。次の指示文の最後に教材を貼り付けて使ってください。

次の文章から暗記カードを作ってください。
条件:
1. 1枚で問う概念は1つだけ。
2. 表面は短い質問、裏面は元資料なしでも分かる簡潔な答え。
3. 用語・固有名詞・数値は教材どおりに残す。
4. 「表面|裏面」の形式で、1行に1枚ずつ出力する。

【ここに教材テキストを貼り付け】

このプロンプトを貼ると、実際には次のような形でカードが返ってきます。

  • 細胞の主なエネルギー通貨は何か?|ATP(アデノシン三リン酸)
  • ミトコンドリアの主な役割は?|ATPを合成する細胞内小器官
  • 光合成が主に行われる細胞小器官は?|葉緑体

この「表面|裏面・1行1枚」の指定により、後述するCSV書き出しやアプリ取り込みがスムーズになります。さらに目的別に、次のように頼み方を変えると精度が上がります。

  • 英単語・語学: 「この英文記事から重要単語を15枚、例文付きで。表面は単語、裏面は意味と例文」→ 出力例: 「ephemeral|短命の、はかない。例文: The fame was ephemeral.」「resilient|回復力のある。例文: She is resilient under pressure.」
  • 資格試験・専門知識: 「この説明から暗記すべき定義と判断基準を、それぞれ1枚ずつカードに」→ 出力例: 「善管注意義務とは?|善良な管理者として通常期待される注意を払う義務」
  • 歴史・暗記科目: 「年号と出来事を対にして、ひっかけ防止のため似た年号は別カードに」→ 出力例: 「1192年の出来事は?|源頼朝が征夷大将軍に任じられた」

教材がPDFや画像・スクリーンショットの場合でも、対応プランのChatGPTならファイルを貼り付けて「この資料から暗記カードを作って」と頼めます。紙の参考書を撮影した画像から要点カードを起こす、といった使い方も可能です。

Dunlosky et al.(2013)のレビュー(主要な学習法10種を効果量で比較したメタ的レビュー)は、「練習テスト(自己テスト)」と「分散学習(間隔をあけた復習)」を、効果が高く汎用的な2大手法として位置づけました。ChatGPTで作るカードは、この「練習テスト」の素材として理想的です。あとはそれを「分散学習」に乗せられるかどうかが勝負になります。AIでカードを作る流れ全般は「AIフラッシュカードの作り方」でも詳しく扱っています。

良いカードと悪いカードの違いをBefore/Afterで見る

プロンプト次第で、同じ教材から生まれるカードの質は大きく変わります。Bjork & Bjork(2011)が「望ましい困難(desirable difficulties)」として論じたように、想起にほどよい負荷がかかるカードほど記憶に残りやすいです。逆に、答えが表面から透けて見えるカードや、複数の論点を詰め込んだカードは、復習しても定着しにくいです。

観点悪いカード(Before)良いカード(After)
粒度1枚に3つの論点を詰め込む1枚1概念に分割する
表面「江戸時代について」など漠然「享保の改革を行った将軍は?」と具体的
裏面段落まるごとで長すぎる核心だけを1〜2文で簡潔に
想起負荷表面に答えのヒントが混入思い出す負荷を適度に残す

ChatGPTに作らせたカードは、必ず一度自分の目で確認してください。AIは流暢にもっともらしい答えを書くため、固有名詞や数値が微妙にずれることがあります。「保存する前に、表面と裏面を一覧で見せて」と頼み、誤りがあればその場で直すのが安全です。

すでに会話にあるカードを、そのまま保存する

すでに内容を確認したカードは、元の教材から作り直さず、同じ会話で保存や形式の変更を依頼します。接続済みかどうかで、次のどちらかを選びます。

  • MCP連携が使える場合: 後述のMCPを接続したうえで、同じ会話で「上に出ている10枚のカードを英単語デッキに保存して」と頼めば、すでに表示済みのカードもそのまま保存できます。作り直しは不要です。
  • MCPが使えない場合: まず「上のカードを、表面と裏面のカンマ区切りCSVで出力して」と頼み、その会話分だけを一括でCSVに書き出します。これでタブを閉じても失われない形にしてから、次章の手順でAnkiなどへ取り込みます。

どちらの場合も、すでに出ているカードは作り直さないほうが速いです。同じ教材を渡しても、生成のたびに文言はぶれます。画面にある内容をそのまま保存先へ流せば、そのブレも防げます。

生成したカードをCSVに書き出してAnkiに入れる

Ankiを使う場合は、カードをCSVファイルにして読み込めます。ここではPC版での基本的な流れを示します。まず数枚で試し、表裏が正しく対応することを確かめてください。

  1. ChatGPTに「上のカードを、表面と裏面をカンマ区切りのCSV形式で出力して。各フィールドはダブルクオートで囲んで」と頼みます。引用符で囲むのは、答えの中にカンマがあっても列を分けないためです。
  2. 出力をコピーし、テキストエディタに貼って、文字コードをUTF-8にして、.csvファイルとして保存します。 文字コードは、文字をファイルに記録する方式のことです。読み込んだ後に日本語が崩れていたら、この設定を確認します。
  3. Ankiを開き、「ファイル」→「読み込み」でCSVを選びます。
  4. 読み込み画面で「区切り文字」をカンマに、ノートタイプを「基本」にし、保存先のデッキを指定します。
  5. 1列目を「表面」、2列目を「裏面」に対応づけて取り込みます。取り込み後に数枚開き、質問と答えの向きを確認します。

この方法はコストがかからず、Ankiの資産をすでに持つ人には相性が良いです。区切り文字でつまずく場合は、ChatGPTに「カンマではなくタブ区切りで出力して」と頼み、Anki側でも区切り文字をタブに合わせると安定します。それでもカードを追加するたびに「コピー→保存→読み込み→フィールド確認」を毎回繰り返す手間は残ります。Ankiそのものの設定に手こずる場合は「Ankiが難しい・挫折した人へ」も参考になります。

MCPで確認したカードをMemlyへ直接保存する

MCP(Model Context Protocol)を使うと、対応するAIから外部アプリへカードの保存を依頼できます。会話履歴が消えるから必要なのではなく、確認したカードを復習用のデッキへまとめる手間を減らすために使います。

Memlyは、このMCPに対応した公式のリモートMCPサーバーを提供するAI暗記アプリです。AIクライアントの接続URL欄に https://app.memly.ai/mcp を入力し、OAuth認証(自分のアカウントへの接続を承認する手続き)を行うと、ChatGPTやClaudeで作ったカードをコピペなしでそのままMemlyのデッキに保存できます。保存前に内容と保存先を確認してください。

保存したカードの復習日は、FSRSという仕組みが回答履歴から計算します。MCPが保存の接続、FSRSが復習日の管理という役割分担です。

  1. 接続: ChatGPTのコネクタ設定にMemlyのMCP接続URLを追加する
  2. 承認: 表示された自分のMemlyアカウントをOAuthで承認する
  3. 依頼: 「この説明を5枚のカードにして、英単語デッキに追加して」と頼む
  4. 復習: Memlyがカードを保存し、FSRSが復習日を自動で組む
ChatGPTとMemlyをMCPで接続する4ステップ(接続・承認・依頼・復習)を矢印でつないだフロー図

実際の動きとしては、ChatGPTで「この英文から重要単語を10枚作って、そのまま英語デッキに保存して」と一度頼むだけで、生成されたカードがMemlyのデッキに並び、保存した瞬間からFSRSが復習スケジュールを組み始めます。あとはWebでもスマホアプリでも、スキマ時間に出てきたカードを答えるだけでよいです。

ChatGPTとClaude、どちらで使えるか

接続条件は、AI側とMemly側を分けて確認します。ChatGPTやClaudeでMCPを使えるかは、プラン、設定、利用環境によって変わります。一方、Memlyへカードを追加・編集するMCP操作には、MemlyのPlusまたはProが必要です。

  • 接続できる場合:保存先とカード内容を確認し、同じ会話で保存を依頼します。
  • 接続項目がない、または設定で止まった場合:先にCSVで保存し、利用しているAIの接続条件を確認します。カードを作り直す必要はありません。

Memly側の接続手順や、検索・表示と追加・編集の違いは「Memly MCP連携とは?ChatGPTで作った暗記カードを直接保存」にまとめています。実際の設定画面はMemlyのMCP接続ガイド(URLを1行つなぐだけ)を見てください。

「保存して復習」まで必要な理由と間隔反復の科学

ChatGPTでカードを作る本当の目的は、カードを作ることではありません。覚えた内容を「忘れないこと」です。そして記憶研究は一貫して、復習のタイミングが定着を左右することを示しています。

Cepedaら(2008)の研究は、復習の間隔を適切にあけることが、後日の記憶保持に役立つことを示しました。これが分散効果です。

Roediger & Karpicke(2006)の実験では、学習直後は再読が上回る場合がある一方、時間をおいたテストでは思い出す練習の成績が高くなりました。学習直後と後日の結果を区別して読むことが重要です。

復習日を計算するFSRSの仕組みやSM-2との違いは「FSRSとSM-2の比較」で扱っています。

アプローチカードの行き先1ヶ月後の状態
作って会話に放置履歴の奥に埋もれる大半を忘れる(忘却曲線)
作って保存・間隔反復デッキに蓄積され出題される復習で記憶が再強化される
復習なしの忘却曲線と、間隔反復で復習するたびに記憶保持率が回復していく曲線を重ねた比較グラフ

生成にかかった時間と、あとで答えられるかは別の確認項目です。数枚のカードを作ったら、翌日にも答えを見ずに試し、間違えた内容を復習へ戻してください。

ChatGPT単体・Anki取り込み・Memly連携を比較

3つのアプローチは、生成の得意さでは横並びです。差がつくのは保存の手間、復習アルゴリズム、そして既存データの扱いになります。

比較項目ChatGPT単体ChatGPT→Anki(CSV)ChatGPT→Memly(MCP)
カード生成得意得意得意
保存手作業コピペCSV書き出し→取り込み会話から直接保存
復習アルゴリズムなしAnki(既定SM-2/設定でFSRS)FSRS(自動・設定不要)
端末をまたぐ同期会話履歴のみAnkiWeb同期に依存Web/モバイルで同期
更新の手間毎回手作業毎回CSV作業会話で頼むだけ
料金ChatGPTの料金のみPCは無料(iOSアプリのみ有料)無料枠あり/書き込みはPlus・Pro
共有デッキ・既存資産なし膨大な共有デッキ・アドオン限定的(自分のデッキ中心)
オフライン利用不可(要ネット)完結できる(PC)復習はアプリ、保存は要ネット
ChatGPTカードの保存方法3種(会話放置・CSVでAnki取り込み・MCP直接保存)を保存の手間・復習機能・料金・既存資産で比較した表

AnkiをすでにPCで使い、既存のデッキを活かしたいならCSV取り込みが選択肢になります。会話からMemlyへ直接保存したい場合は、接続条件を確認してMCP連携を試します。

Ankiにも、設定でFSRSを使う方法や、第三者製のMCP連携があります。接続方法の違いは「Anki MCPとの違いは?セットアップ不要でClaude連携できる暗記アプリMemly」で手順レベルまで比較しています。

ChatGPTで暗記カードを作るときの注意点と実運用Tips

続かなくなる原因は、たいてい1回に作りすぎたか、保存先を決めていないかのどちらかです。

  • 1回の生成枚数は10〜20枚を目安に: 一度に大量生成すると確認が雑になり、誤りを見逃しやすいです。教材を区切って小分けに作ります。
  • デッキ命名規則を決める: 「英語/長文単語」「資格/民法」のように分野で分けておくと、後から復習対象を選びやすくなります。
  • 復習通知を設定する: 必要に応じてアプリ側の通知を使い、復習を始める時間を決めます。
  • 「作って終わり」にしない: 生成内容を確認して保存し、あとで答えを見ずに試します。

よくある質問

ChatGPTだけで暗記カードを管理できますか?

会話の中でカードを作り、確認する使い方はできます。カードごとの復習結果や次回の日付を継続して管理したい場合は、専用アプリへ保存する方法も検討してください。この記事ではCSV取り込みとMCP連携を紹介しています。

すでに会話に表示されているカードを作り直さずに保存できますか?

できます。MCPを接続済みなら「上に出ているカードをこのデッキに保存して」と頼めば既存分もそのまま保存されます。MCPが使えない場合は「上のカードをカンマ区切りCSVで出力して」と頼み、その会話分をまとめてCSVに書き出してから取り込めば、作り直さずに救い出せます。

ChatGPTで作ったカードをAnkiに入れる一番簡単な方法は?

ChatGPTに「各フィールドをダブルクオートで囲んだカンマ区切りCSVで出力して」と頼み、その出力をUTF-8で.csvとして保存し、Ankiの「読み込み」機能でインポートします。区切り文字をカンマに、1列目を表面、2列目を裏面にマッピングすれば完了です。日本語が文字化けする場合は保存時の文字コードがUTF-8になっているかを確認してください。

カードを毎回コピペせずに保存する方法はありますか?

あります。MemlyのMCP連携を使うと、ChatGPTやClaudeで作ったカードを会話からそのままMemlyのデッキへ直接保存できます。接続はリモートMCPのURLを1つ入力してOAuth認証するだけ。以降はコピペもCSV書き出しも要りません。

ChatGPTの無料プランでも暗記カードは作れますか?

利用できる入力形式や上限は、ChatGPT側のプラン・設定を確認してください。教材から文章としてカードを作ることと、MCP経由で外部アプリに保存することは別の操作です。接続できない場合でも、生成した内容をCSVとして保存する方法があります。

AI単語帳とAnkiのような従来アプリは何が違いますか?

最大の違いはカード作成の自動化と、設定の手間です。AI単語帳は教材から自動でカードを生成できます。復習アルゴリズムについては、Ankiも現在は設定でFSRSを利用でき(既定はSM-2)、性能差は以前ほど大きくありません。Memlyの差別化はアルゴリズムの新しさにはありません。AIクライアントからの直接保存、ゼロ設定、Web/モバイル同期の3点です。アルゴリズムそのものの比較は「FSRSとSM-2のアルゴリズム比較」で詳しく扱っています。

まとめ:ChatGPTのカードを、忘れない知識に変える

ChatGPTで下書きを作り、教材と照合してから、普段使う保存先へ移します。生成、確認、保存、復習を分けると、どこまで終わったかを見失いにくくなります。

まずは5枚だけで試してください。すでにAnkiを使っていればCSV取り込みへ、AIから直接Memlyへ保存したい場合はMemlyのMCP接続ガイド(URLを1行つなぐだけ)へ進みます。設定が難しい日は、先にCSVとして保存しておいても構いません。

まずは無料でMemlyを試してみましょう。Memlyのアカウントを無料で作ると、支払い登録なしでカード作成から復習まで一通り試せます。なお、MCP経由でカードを直接保存(書き込み)するのはPlus/Pro向けの機能で、無料のTrialではMCPからのカード参照までとなります。

AIによる暗記支援の全体像をもう少し知りたい人は、関連記事「AIによる暗記支援とは?仕組み・効果・おすすめツールを徹底解説」もあわせて読んでください。

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橘 恒一
橘 恒一
Memly CMO

Memly CMO。日本および海外市場でEdTech・B2Cサブスクリプションの成長を担当。プロダクトローカライゼーション、クリエイターマーケティング、ユーザー定着施策を専門としています。

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